働く女性が知っておくべきこと グローバル時代を生きるあなたに贈る知恵 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103548

作品紹介・あらすじ

これからの時代を生きるには何を学び、何を知るべきか?もっと早く知っておきたかった!人生を後悔しないためのアドバイス。

感想・レビュー・書評

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  • よく世間で言われているようなことがまとまっている。一方で、それは違うのではと思うところも散見される。参考程度に。

  • 英語ができないと話にならない、というのは身にしみた。現実的に、職場の新卒はみんな英語ができる人。。。これから肩身が狭くならないように、最低限の英語力はつけないと、と思った。
    また、日本人の生徒の勉強時間が、世界的に見て少ないことは知らなかった。勉強しないかわりにテレビやゲームの時間が長いのだそう。

  • これから社会に出ようとしている女子学生がターゲットと思われる書籍だった。
    私が就職活動した時は、バブルが弾けて就職難だったものの、ここまでいろんなことを考えて就職したわけではないため、最近の学生は本当に大変だと思う。

    冒頭の、

    僕はその時二十歳だった。
    それが人生で一番美しい時期とはだれにもいわせない
    「アデン・アラビア」ポール・ニダン

    という言葉は、「花子とアン」で校長先生がよく言う

    Life must be improved.

    という言葉と似ている。
    より良き人生は未来にあると信じて、一人ひとりが努力すれば、社会も変わる。そういうメッセージだと思う。

  • 悩んでいる経済学部女子大生(過去の自分)が読んで、
    何も思い描いていない人にはいいかなと思う一冊。

  • 鬱陶しいヽ(^o^)丿

  • 『女性の品格』で有名な坂東眞理子が、文字通りこれから働く新卒女性に向けて世界経済から現状の雇用情勢まで記述した著書。

    新卒女性ではない自分が読んでも勉強になった。

  • リーマンショック以降、新卒採用は相変わらず厳しい状態。何でも先送りで、そのツケをすべて背負わされる傾向にある若年層。そして、拡がる格差社会。こうした状況のなか、女子学生の間には専業主婦志向が拡がっているともいわれている。
    本書は、キャリアウーマンとして働く叔母と女子大生の姪との対話といった様式をとることによって、現在そして今後予想される日本の雇用状況を踏まえながら、これからまさに社会に出て働こうとしている女子学生が知っておくべき、考えておくべき事柄について、分かりやすく説明し、示唆を与えている。勿論、女子学生だけでなく男子学生も、知っておくべき読んでおくべき内容。
    ただ、現代の日本を象徴的にあらわすキーワードとして、本書至る箇所で「高齢化社会」という用語が使われているが、日本はすでに高齢社会を突き抜け超高齢社会であるのが実態。こうした不用意な用語の扱い方は、ケアレスミスにしてもちょっと残念・・・。

  • 娘の将来のヒントになればと思い読んだ本。
    進路を考えるにあたって、現実の社会の実態を知ることと、その中で娘の中で「こういう方向性に進みたい」という湧き上がる希望を元に考えてあげたいと思った。

    いまや、発展途上国と親世代は認識していた国々の若者が英語力を筆頭にさまざまな学力をつけて、よりよい生活をするためにのしあがってきている。
    そんな彼らのハングリー精神を超えるだけの情熱をもって、仕事や人生に立ち向かっていかないと、たちまち生き残っていけなくなる。

    ただ、悲観するのではなく、私が今娘にしてあげられることは、「幸せな時間は、家に帰ると家族がいて、ここであたたかくくつろげる」という感覚をつけてあげること。。
    誰かと一緒に、お互いに愛情を持って暮らすこと、毎日の何気ない繰り返しの中でいたわりあいながら、体は健康で、心は穏やかに暮らしていけるという感覚を育てること。
    母として、妻として、私のミッションはこれ以上はない。
    娘がこの感覚をどう受け止めるかわからないし、そのように送るべきだと強制するわけではない。娘の人生は娘自身が決めれば良い。
    ただ、もしも娘の方が、ママと同じような生き方をしたい、と思っていても、世の中の方で、女性がそのような暮らし方をするにはそう簡単にはいかなくなっている。
    一つの家庭を経済的に安定させるために、よい男性と幸せな結婚をしつつ、家庭を持ちながらも仕事をしていくという女性に育てるには、どのように日々を送るか、私は毎日それを問われているのだと思う。今は小学生の少女時代、やがて来る圧倒的な現実の前に、ビビらず、立ち向かっていける強さ、そして愛情を持ってともに歩むパートナーを得られるような人間的な魅力をもてる女性に育ってほしい。

