モナミは宇宙を終わらせる? We are not alone! (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年2月28日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041103012
作品紹介・あらすじ
真野モナミ、武蔵虹北高校2年生。『ミス武蔵虹北』。本人は"武蔵虹北高校一の美少女"と勘違いしているが、本当は、"武蔵虹北高校一、ミスが多いドジっ娘"だ。そのモナミが突然なにものかに襲われ、救いにあらわれた転校生・丸男が言い放った。「シンクロがおきた。人類絶滅の危機だ」シンクロとは、身近におきたことが世界の大事件になってしまうこと。「地球外生命体が地球侵略をもくろみ、人類を絶滅させようとしている」丸男の信じられない言葉は、実際に起こった事件で証明される。おかしな二人は、人類滅亡の危機を阻止することができるのか…?最後まで楽しく笑わせてくれる学園サスペンス&ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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「モナミは地球を終わらせる」の続編。
それを読んでからずいぶん経ってしまっていたので、登場人物の把握にちょっと時間がたってしまったけれど、主人公のモナミだけはとにかく空前絶後の“壊し屋”と認識していたので、追いつくは容易だった。
モナミが事を起こすとシンクロして世界、今回は宇宙規模で壊れるという
分りやすいんだか分りにくいんだか・・・でもまあ、ヤングアダルト向け、中学生とかに楽しんで読んでいただきたい。
高学年から中学生に人気のはやみねかおるさん。
この方の文章の面白さを再認識しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
モナミのドジっぷりが相変わらず凄すぎ…(笑)
本人には自覚ないし、もはやミスとかドジを通り越して災害レベル。
前作であんなに頑張ったのにヒドイ噂ながされるなんて、丸男…つくづく不憫な子(笑)
永遠さんは最強だなぁ。先生達が口出し出来なくても仕方ない。
というか、永遠さんに太刀打ち出来る人なんていないんじゃ。
せっかく再就職して活躍したのに、ナル造…あんたも不憫な子(笑)
このシリーズは傍若無人な女子達に振り回され虐げられる男子達の話ってことでいいんだろうか…? -
・このシリーズ、思わず声を出して笑いかけることがある。「スレイヤーズ・すぺしゃる」以来かもしれない。あまりにもしょーもなくて気楽に読めていい。人生のプラスにはほぼならないと思うがあれこれ悩むのがバカらしくなる可能性はある。
・いつものようにアレがコウして存続の危機にある演劇部の大道具を壊してしまったモナミンは演劇部に入部させられることになった。ああ無謀。
▼モナミンについての簡単なメモ(一巻から累積)
【暗殺臣/あさっしん】暗殺者集団。モナミを殺そうとしている。
【天野涼/あまの・りょう】演劇部副部長。黒縁眼鏡。
【安藤良介】成績優秀、野球部主将で三年で生徒会長もやってるモデルもできそうなイケメンでファン多し。モナミもその一人でほぼストーカー。学校に不信感を抱いている。
【アラビアータ】敵性異星人的な存在。侵略ゲームみたいなもんで一部の異星人の娯楽的なものらしい。侵略そのものに特に意味はない。名前はモナミが付けた。
【石田】ラグビー同好会会長。
【インターリ】ロシア人。インターポールでナル造の上司。
【侵略者(インベーダー)がやってきた! Hey!、Hey!、Hey!】永遠さんもモナミも観ているテレビ番組。
【江藤徳児/えとう・とくじ】演劇部部員。一年のときモナミとおなじクラスだったのでその恐ろしいまでの不器用さが身に染みている。《真野は、高校生というよりシロアリです》p.23。
【小川健司】いつもジャージで身体も小山のように大きくどう見ても体育会系だが音楽教師で園芸部顧問。緑が満ち満ちた学校にしようと奮闘努力している。過激な環境保全活動している連中とシンクロしている?
