無花果とムーン

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.38
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本棚登録 : 1347
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103210

感想・レビュー・書評

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  • えいえんに大好きなひとの死を受け止めるということ。
    あぁ、きゅーんと切ねぇなぁ!

    桜庭一樹作品のなかでいちばん少女漫画ちっくかも。中学女子の夏休みの課題図書的なイメージ。ジョージ朝倉とか好きなひとにはおすすめ!

  • 若い女の子の一人称の語り口が読みづらかった。
    私が好きそうな設定なのに展開が全く私好みじゃなくて面白かった。釈然としないとこも多々あるし。
    真の気持ちを隠したまま突然死んでしまうと心の整理が困難になる。

  • 兄の死と、高3の夏。
    思いの外、泣けた。
    思春期の思い込みの激しさ、女のコたちの微妙な友情。
    秘密。
    疎外感、孤独感。
    家族の均衡のひとつが欠けただけで、滲み出る脆さ。

    突き放されたような、見捨てられたような気持ちに、ものすごく共感できてしまった。

    でも、こういう女のコ、周りは振り回されて大変だよね…勝手に兄貴は、テッパンの長兄を連想笑 あの役も銀行マンだったなー笑


    今、レビュー読んでみたけど、好き嫌い、すっごい分かれる話かもね…たまたま、入り込める気分だったから、いいけど、全然違うときに読んだら入れないのかも?
    キラキラネームな名前とかも気にしないで、お伽話的に読めばよいんだ!と思う…笑

  • 桜庭ワールド!!
    めっちゃ堪能させていただきましたっ!!!

  • 読み終えた小とを忘れてもう一度よんでいたら、あれ、読んだな…ってなって。
    そんな腑に落ちないお話しだったかも。
    トレーラーハウスのあのこ達が少女の頃の逃げ場の象徴みたいで、中学生だった自分と、あの頃の世界を懐かしみながら読みました。

    月がコトっと音をたてて動いた。

    という情景がすき。

  • 月夜、奈落

  • 月夜の悲しみの深さに、こちらまで振り回された気分。
    こんな家族がいたら困るな~。
    月夜の台詞と文章がもっと普通だったらまだ読みやすかったかもしれません。

  • 月夜はまだしも奈落って名前はないだろうと思ってたら、苺苺苺苺苺でイチゴって名前はもうギャグとしか思えないのですが……。
    桜庭さんは何で変な名前ばっかりつけるんですかね。それがシャレてるとか思ってるんならセンス悪いと思うし、インパクト狙ってんならストーリーで出して欲しいと思います。
    なんか登場人物がみんなうざったくてウンザリしました。
    唯一、タイトルが良かったな。桜庭さんの作品は大体タイトルに惹かれて読むことが多いかもです。

  • わたしにとって桜庭一樹は当たり外れがある作家さん。今回はダメでした。

  • 図書館にて。
    ごめん、びっくりするほど面白くなかった。
    「傷跡」の時も思ったけれど、特殊な名前をつけて逃げるの止めようよって感じ。普通、子供に”奈落”って名前は付けないだろう。長男が一郎なのに笑 主人公の”月夜”って名前もその後のストーリーを暗示しているんだろうし、”苺苺苺苺苺”って書いてイチゴと読ませる先輩も(そもそも役所が受け付けてくれないだろう)かわいいからってか?そういうのいらないんだよね。
    奈落が亡くなった理由もわざとらしい。いい歳して、自分が持ってる死ぬかもしれないアレルギーにはもうちょっと気を使うだろう。突然出てきた”密”と”約”も存在感が薄く、どうでもいい感じ。
    そういう突込みどころ満載の初期設定だと、物語がどうにも浮ついて感じられる。それとも内容の薄さを名前でごまかしているのか。面白い作品も書けるはずなのに、腹が立った。こんなんじゃ、次回作も手を出しかねる。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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