- 本 ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041103708
作品紹介・あらすじ
人気アイドルグループのメンバー・亜希子は、迫る世代交代に思い悩み、現実から逃げるように大物俳優と不倫を続けている。最愛の妻を亡くしてから写真への情熱を失い、ゴシップカメラマンとして生計を立てる巧はそのスクープを狙っていた。敵対するはずの2人だったが、ある事件を機に思いがけない逃避行が始まり……。
東京・渋谷、午後7時。スクランブル交差点で、世界が変わる。
疾走感に満ちたストーリーで放たれる、愛と再生の物語。
感想・レビュー・書評
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アイドルとパパラッチ。2人の視点から物語が進む構成。登場人物たちが、それぞれのしがらみの中で少しずつ歪んでいて、それでも生きている感じが生々しかった。
作中に出てくる音楽や映画、香水など、ほとんどわからないものばかりで、知っていたらもっと面白く読めるのかもしれないと思った。
他にも花や星座、いろんなモチーフがあって、小説というより文学作品に近いような印象を受けた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シゲの本を久しぶりに読むことに( ・.・ )
ピンクとグレーが発売された当時買ってそれっきりだったので大分間が空いているが( ˊᵕˋ ;)笑
でもとても読みやすくて、気付いたらどんどんページを捲っていきあっという間に読み終わった。
アイドルとパパラッチの話が交互にされているが、とりあえず彼がアイドルだからこそ凄くリアルに感じられるというか、シゲだから書けるお話なんだなと思った(* .ˬ.)撮られる側なのにそんな話も書くのねとしみじみ思った。
謎の戦闘シーンやらカーチェイスにはちょっと笑ってしまったけど笑
最後は2人とも前へ踏み出すことが出来て良かった!
他の作品も読んでみようと思う♩¨̮ -
ものすごく興味があった。
NEWSの加藤くんが書いた小説ってどんなだろう、と。
一冊目が話題になるのは
至極当然のなりゆきだろうけれど
二冊目も出たということは
それなりに期待してもいいんだよねと思った。
・・・くせに、甘くみてました。(苦笑)
アイドルだったり、カメラマンだったり、
それは自分がみている世界を描いているの?とどうしても思ってしまう。
そのせいか現実感が増す。
アイドルでいる気持ち、恋の隠し方、気持ちのよりどころ。
違う場所にいるわたしにも伝わってくる。
わかりあえる人がどこにいるのかはわからない。
見つかってもいなくなってしまうことだってある。
それでもまた出会えるといい。
わかりあえる人がいるかいないかで
日々の穏やかさは確実に変わるんじゃないかと思うのだ。-
>ものすごく興味があった。
いくつかレビューを拝見しました。
ストレートな、感情の書き出しが、魅力的ですね。>ものすごく興味があった。
いくつかレビューを拝見しました。
ストレートな、感情の書き出しが、魅力的ですね。2013/10/07 -
2013/10/14
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加藤シゲアキさんの本の中で一番好きな作品。終盤は本当に感動した。登場人物の孤独さや美しさが耽美的に描かれている。芸能界の裏を見ているようで最初から最後まで本当に楽しめた。
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前作も「意外」と思いましたが、うまいんですよね、文章が。
そしてアイドルであることの強みも活かしている。
知識も豊富だし活かせるものはみな叩き込んでいる感じがします。
構成に「ん?」と思うところはありますが、読まされてしまいます。
どう締めるのかなこの話、と思っていたので締めがちょっと
あっさり駆け足でまとめた感がありますが、それは作者がそう
狙ったのでしょうね。
全体的におしゃれなんだなぁ。若いなぁ。タイトルかっこいいなぁ。
加藤シゲアキそのものという感じだなぁ。ファンではないんだけれども。
今後の作家・加藤シゲアキに更に期待。 -
人から勧められて手にした本。
全体的にいい意味で若い感じ。
発展途上で、著者の次回作に期待してしまうような魅力を感じる作品だった。
前半に比べて、後半の話をもっと重点的に書いてほしかった。
なんだか急展開過ぎて、いい設定の後半がもったいない!
このような話を現役アイドルが書いているっていうのも、なんだか不思議。 -
作家として見るなら面白くない。
芸能人が書いたとして見るなら凄いと思う。 -
面白かった!
最初から最後まで、ノンストップ。2人どうなっちゃうの?ドキドキハラハラ。一気に読み終えてしまいました。
著者プロフィール
加藤シゲアキの作品





