犯罪者 クリミナル 下

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.19
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本棚登録 : 549
感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102961

感想・レビュー・書評

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  • こんなに面白い話を書く人なのに、それ程知名度が無いのはなぜ?私が知らなかっただけ?
    とにかくストーリーが凝っていて、最後までハラハラドキドキの連続だった。他の作品も是非読んでみたい

  • 滝川に見つかるだけなのに、読んでる僕が、恐怖を感じてしまう。見事に描かれている。面白いかった。ただ、ちょっと、描き過ぎではと思うところも。

  • 久しぶりに面白い本に出会った!と夢中で読み終えた。全て現実にありそうな恐ろしい話。実写化も良さそうな雰囲気だけどしてないようで。
    ラストもこれはこれでアリだと思うけど、やっぱり全部まるっと解決してほしい気持ちがある。そしてもう一つ悲しいのは可哀想な人が多過ぎること。
    でもとても面白くて素晴らしい作品だった。

  • 傑作です

  • いくつもの物語が丁寧な描写で展開していく。下巻はさらに一気読み。通り魔殺人や政治家の不祥事など様々なテーマを根底に正義を問うサスペンス。本当に面白かった。

  • 先が気になり、興味深く読めました。ただ、そのわりになかなか読み進められなかったのは、文章が私に合わなかったのかなぁ^^; 終わり方がスッキリとは行かなかったのが残念。事の大きい小さいはあっても、こういう事って現実社会にも少なからずあるのではないかと思うと怖いです。

  • 久々に本当に読み応えもある小説で、本作がデビュー作とは信じられないほどの重厚さ、社会性、余韻もある作品でした。次作の「幻夏」もすぐに読みたくなりました。

  • 通り魔事件で唯一の生き残り修二が、どう事件と関わり、どこへ行きつくのか。 最初のほうはこちらが気になり読んでいたものの、途中から背後には企業の不正など話が見えずらくなり、またまた謎が重なる感じ。

    事件そのものの話もよくできていて早くこちらも真相に近づきたいと本を読むペースがいつも以上に早くなった。

    なによりもよかったのは、修二、刑事の相馬、ジャーナリスト鑓水の三人の関係。 いずれもが組織の中ではやっていけない、一匹狼的な要素の面々。 それなのに、この事件を前にみせるチームワーク。 一見バラバラ、粗削り。  年齢も経験値も違いながら、思慮深く、それでいて捨て身で、イチかバチか的な感じも読んでいてわくわくする。

    最後のほうに通り魔事件被害者の遺族の言葉が出てくるあたりがちょっとなんとも感傷的な気持ちになりました。

    人の一生がちょっとしたところで、大きく変わる、なくなるという、当たり前ながら日々の暮らしの大切さを思う。 ペテン師とか相馬に言われるけど修二の前向きな感じよかったです。

  • すごく読みやすくて一気に読めた。
    映像化してほしい!!

  • オーディブルで。
    俳優さんの声がよかった。
    読み応えがありました。
    最後の方にもう一波乱あるのかな?とおもったけど、そうでもなくて、肩すかし。
    ヤリミズは北村一輝のイメージ。

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著者プロフィール

香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

「2020年 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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