犯罪者 クリミナル (上)

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感想 : 106
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  • 本 ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102978

作品紹介・あらすじ

白昼の駅前広場で多くの犠牲者を出した通り魔事件。その裏には社会を揺るがす恐るべき陰謀があった。ただひとり生き残った青年が、刑事と売文家の助けを借り、暗殺者に追われる逃亡生活の中、真相を追う。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと読みたいと思っていたシリーズ
    やっと手にしました!


    うん、分厚い!
    そしてそれが上、下あるわけで
    ワクワクします(*'▽'*)




    駅前の広場で起きた通り魔事件
    この事件の裏には恐るべき真実が!!




    まずはどんどん増える登場人物と、
    視点の入れ替わりの多さから
    全体像を掴むのに時間がかかりました。



    でも読み進めると面白い!!

    面白い〜!!



    パズルのピースがはまっていき
    だんだん真相が見えてくる様に
    読む手が止まりません




    それにしてもどの問題も闇が深い、、、
    深すぎて、、、
    いったいこの事件、どうやって終わるのか




    ハラハラしながら下巻へいきます!!

    • かなさん
      この作品、面白かったですよね♪
      ホント、文書量を感じさせないほどに
      引き込まれる作品でした(*'▽')
      下巻も、その後の「幻夏」も
      ...
      この作品、面白かったですよね♪
      ホント、文書量を感じさせないほどに
      引き込まれる作品でした(*'▽')
      下巻も、その後の「幻夏」も
      「天上の葦」まで一気に楽しんじゃってください♪
      2025/02/17
    • どんぐりさん
      シンタロウさん

      本当に凄いです!
      あれもこれも読みたいです!
      シンタロウさん

      本当に凄いです!
      あれもこれも読みたいです!
      2025/02/18
    • どんぐりさん
      かなさん

      一気にいきたいです!!
      が、予約本が届いてしまって
      一気に読んで返却間に合うか葛藤してます笑
      かなさん

      一気にいきたいです!!
      が、予約本が届いてしまって
      一気に読んで返却間に合うか葛藤してます笑
      2025/02/18
  • アイア〜ムゴッ〜チャアア〜♪
    このふ〜はいした〜♪
    せかいにお〜とさ〜れた〜あ〜あ〜あ〜♪

    猛省を促したい

    太田愛さんの『天上の葦』を読んだのが2022年の2月です
    めちゃくちゃに面白かったわけですね
    ★5じゃ足りない評価でした
    鑓水、相馬、修司の物語の3作目です『天上の葦』
    その1作目が今作『犯罪者』なわけです

    3作目を読んでめちゃくちゃ面白かったのに1作目を読んでいない状態が約2年続いたわけですよね

    で、今回やっと『犯罪者(上)』を読んだわけですよね

    爆烈に面白いじゃないか!

    なんだこの無駄な2年の空白

    だいたいがわい『トリック』(ちょっとだけ太田愛さん脚本)大好きだからね!
    『トリック』のDVD未開封で揃えてたし!(実家に置いておいたら捨てられちゃったけど)
    鬼束ちひろのベストも持ってるし!

    そのわいにこの2年間誰も強く『犯罪者』を読めってすすめてくれんかったのか!
    こんなに面白いのに!

    もう連帯責任です

    本来なら心からの謝罪を要求するところですが、今回はわいもすぐに下巻読み始めるんで時間ないから見逃します

    二度目はないからな!

