高校入試 シナリオ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 289
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103630

感想・レビュー・書評

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  • ドラマを見て、同時並行で読みました。
    殺人は起きないけれど、人は死ぬ…さすが湊かなえ。

  • ドラマは見ていなかったのだけれど。そうか、こんなお話だったのか。小説のほうも読んでみたい。

  • 安定の面白さ、湊先生。
    図書館にて借りました。

    ドラマは残念ながら、中途半端にしか観れてないので再放送を願います。

    シナリオ形式でも十分に面白かった。
    ただ、感情移入が最初は難しく人物紹介図がとても役立った(笑)
    小説版も楽しみ。

  • 小説かと思ったらドラマの脚本だった。前半が退屈だったが、途中から事件が次々に起こり、誰が犯人なのかドキドキ、面白くなった。ただ、犯人が明らかになってみると、そんな動機でこんなことするかと思った。また、6~7頁の人物相関図をみながら読まないと誰が誰やらわかりにくい。長澤まさみファンならこの本は良いかも。表紙、巻頭グラビア?、作者とのスペシャル対談に長澤まさみが登場する。

  • 図書館にて。
    湊さんの本は読みやすいので読んでいない本は借りるようにしているが、この本は初めて読むシナリオ。
    確かNHKでドラマやってたような。
    表紙からがっつり長澤まさみでちょっと笑ったがまんまと借りてみた。
    登場人物が結構いてややこしく、巻頭にある人物相関図を見ながらじゃないと読みにくいのはシナリオだからか。
    人間関係のいやらしさというか、どんよりしているのは相変わらずの持ち味でなるほどなと思ったけれど、トリックや動機がちょっと稚拙な気がしたし、こんなに長澤まさみをを前面に押し出しつつ主犯じゃないところも拍子抜け。
    やはり湊作品で「告白」を超えるものはまだないな~。

  • 残念ながらTVドラマを見ていない。
    グランドホテル形式の脚本だけど、ネットのおかげで物語の世界観が広がっている。
    いつも感じるが、作者は人の悪意を掬い取ることが巧みだ。さらに登場する人物には、全員「自分はやれるだけのことはやっている。現状を招いた原因は他人のせいである」というキャラ設定が与えられているように思える。物語が生まれるわけだ。
    で、これはシナリオを読んだだけの感想なので、さっそくドラマを見てみようと思う。
    何せ主演は長澤まさみだもの。作品への印象変わるかな?

  • 脚本だたのでちょっと読みづらかったけど、小説では出来にくい展開で良かったかも_φ(・ω・` )

  • 湊かなえ著『高校入試シナリオ』読了。
    ドラマ見逃していた為10話分を一気に
    楽しめた。小説と違い読み始めは違和感
    があったが、この切り口でも湊作品特有
    の深みにハマッた。殺人事件には発展し
    ないが、それなりに恨みがあるはず。
    毒々しい終末が無いのが少し残念?
    ドラマ的にはきれいなラストだけどね。

  • ドラマは仕事しながら見てたので、この本でよく思い出しながら復習できました。カテゴリを湊かなえとしているくらい、この方の作品は独特でよいです。面白かったです。

  • なんでシナリオなのかなぁ、と思えば、連ドラのシナリオが本になっているのだった。
    まえがきを読んで、湊かなえってもともとは脚本家志望だったのか、と驚く。
    舞台は高校、高校入試の受験日。
    入試をぶっつぶす、という不穏な予告やネットの高校裏サイトに投稿される煽動的な言葉などが入試に対応する教師陣のやり取りの間に挟み込まれ、湊かなえらしい思わせぶりな雰囲気で物語は進む。
    巻末に主要な登場人物を演じた役者たちのコメントが載っており、口を揃えて「連ドラの最初からすべてのシナリオが揃っていたのははじめてだった」とその異色さを語っているのが印象的だった。

著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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