009 RE:CYBORG

  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年11月10日発売)
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  • レビュー :17
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103289

作品紹介・あらすじ

物語の舞台は、2013年の現代。ロンドン、モスクワ、ベルリン、ニューヨーク…。大都市の超高層ビルが次々と崩壊するという、同時多発爆破事件が発生。いつ、誰の意志で計画されたかもわからない無差別テロは、世界を不安とパニックへと陥れていた。かつて、世界が危機に陥るたびに、人々を救った9人のサイボーグ戦士がいた。その役目を終え、各々の故国へと帰っていたゼロゼロナンバーサイボーグ達は、生みの親であるギルモア博士からの呼びかけによって、再び集結しようとしていた。一方、ゼロゼロナンバーサイボーグのリーダーである日本人、009こと島村ジョーは、過去の記憶を消し、東京・六本木でひとり、暮らしていた。サイボーグ戦士最後の切り札であるジョーは、ギルモア博士によって約30年間、3年に一度、記憶をリセットされ、高校3年間を繰り返していたのだ。全世界同時多発爆破事件の犯人とは?ヒーロー不在の時代、彼らは、誰がために戦うのか?彼らが立ち向かう、新たな時代の「正義」とは。

009 RE:CYBORGの感想・レビュー・書評

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  • ☆は4つ

    昔、小学生低学年の頃にこの「サイボーグ009」の映画版を、まだ町に数件は残っていた映画館で観た。その時にわたしの人生は大きく変化を遂げた。いや気持ちだけのことなんだけど。そう「俺もいづれ009みたいな正義のサイボーグ戦士になって世界平和のために戦うんだ!」という気持ちに満ち溢れた。

    で、それから40年位上の歳月が流れ、今やゼロゼロナンバーサイボーグ戦士たちの出番は無い・・・らしい。彼らの持っている特殊な能力も2013年現在ではそれ程びっくりするようなものには戦略的はならないらしいし。

    まあ、そういうデテールはこの際どうでもよくて、やっぱ「誰がために戦うサーボーグ戦士」ってことだな。あ、いやちょっとジュンブンガク的な表現になってしまったけど、まあそういう言い回しが似合う作品ですよ。

    で、はい、この本は同名の映画公開の後から書かれたストーリー本でございます。本としての価値はゼロに等しい。だけどわたしにとっては☆が4つになるんです。
    そぉしてもうこの作品は劇場公開は終わったけれど、今夜あたりDVDレンタル屋さんへいそいそと出かけるわたし!になりそうな予感です。 すまんこってす。すごすこ。

  • まず原作に思い入れが無い人には向かない映画。サイボーグ戦士が揃って闘うシーンが少ないという不満な声を多く聞くが、そういう意味で『パトレイバー2』を思い出した。映画の尺を考えストーリーに厚みを持たせようとしたらこのくらいの比率になるのは仕方ないと思う。自分は『パトレイバー2』は大好きな映画だし、この009も満足な内容だった。しかし終盤、戦う相手が抽象的で曖昧なものになったことや、謎の少女など回収されてない問題等、不満がないわけでもない。
    まーでも、003ことフランソワーズがエッロエロだったから全部許す!w

  • 小説版では殆どが本編中の台詞やストーリーをそのまま文字に起こされていますので、正直最初は登場人物の心理描写にもの足りなさを感じていたのですが、終盤に興味深い補完もいくつかありました。
    事件解決をアメリカに任せるのではなく自分たちの手で解決するべきと訴えるジョーを、研究所に呼び戻すシーン。近年他国に判断を委ね、トップとしての責任を放棄してきたギルモア博士が、ジョーの信じる正義を信じようと、それが過去の自分たちがやってきたことだと思い出すこの場面。映画では気づかなかったギルモア博士の感情の変化に胸が熱くなりました。

    他に小説版で新たに補完された情報としては、
    ジェットがかつての仲間と距離を置いて行動する理由。
    ジョーに光線銃を向けた、かたくななギルモアの胸のうち。
    加速装置を使うことで他人と時間を共有できないジョーの孤独。
    トモエの正体。

    またこれは本編でもあったシーンですが、今まで自分たちが守ってきた正義とは何だったのか、サイボーグたちの葛藤の様子がより強調されていたように感じました。この辺りの補完情報が読めて満足です。
    ただ集合絵を見るたびに思うのですがジェットは本編中一度もサイボーグ服着てないし、ピュンマ・グレートに至っては序盤でいなくなるし一度もゼロゼロサイボーグ全員集合してないです…

  • 映画を一度見ただけでは理解できなかった部分、登場人物の内面、葛藤…様々なことが文章で読めたのは良かったです。
    これを読んでもう一度DVDでも見たら更に好きになりそうです。

  • 映画でボンヤリ分からなかった部分がかなりクリアになりました。ストーリーは分かっていても引きこまれる。

  • 映画では分かりづらかった状況や、心情が分かりやすくて良かったです。
    特にトモエの存在に込められた深い意味が、ぐっときました。
    ジョーとフランソワーズの別れの部分の心情描写は思わず涙が出てきました。

  • 映画で分かり辛かったところが文章だと書かれていて、そこはありがたい。

  • 神山健治監督の映画Re:Cybordのノベライズ版。
    映画だけではわかりにくかった内容が詳しく書かれていて、映画の内容を理解する上でとても役に立ちました。映画もぜひ続編を希望!!

  • 映画では分からなかった各キャラの心情や現状を知ることができて、RE:CYBORGのストーリーを補足するという意味でも、1つの小説としてもおもしろくて、個人的にとても満足でした。

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