かんかん橋を渡ったら

  • 角川書店 (2013年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784041103579

作品紹介・あらすじ

寂れた温泉町・津雲へと続くかんかん橋。菊ばあちゃんの嫁入り、出征、食堂『ののや』の真子達親子の別れ、多くを見送った今、町を容赦ない不況が襲う。それでも生き抜く女たちの、母なる強さと温かい涙の物語。

みんなの感想まとめ

人々の人生を見守ってきた古い橋が、さまざまなドラマを織り成す物語を描いています。作品は、戦争や嫁入りといった歴史的な背景を通じて、登場人物たちの不器用ながらも懸命に生きる姿を温かく映し出します。彼らの...

感想・レビュー・書評

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  • 昔からあるかんかん橋。石でできた古い橋。
    この橋を渡ってきた人々の人生。
    戦争があったり、嫁いできたり苦楽を見てきた橋。
    橋になぞらえて人の生きざまが語られているのが魅力。

  • 登場人物たちの人生にジンときた。
    きっと、側から見ると不器用そうでもフワフワしていそうでも皆懸命に生きてるってことが描かれているからジンときたのかなと思う。

    全ての事情やあれこれが語られるわけではないけど、この人にもきっと色々あるんだろうな〜想像される。

    自分から見る両親の姿と、夫婦としての両親の姿にとてもギャップがあるっていうのは気付きだった。たとえ家族でも、あくまで子供である私から見た側面しかみえないってことで…当たり前なんだけど忘れがちかも。

    津雲にはいろんな人がいて各々のドラマがあるけど、かんかん橋という変わらないものがあることで、なにか繋いでくれるというか、少しの安心を与えてくれるような気がしました。

  • 小さな寂れた田舎町にあるかんかん橋。
    その橋を中心とした連作短編。

    ほっこりした内容だと思いきや意外にもヘビー。
    最後の章にはガツンとやられました。
    淋しすぎる…。
    みんなのこの後が物凄く気になります。
    どうやら続編があるようなので読まなくては。

    やはりこの人の描く野球の話が好きだなぁ。
    『いつかの自分』を信じられる人は強い。
    素敵な言葉。

  • 最後の話で思わず泣いてしまいました。

  • すごく泣いてしまった。特に遠い人とかんかん橋で。真子ちゃんも鮎美も奈央さんも菊ばあちゃんも清蔵さんも珠美さんも恭介も強くて弱くて愛おしい。

  • 寂れた温泉町・津雲へと続くかんかん橋。
    菊ばあちゃんの嫁入り、出征、食堂『ののや』の真子達親子の別れ……、多くを見送った今、町を容赦ない不況が襲う。
    それでも生き抜く女たちの、母なる強さと温かい涙の物語!
    (アマゾンより引用)

    オムニバス形式の短編集。
    野球部の子の話があったけど、あれは誰ともつながってないのかな?

  • 色々自分の人生と重ね合わせる事が多く面白かった。ただ、カンカン橋を巡る多くのエピソードが結局顛末はという感がある。

  • 津雲にある津雲口橋、通称『かんかん橋』をめぐる人たちの物語。全5編。
    食堂ののやを中心に、過去は菊おばあちゃんの話から、現在の街の人たちの人情話。

  • なかなか進まなかったけど
    菊おばぁちゃんの「遠い人」から一気に引き込まれる。
    「遠い人」から先の4編は泣けました。

  • 連作短編6編
    岡山あたりの田舎,津雲町のかんかん橋あたりを舞台に繰り広げられる人間模様.食堂ののやのメニュー野菜炒めが美味しそう.野球少年が出てくるあたりは,あさのさん得意の青春物風.章ごとに少し色合いが変わるのも面白い.

  • 小さな田舎町・津雲、そして町中を流れる川にかかる「かんかん橋」を舞台に、町に暮らす人々のそれぞれの家族との繋がりを短編連作の形で描いた作品。
    物語に登場する人々は、皆どこか幸せとは言い切れない家族の事情を抱えています。ですが、苦しく悲しい過去や、ままならない現実に押しつぶされそうになりながら、それでも自分なりの答えを見つけて生きていく姿がとても格好良く見えます。
    人というのは脆いけれど、同時に強くもなれるのだなあと、しみじみ思いました。家族がそばにいて、当たり前に大切に思い合えることの幸せも。

    読了後も、悲しい気持ちだけでなく、どこか爽やかさを感じる素敵な作品です。出会えて良かったと心から思います。

  • 舞台は津雲という古くは湯治場として栄えた町。そこにある津雲口橋。通称“かんかん橋”。

    車は通ることができないような、なんてことない小さな橋。
    この橋を中心にここを渡る人々の物語。


    かんかん橋を渡って嫁入りしてきた菊ばあちゃん。
    毎日、登下校でかんかん橋を通る女の子、真子。
    かんかん橋が見えるアパートに暮らす幼い夫婦。
    蒸発した父親をこの町で待とうと決めた野球少年。

    戦争の時はバンザイバンザイと送り出した。
    夫と子供を捨ててここを出て行った人もいた。
    若者は都会の生活を夢見てここを出て行く。戻ってこない人もいれば戻ってくる人もいる。

    そういった風景をかんかん橋はずっと見てきたのだなあと思った。

  • 寂れた温泉町にある小さな橋。
    通称かんかん橋を渡る
    世代を超えた物語。
    それぞれもちょっと読みたいってとこで終わる感じが絶妙。

    【図書館・初読・12/25読了】

  • あさのさんの少年・少女の心情の描写が好きです。やるせなさとかもどかしさとか、言葉にできない感情、読んでいて自分もつい感情がこみあげてきます。

  • 津雲にある津雲口橋、通称『かんかん橋』。

    過去と現在がうまい具合に交差する。
    菊おばあちゃんのはなしからもうやばい。

  • 津雲という小さな町にあるかんかん橋を通して、そこで暮らす人たちの物語。
    短編集ではあるが、ののやという食堂に集まるお客さんが絡むので、繋がりを感じながらそれぞれの話を読みすすめられる。
    最後の話は、まさかの悲しい展開だけど心は温かくなる終わり方だ。
    続きが気になる!というような怒涛の展開はないが、ほんわか人の優しさを感じる、ほっとする、というお話。

  • 86続編から読んでしまったわ。短編連作はいつまでたっても慣れません。心あるストーリーでした。

  • 読了できず。。。

  • 32/171

  • H26/10/13

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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