- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041103647
作品紹介・あらすじ
僕は不運のあとの光明をゆっくりと探しているんだ-。突然の死から1年、初の書籍化。『家族ゲーム』『失楽園』など数々の話題作で知られる映画監督・森田芳光の、知られざるエッセイ・小説を発掘。生い立ち、女、酒、街、そして盟友・松田優作への思い-。映像の語り部が文章で表現した人生の機微。
感想・レビュー・書評
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914.6
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昨年末に急逝した映画監督のエッセイ集。前半は映画作品の背景などが楽しい。「キッチン」は透明感、精神の浄化になる場所を求め、函館で撮影。そして相応しい女優が川原亜矢子だった!「失楽園」は横浜に拘った。クイズ番組に出てくる芸能人からキャラを感じ取り、キャストを考える!「悲しい色やねん」ではギャンブルと財テクの違いから、その寂しさ、笑えるところを表現したなど映画監督の深層心理が興味深い。後半は短編小説のようなもの。ポルノ小説張りの短編「紫の関係」だが、ユーモアは楽しめた。
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著者プロフィール
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