砂糖をやめればうつにならない (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103128

作品紹介・あらすじ

清涼飲料水やコーヒーを頻繁に飲んでいませんか。甘いものをやめて健康回復。

感想・レビュー・書評

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  • 去年から体調がすこぶる悪く、倦怠感やイライラ、不安感を感じるなど、精神的にかなりまいっていました。
    最初は、「自分も30歳を過ぎたから、少し老いたのかな」って思っていましたが、症状は、どんどん悪くなっていきました。
    特に恒常的な不安感を持つようになり、数ヶ月の間うつ状態でした。

    そこで私は、生活の見直しをしました。
    それまでの私の「摂取生活」ですが、かなりお恥ずかしいですが、
    ①タバコは(ニコチン)日常吸う、
    ②コーヒー(カフェイン)は日に3杯、
    ③お酒(アルコール)も好きで、夜に部屋で乾杯、
    ④そして、無類の甘党(砂糖好き)、特にチョコレート!
    まさに、これらを過剰摂取するという、カラダによくないものの、4冠王でした。

    まず、タバコをやめました。明らかにカラダに悪いと思っていたからです。
    ただ、悪いとわかって吸っていたので、タチが悪い。今でもたまに吸いたくなります。
    ②コーヒーは、お茶に切り替えました。紅茶やお茶でごまかすようにしました。③
    アルコールも部屋のストックを一切なくし、お酒=外で飲むということを実践しました。
    これで、かなり減るようになりました。

    ①~③を実践することにより、カラダの状態がジョジョに回復していきました。
    この変化は、自分に自信をつけました。今では、
    ジューサーやミキサーを買って、野菜や果物を搾って、ジュースとして飲んでいます。

    そして、問題の④です。これが一番の難関です。なぜなら、自分は砂糖が「問題な食品」とは、考えていなかったからです。
    「砂糖=ご褒美的なモノ」と捉え、少し仕事に疲れたら、パクッとチョコレートをひとかけら、ふたかけら、放り込み
    エネルギー足りないな!っと思ったら、エナジードリンクを飲む、
    ケーキやドーナツなども、週1~2回、で食べていました。

    ① チョコレート 板チョコ半分 チョコ菓子 ケーキ ドーナッツ
    ② 清涼飲料水・エナジードリンク

    毎日のように上記を摂取していました。「これぐらいの量」だったら、大丈夫と思うかもしれませんが、自分の場合、それらをやめることで、「全然違いました」。なぜか、恒常的なイライラ感、不安感が、かなり減少しました。
    自分でも不思議な感覚でした。

    そして、過剰な砂糖摂取は身を滅ぼすんじゃないかという結論にいたりました。
    正直、この著作を、数年前に読んでおけば良かった!と後悔しています。
    そして、それを読めば、自分の症状は、低血糖症の症状だ!とわかりました。

    この著作は、「砂糖の依存性はコカインを凌ぐ!」とか「砂糖はうつを引き起こす」とか書かれていて、かなり過激な内容です。そして、著者曰く「ポイントは砂糖を摂る習慣を捨て、「シュガーフリー」の生活を実践することです。これができるまでは、他のあらゆる努力を重ねても、それほどの実を結ばないでしょう」と言い切っています。

    この過激な発言も、あながち間違いではありません。今の日本の食品CMは、やたら砂糖を間接的に宣伝しているように思います。チョコに清涼飲料水、スナック、、、などなど。自分は小さい頃から、これらのCMを見て、育ち、いつの間にか、砂糖漬けになりました。本当に、人生を、、、というか、健康を損なうこと必須です。私は医療関係者でも、砂糖会社や、それに関係している人たちを憎んでいるわけではなく、過剰摂取は間違いなく、身を滅ぼしますと、自身の経験から述べたいと思い、このような駄文を書かせて頂きました。

  • 砂糖を摂りすぎると血糖をコントロールできなくなり、気分や行動を制御あるいは生起させられなくなるという。

    主張を裏付ける事実が記載されていますが、いつの誰の見いだした事実であるかが分かるといいと思います。

  • 言ってることは納得なのですが、日本ってまだまだ研究データの裏付けを引用しないことが多いのですよね。
    先日ダイエットがどれだけ根拠なしに世の中にまかり通ってるかという本を読んでしまったがゆえに、引用がないのが残念!
    実は再読なのですが体調やメンタルが不調になるときには、砂糖があるんじゃないか?と思い、ちゃんと砂糖抜きしょうと現在努力中なので、この本でモチベーションUPを狙いました。

  • いくつかの本で「白砂糖は危険」と読んだが、理由がわからなかった。この本を読んで理由がわかった気がした。

  • 砂糖の摂取によって引き起こされる低血糖が、気分障害の原因になっていると主張する本。しかも、医師は栄養学の教育を受けていないから低血糖の知識も持ち合わせていないし、また、甘いものを断つだけで治るので製薬会社も事実を積極的に広めていないとのこと。
    要は、旬のものを、まるごと食べるのが一番健康にいいのでは?

  • 砂糖が全ての病院の原因だとわかる。

  • タイトルの通り。
    砂糖が体に悪いのは皆薄々気づいてるかも。それを理屈、事例で納得出来るのがいい。
    砂糖をやめる具体的方法論が欲しいところ。

  • ■ドラッグな砂糖

    A.ネズミを使った実験で、砂糖に依存性があること、しかもその強さは、コカインをも凌ぐことが証明された

    B.砂糖を大量に含んだ甘いものを食べると気分は一時的によくなりますが、後で急激に落ちる

    C.砂糖を分解するのに大量のビタミンB郡やミネラルがしょうひされる

    D.砂糖類の過剰摂取は、インスリンが過剰に放出され、組織を無秩序に成長させ毛穴をふさぐ。
    甘いモノをやめれば、エステやビューティーサロンに行くよりはるかに効果的。

    E.低血糖症の症状は非常に多岐にわたる。(うつ、統合失調症、神経症、片頭痛、アルコール依存・・・)
    この低血糖症から回復するには、砂糖、キャンディー、ケーキ、チョコレート、清涼飲料水など甘いものの摂取をやめねばなりません。

    F.医師は栄養学をまったくしらない。

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著者プロフィール

生田 哲(いくた・さとし)
1955年、北海道に生まれる。薬学博士。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。現在は日本で、生化学、医学、薬学、教育を中心とする執筆活動や講演活動、脳と栄養に関する研究とコンサルティング活動を行う。著書に、『遺伝子のスイッチ』(東洋経済新報社)、『心と体を健康にする腸内細菌と脳の真実』(育鵬社)、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く』(講談社)、『よみがえる脳』(SBクリエイティブ)、『子どもの脳は食べ物で変わる』(PHP研究所)、など多数。

「2023年 『「健康神話」を科学的に検証する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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