    (ひどいレビューだ!w)

    • ひまわりめろんさん
      ミーワルクナイデース
      ハンザイシャヨンデマヘンデイワナカタイチQガワルイデース
      ミーワルクナイデース
      ハンザイシャヨンデマヘンデイワナカタイチQガワルイデース
      2024/01/17
    • 1Q84O1さん
      読みづらいわ!(# ゚Д゚)
      読みづらいわ!(# ゚Д゚)
      2024/01/17
    • ゆーき本さん
      わたしは『幻夏』が1番好きだーーーー
      わたしは『幻夏』が1番好きだーーーー
      2024/01/18
  • 太田愛さんの未明の砦が面白かったので、こちらも読んでみました。そしてやっぱりとっても面白いです。(まだ上巻しか読めてませんが)

    駅前広場でそれぞれ人待ちをしていた5人がある日突然殺される。その中の1人修司だけなんとか一命を取り留める。何故このような惨殺な事件に巻き込まれたのか真相を探し出すことになる。

    1人生き残った修司に見知らぬ人が「あと10日生き延びてくれ」、と言葉を残して立ち去る。一体その理由は。4月4日までに何が起こるのか...。修司は何度も殺されそうになる。ハラハラドキドキが止まらない。そして謎がとっても気になる。取り巻く人たちも皆個性的でキャラが立っている。建設作業員の修司、刑事の相馬さん、相馬の友人で元テレビマンのフリーライター鑓水さん。それから真崎はいい人なのか、悪い人なのか...下巻へ持ち越しです。

    一方、未明の砦もそうだったが、小説の中に出てくる社会構造への描写にも強く惹かれます。普段目にすることのない、知られざる社会の裏側を垣間見せてくれる作品です。廃棄物処理業者と大手企業のやり取りにはびっくりしました。実際にこんなことがあるのか....確かに新商品が次々に出る中、廃棄処理場がそんなに多いとは思えないなぁ。

    また話は殺人事件から、ベビーフードを製造する企業の隠蔽工作へと進む。消費者が安心して摂取していた商品に異物が混入し、その情報がなかなか公にされない...これは最近の機能性食品事件を彷彿とさせる内容でした...。

    下巻がどのように展開し、どう決着するのか非常に楽しみです!

    • かなさん
      ペコさん、おはようございます。
      早速読んでくださって嬉しいです(・∀・)
      読み応えありましたでしょう?
      下巻も一気読みですよ、きっと♪...
      ペコさん、おはようございます。
      早速読んでくださって嬉しいです(・∀・)
      読み応えありましたでしょう?
      下巻も一気読みですよ、きっと♪
      楽しんでくださいね♡
      2025/01/20
    • ペコさん
      かなさん(^^)おはようございます♪そうです、早速読ませていただきましたよ。かなさんのお勧め本♪本当に面白いです。下巻も楽しみです。一気読み...
      かなさん(^^)おはようございます♪そうです、早速読ませていただきましたよ。かなさんのお勧め本♪本当に面白いです。下巻も楽しみです。一気読み間違いなしですね。ありがとうございます♪
      2025/01/20
  • 白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。
    犯人は逮捕されたが、ただひとり助かった青年・修司は
    搬送先の病院で奇妙な男から「逃げろ。あと10日生き延びれば助かる」と警告される。
    その直後、謎の暗殺者に襲撃される修司。
    なぜ自分は10日以内に殺されなければならないのか。
    はみだし刑事・相馬によって命を救われた修司は、
    相馬の友人で博覧強記の男・鑓水と3人で、暗殺者に追われながら事件の真相を追う…。


    『幻夏』を読んでとても感動した。素晴らしいと思った。
    修司・相馬・鑓水…三人の出会い・繋がりが見えて良かった。
    修司が巻き込まれた事件が気になっていましたが、
    こんなに大きな事件・大変な事件だったとは…。

    冒頭から白昼の長閑な駅前広場で修司を含めた5人の人間が襲われる
    通り魔事件が発生する衝撃のシーンで始まった。
    唯一の生存者である修司はその後も謎の暗殺者に襲撃される。
    自分を曲げる事が出来ず警察内で外れてしまっている相馬。
    その古い友人である鑓水。
    その3人の視点と。
    自分の会社のサンプルで乳幼児とその親に一生負い続けなければいけない
    傷を負わせてしまった事に気付いてしまった大企業の社員中迫。
    その友人である真崎。
    大企業の重役たちや大物政治家やその秘書。
    沢山の人々の視点が交錯しながら描かれている。