【神田川永遠/かんだがわ・とわ】三年。入学二ヶ月で科学部の部長になった。別名「マッドサイエンティスト永遠」。ヒマツブシに反陽子爆弾でもつくろうかと思う人。興味をひかれなければすぐそばで殺人が起ころうとしていても無視できる人。生まれてから一度も切ったことがないと言われている長い黒髪と白衣をなびかせながら今日も刺激を求めている危険人物。
【桐野瑠菜】→ルナ
【黒岩】生徒指導の教師。
【権田原大造】→ナル造
【柴座一/しば・ざいち】演劇部部員。小柄。マリオネットを連れている。
【斜天の一族】丸井丸男が属す集団。忍者ではないが忍者的な何か。
【白川】図書委員。
【シンクロ】武蔵虹北高校で起こったできごとはさらにたいそうなできごととなって世界を危機におとしいれる。学校が原因なのかモナミが原因なのか? たぶん後者だろうけど。
【高木小鳩】演劇部部員。一年生。大柄でボーイッシュで気弱そう。
【地球防衛軍】「宇宙を終わらせる」で結成された。最高司令官と総参謀長と各種武器開発主任を永遠さんが兼ね、雑役Aが丸男で雑役Bがモナミ。
【月影彪子/つきかげ・ひょうこ】演劇部部長。見た目地味で特徴がないが舞台に立つとすごい天賦の才を持つ女優。
【ニャア】真野家の猫。
【ナル造】モナミのクラスメート。本名権田原大造。「Mic」と呼んでもらいたがっている。ナルシストなところが残念なイケメン。じつは暗殺臣の暗殺者だったが抜けて「宇宙を終わらせる」ではインターポールの捜査員になっている。
【バウ】真野家の犬。
【的場】サッカー部部長。
【真野香苗】モナミの母。関西人。
【真野恭太郎】モナミの父。江戸っ子。役所勤務。
【真野智希/まの・ともき】モナミの弟。中学一年生。しょーもない姉に日々メーワクをかけられているが、ほぼ諦めの境地。
【真野萌奈美/まの・もなみ】→モナミ
【マリオ】とある異星人。関西弁で話す。美食グルメツアーで地球に来たがちょっとしたトラブルで6500万年ほど滞在している。ティラノサウルスの肉は臭いがトリケラトプスは美味しかったらしい。地球人もターゲットの中に入ってる。名前はモナミが付けた。
【丸井丸男】モナミを守ろうとしている美少年。忍者的な能力を持つとある一族の一員。シスコン。
【丸井丸美】丸男の妹。先見の能力がある。口がきけない。兄にはかなり厳しい。
【武蔵虹北高校】なぜか世界情勢と学校内の情勢がシンクロしている高校。
【モナミ】主人公。武蔵虹北高校二年。ごく普通の女子高生。ただちょっとその行動が世界を滅ぼすか救うかするのと、恐ろしいまでのドジさと、大食らい属性を持つくらい。頭突きでバスをパンクさせ、参加した部活動は壊滅、何かするたびに多大な被害をもたらす。町内では「さすらいの食いしん坊」と呼ばれているが痩せぎみ。学校では「ミス武蔵虹北」と呼ばれるがミステイクのミス。「モナミン」とも呼ばれる。性別が男だったら友蔵という名前になった予定。
【ルナ】ストレートの黒髪に抜群のルックスとプロポーションだが四角四面のお堅い性格で彼氏はいない。丸井丸男に一目惚れしたもよう。モナミに優しく、尋常でない食欲を満たしてやるため日々弁当を作ってきてくれる。
【笑い仮面】「宇宙を終わらせる」でモナミを殺そうとする敵。丸男より強い。 -
「モナミは世界を終わらせる?」に続く第2弾。今度は演劇部がらみでモナミが巻き起こす大爆笑学園コメディー。腹筋がいたくなるほど笑える本。
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あいかわらずカスヤナガトさんのイラストはかわいい。軽妙な会話が心地よい。教室での紙玉のリレーは笑う。フルーツ牛乳製造中止のニュースを先日見たばかりのこのタイミングでの「湯上がりフルーツ牛乳サービス」の話題。また一つ時代が進んでしまったのを感じた。夜の校舎の窓ガラスを割って盗んだバイクで走り出すのも二昔前。
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今回は宇宙人を巻き込んでのシンクロ現象。このシリーズ、面白いけれど、今一つ好きになれないのは、シンクロがわかりにくいからかと思っていたけど、よく考えると、主要な登場人物たちが可哀そうだからかも。まぁ、モナミは自分の不幸に気づいていないような気もするけど。丸男とかナル造とか名付けの時点で不幸な星のもとにいると思う。
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シリーズ2作目。
SF。ファンタジー。コメディー。
神田川永遠さんが暴走してる…。
物語よりも永遠さんが気になりました。 -
生命体が宇宙進出を果たすためには、肉体を捨て去らないといけないのか。
それはそれでなんだか寂しいよ。
立ちはだかるアインシュタインの壁ね。
旧校舎を完璧に修理したら、オゾンホール全部なくなるのかな。 -
展開も早く、サクサク読める。中身なし
著者プロフィール
はやみねかおるの作品





