- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041103593
作品紹介・あらすじ
第一次大戦の記憶も新たな首都ロンドン。クールな青年医師デリックは、戦地で傷を負い、検死官として働くように。それ以来、骨董店店主の兄デューイとの、微妙な距離を感じている。-そんな折、女優を目指す美しい女性が殺された。兄弟の不仲に心を痛める、童顔刑事エミールによって事件にひきずり込まれたデューイとデリックは、不本意ながらも協力しつつ、真相に近づいていくが…。
感想・レビュー・書評
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骨董店があんまり絡んでこない事件簿でした。
骨董店を営む兄が探偵役で謎を解くミステリかと思いきや…
この本と並行して本格ミステリを読んでいたせいか、事件も少々物足りず。
あと時代交渉はあってるんでしょうか?
検死の風景などはとても現代的だし、1900年に発見された血液型がこの年で認知されてて、かつ臨床で活用されているとは思えない……
参考文献の明記がない分、どうなのかなという疑問が残りました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名に骨董店とあるが、それほど骨董店がストーリーにからんでこなかったのが残念。
謎解きは主にローウェル兄弟の弟で検死官のデリックと、兄弟の幼馴染で童顔刑事のエミールの活躍で進む。
ミステリーとしては結構よかったけれど、貴族探偵エドワードの方が自由でおもしろかったかも。 -
あららー。少しだけ意外な展開。キャラクターがみんな魅力的。
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推理という意味ではもの足りない感じだけれど、登場人物がみなそれぞれアジアがあって、長い間交流が途絶えていた兄弟が心を通わせ始めたのは何とも素敵なラストでした。
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最後の晩ごはんシリーズから、食べ物要素を抜いて、舞台を外国にした感じですかね。最初はもっと重い感じかなという読み出しでしたが、次第に明るさが出てきて、ストーリーもスッキリ進んでいき、読みやすかったです。
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短編集かと勝手に思っていたのだけれど、
1冊を通してひとつのお話でした。
キャラクターや人間関係が魅力的。
時代やら言葉遣いやらはさらっと流せれば
面白い一冊だったと思う。
なかなか最初の掴みでぐっとくる感じではなかったけれど、
キャラクターに慣れて読み進めると、
兄妹の関係の変化や最後のブローチのエピソードなどで
おおっ と思う感じ。 -
謎よりもキャラ読み、雰囲気重視の小説。
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初読み作家さん。
第一次世界大戦後のイギリスが舞台ですが結構抵抗なく読めました。
自分の犯人推理があってたので満足です。 -
軽く読める、ライトミステリーって感じだった。
骨董店の店主であるデューイよりも弟で検死官のデリックの方が活躍していた。
デューイとケイのやり取りが微笑ましかった。
兄弟の食い違いがなくなって、良かった。
著者プロフィール
椹野道流の作品






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