勝つ組織 (角川oneテーマ21)

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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103678

感想・レビュー・書評

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  • 発足したての部活で部長になった時、メンバーのモチベーションもバラバラでどうまとめるのがよいか分からず本屋で手に取ったこの本を読み、とても参考になった。

    メンバーに感謝する気持ちを常に持つよう心がけた。

    女性相手だったので、とにかく一人一人とのコミニュケーションを大切に、聞き役になれるように気をつけた。

    メンバーがどう思っていたかは分からないが、自分のメンバーへの愛情は伝わっていたのか、最後まで部活を辞めるメンバーはいなかった。
    みんな目標に向けて努力し試合で勝てるようになっていった。
    この本は、自分の理想のリーダー像にも影響していると思う。

  • なでしこジャパンの佐々木則夫監督と元ジュビロやオリンピック代表を率いた山本昌邦さんの対談形式の本。

    サッカーマネジメントを通して、広くマネジメントもとい、組織についての言及がある。
    始めはもっと、具体的なエピソードが多めなのかと思っていたのだが、具体的な話はあまりなく抽象化されており、ビジネスマンにも共感の持てる内容であった。

    リーダーシップとして、部下への接し方やスランプの人間をどう導くかなど、非常に参考になる内容でよかった。
    ぜひ、手に取って読んでもらいたい1冊。

    ■目次
    第1章 リーダーと組織のあり方
    (重要なのは目標設定、自主性を養う、
    責任を与える絆を深めるコミュニケーション
    山本がみる第1章のポイント―部下の自主性を育む)
    第2章 人材の育て方とチャレンジ精神(問いかけて考えさせる
    スランプの部下をどう導くか
    ミスから何を学ぶか
    さらなる結果のために
    山本がみる第2章のポイント―進歩を讃え向上心を引き出す)
    第3章 ぶれないリーダーであるために
    (モチベーションを上げるリラックスオーラ
    部下の信頼を得るためには
    孤独感と責任
    すべてを見守る勇気
    勝つ組織、勝てるリーダー
    山本がみる第3章のポイント―リーダーは明確な哲学を持つ)

  • 佐々木監督、山本氏による組織のありかた、理想的なリーダーシップについて、対談形式で述べられた本。

    内容は学問をサッカーという実践の場に活用し、その結果について書かれているため、日常に活用しやすいように思う。

    佐々木監督と山本氏の考えるプロセスは異なっているように感じたが、目指すべきところが共通であり、だからこそ説得力に長けていた。

    佐々木監督は非常にポシティブであり、論理的であり、興味深い人物である。今後も佐々木監督が本を出すならば読みたい。

    当著で説かれたリーダー像は、フォロワーと協働で築いていくものであった。

    再読を自身にススめる。

  • 大学の先輩が「私がこれまで読んだリーダーシップ本の中では最高でした。」「特に女性の部下が多い方にはオススメです。」とコメントしていましたが本当にその通りでした。
    一節だけ本文から引用します。
    「ぶれないリーダーとなるためには、三つのポイントを抑える必要があります。
    一つ目は、自分の哲学を持つこと。他人の真似をしているかぎり、ぶれないリーダーにはなれません。
    二つ目は、部下の特徴を分析して、輝かせるための具体的なイメージを描くこと。そうすれば、他者との違いが鮮明になります。自分たちの組織の強みがはっきりしますので、目ざす方向性も定まります。
    三つ目は、部下に感謝の気持ちを持つこと。」
    こんなことが言える監督がいたからこそ男女問わずサッカー日本代表は強くなったんだと思います。
    ビジネスリーダーにとっても非常に有難い1冊です。

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