    私は同じ女性として専業主婦としての人生を今は送っている。
    ただ、その立場に甘えることない。
    去年、いつでも働けるんだ、という資格を持てた。
    (私の場合は積極的に働きたいというよりも、万が一の時の保険という意識の方が強いように思う。もう少し娘が大きく本当に手が離れたら、また考え直すけれど。)
    今また、自分の将来を助けるかもしれないという思いで、英語の勉強や、読書に時間を取っている。
    そうやって、少しずつ自分を高めて磨いていくことで年齢相応の知的さを身につけた女性になっていきたい。
    広い教養を、身につけるためには、働いていたり学校にいっているだけではなかなか時間が取れない。専業主婦にはそれができる。自分で読めない夫と娘のために勉強して私なりのバイアスはかかるが、それをかみくだきながら話してあげたいと思う。
    いろんな分野に関心を持つこと、古典を学ぶことはまた、この不確実で自分の意思で切り開かないといけない人生の道しるべになるように思う。
    本を読む、自分で考えて自分の言葉に残す、さまざまな経験をする、経験したことで、また新たな感慨をもって、読書していく・・この繰り返しは、地味だけど、それは私の人生そのものだと思う。

  • 小説風。一般的な話。

  • 大学生が主人公だけど、高校生の進路に迷っている人にぴったり。学校でみんなに配ればいいんじゃないかしら。
    世界の動きや、働くこと、就活のことがリンクしてくる。その上でなにをすればいいのか、どう動けばいいのかがなんとなくわかってくる。
    マニュアル世代だから、ひとつの解がほしくなるけど、そうじゃない道が無数に広がっていることがわかる。暗い未来ばかりじゃないのよ!頑張るわよ!
    同質社会の、自分もやればできるけど機会が与えられず嫉妬、だけはやめよう。違うところを称賛しよう。私と同じじゃないことを喜ぼう。

  • うーん、勉強にはなった!でも結構当たり前のことが書かれてあった印象。はっとした言葉は、1人で幸せになれない。情けは人のためならず。ってとこかな。もちろん他にも色々良いことは書いてあったんやけど、やっぱり心に余裕を持って、他人の幸せを心から喜べたり、自分の幸せを分け与えたりできる良い女にならないと!と思った。

  • 日本の雇用や教育の現状を、データも交えながらわかりやすく説明してくれる。
    自分を大切にする生き方は、自分を甘やかすことではない。自分の可能性を磨き、鍛えて、世の中をよくする力をもつことである。

  • 就活を控えた女子大生からの視点と、働く女性(おばちゃん)からの視点で書かれた珍しいタイプの新書。

    とにかく今後はグローバル化だ!というようなことを中心に書かれていた。
    非正規雇用、ワークライフバランス、晩婚化、残業のあり方など、日本のどの会社でも持っている悩みのタネであろう内容だった。

    トリンプの試み(毎日仕事に専念できるよう集中タイムを設ける)は斬新で面白いなと思った。どういう経緯でできたものなのか、詳細が知りたい。調べてみよう。
    仕事に集中するなんて当たり前の話やけど、会議あったりお客さん来たりで意外とできひんもんな~。

    自分を甘やかす生き方でなく、自分を大事にする生き方を!

  • 女性として、いかに世の中に役立てるように働くかだけでなく、家庭を持つこと、子供を持つことの大切さも書かれている。
    いま、自分が選択して歩んでいる道は間違っていないと勇気を与えてくれました。

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著者プロフィール

昭和女子大学学長。1946年富山県生まれ。東京大学卒業。69年、総理府入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事などを経て、98年に女性初の総領事(オーストラリア・ブリスベン)に就任。2001年、内閣府初代男女共同参画局長。04年に昭和女子大学教授となり、07年より現職。320万部を超えるベストセラーとなった『女性の品格』をはじめ、『錆びない生き方』(講談社)、『坂東式ハッピーライフ両立力』(幻冬舎)、『60歳からしておきたいこと』(世界文化社)など著書多数。

「2014年 『ソーシャル・ウーマン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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