- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102961
感想・レビュー・書評
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上下巻で800ページ強のボリュームどおり、骨太なストーリーでした。エピローグも結構しっかりあって、後日のことは読者任せ…的なのではなくて良かった。全てをひっくり返すことはできなくとも、救いのある終わり方で良かった。
フロリダキーズの話が気になったけど、12モンキーズかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイタスフーズからお金を取ろうとした真崎は殺され、彼に関わったホテル従業員も爆死、このまま誰一人救いのない結末なのかと思ったけど、鑓水の計画をみんなで遂行することに…畳み掛ける展開、読んでいてハラハラした。全てのみんなが幸せになるような完全なハッピーエンドとはいかなかったけど、生きていくって、そんなに計画通りにいかないもの、そこもよかった。
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終盤は、どこまでが予定・想定どおりなのか、どこからが予想外の展開に対応してるのか考えながら読んだ。これがサスペンスの醍醐味か。細かいところは疑問があったりするが、テレビ的、映画的な展開で楽しめた。
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本当の悪(政治家、大手企業)が罰せられない不完全な勧善懲悪に少しがっかり。
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2017/1/21 正月を挟んで少し忘れ気味。ドラマになりそうな展開。★4
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3人の、ほんの数時間で培ったお互いへの信頼感が強くて熱くて泣きたくなりました。こんなに考えてこんなに完璧に思える作戦を、そのまま行わせてはくれない敵の強さは苦しくなるほどでした。それぞれの思惑に沿って綿密に組み上げられたストーリーは本当によくできていると思います。沢山の事が詰まっていて、全てがご都合主義にまとまらないところが逆にいろいろなことを考えさせられました。似たようなことは現実にも起こっているのでしょう。闘いはニュースになったその瞬間だけではないという当たり前のことを忘れてはいけないと感じました。
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久々に夢中になって読んだ。
巨大企業の隠蔽ってありそうだなーー。
ラストはすべて丸く収まらないところが現実っぽくていいのかも。 -
波瀾に満ちた緊迫の展開がノンストップで続く。軽妙な会話も心地よい。多彩な登場人物が幾多の苦難に立ち向かう原動力は、子や友への揺るぎない気持ちだろう。エピローグも厚く描かれ、胸に引っかかっていた謎の破片が全て解消され、会心の読後感に包まれた。