    読み手には事件の繋がりなどは結構早くに明かされているのですが、
    それでもどうなっていくのか…ハラハラドキドキは止まりませんでした。
    結構なボリュームで小さな文字…読むのに時間が掛かりましたが、
    まさに読むのをやめられない頁を捲る手が止まらない本でした。
    同じボリュームの下巻が待っています。
    大企業の隠蔽体質や政界との癒着。
    自分の価値観に背き組織に迎合できない男達の闘い。
    読むのがとっても楽しみです(*Ü*)*.¸¸♪

  • 小説家のデビュー作とは思えないほどの面白さ。
    ただの無差別な通り魔事件と思わせといてからの、謎だらけの展開にドキドキしながら読了。
    下巻を早く読まなくては!

  • 満開の桜の下、5名の死傷者を出した通り魔事件。それが終わりの始まりだった…
    圧倒的な情報量。たくさんの小さなピースが少しずつはまってきた所。下巻を読むのが楽しみ。

  • 主要キャラみんなかっこいい!!
    読むのにとても時間がかかりましたが、それでも読むのをやめられない作品でした。
    白昼の駅前での通り魔殺人事件、乳児を襲った奇病・メルトフェイス症候群。点と点を線で結びつけるお話の展開にドキドキが止まりません。
    上巻は真実が明らかになっていく過程に惹き込まれます。
    でも、万一こんなことが現実に起きたら…とヒヤッとしました。
    「未明の砦」で太田愛さんの虜になった私。yyさんが「犯罪者」→「幻夏」→「天上の葦」の順だと教えてくださったので、順番に読んでいきます!

  • これ、面白い!
    Jミスで太田愛さんの短編を読んで、心に残ったのでこの作品を読んでみたけれど、いや、想像以上の濃厚さ。面白さ。
    結構分厚い本だけど、のめり込まずにいられない。下手な映像作品なんかよりずっとずっと映像的な展開。
    下巻が楽しみで仕方がない。

  • 太田愛さんの小説家としての第一作目だそうな
    そうとは知らずシリーズ二作目の「幻夏」から読んでしまったが、あまりのおもしろさに、やはりここからスタートしようと手に取った

    満開の桜の下、白昼の駅前広場、五名死傷者を出した通り魔事件、話はここからスタートする
    薬物中毒と見られる犯人は、まもなく逮捕されるが、それで解決するわけがない

    ここからの展開がすごい
    まるでジェットコースターでじわじわ高所に運び上げられ、急降下に悲鳴を上げて度肝を抜かれて・・・
    しかし、これで終わらない

    まるで芋づるのように、事件は洞窟の暗闇を奥へ奥へと入っていく

    企業と政治家の癒着、
    離乳幼児に襲いかかる奇怪な病気
    それに対する世間の無関心と偏見、
    産業廃棄物の不法投棄問題と裏事情
    容赦なく現代社会の問題を暴き、突きつける

    ついこの間までニュースを賑わせていた何とか製薬のサプリを思い出した
    「メルトフェイス症候群」あまりの恐ろしさに、ネットで調べたら、架空の病気だそうな
    ああ、よかったとひとまず胸を撫で下ろした

    五名の死傷者のうちのたった一人の生存者繁藤修司の命を狙う目出し帽の男
    まるで自分も目出し帽の男にどこからか見張られているような恐怖感に襲われた

    このシリーズの主人公である鑓水、相馬、修司がどんなふうに出会ったのかやっと分かった
    また、彼らの人となりや組織からはみ出してしまった経緯や彼ら三人がなぜ馬が合うのかも

    「4月4日までは生きてくれ」
    問題の4月4日が刻一刻と近づいている
    事件はどこに向かおうとしているのか
    どういうふうに決着するのか

    下巻へ

  • それから それから 続きが気になる! 下巻へ

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著者プロフィール

香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

「2020年 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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