閃光スクランブル

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103708

感想・レビュー・書評

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  • 教育福祉学科 1年

    第一弾 (ピンクとグレー) に引き続き
    とても面白い内容でした。


    資料ID: W0173946
    分類記号: 913.6||Ka 86
    配架場所: 本館1F電動書架C

  • ずいぶん前に図書館で予約していて、やっと手に入った。

    正直何が書きたかったのか分からなかった、というが率直な感想。

    坂木の不倫話や小林マネージャー、アクションの描写よりもリリィと亜希子や柊と巧の関係をもっと掘り下げて欲しかった。
    心理描写もさらっとしすぎてはいないか。
    書いて欲しいところこそ、さらりとしか書かれていなくてもったいないと思う。登場人物を絞って、それぞれの役割を重くする方法もあったのでは。

    そして前作もそうだったけれど、章のタイトルが長すぎて思わせ振りなのが気になった。
    また、邦画を全く見ないわたしからすれば、コア過ぎて違和感をよく感じた。

    とはいえ、早く家に帰って読みたいと感じた本は実に久しぶりで、ここまで惹かれる本を書くのはさすがというか。

    レビューを書くのも久しぶりだし、本当にぐいぐい読めて、3日で読みきった。

    装丁も本当に素晴らしく、自分の作品のように母に自慢してしまった(笑)

    次回作が発表されたらすぐにチェックするだろう。

    今回は前作からの変化が少ないと感じたので、変化が楽しみだ。

    しかし、モールスがモーむすに何度も脳内変換されてしまった(笑)

  • 加藤シゲアキ2作目。
    アイドルなのにここまで書けるのかぁと。
    言葉の選び方とか音楽、映画のチョイスとか。
    内容はラストが少し物足りない気もするけど、収まりは良くて私的には好きですね。

  • アイドルグループNEWSの加藤シゲアキの著書2作目。今作は追うもの“パパラッチ”と追われるもの“人気アイドル”の芸能界もの。追われるものであるアイドルである自身の経験なんかが生かされているのかしら。アイドルが書いたものとしてはまぁまぁの出来。わざと言い回しを難しくしようとしている気はする。前作の方が良かったかな。終盤の畳み方があんまりうまくない。2013/293

  • 人生は後ろには進まん。進んだら大変だ。 「過去のない男」



    音楽に耳を傾けながら行う巧の作業は、丁寧かつ迅速で美しい。



    数回握るようにゆっくり瞬きをしてからコーヒーメーカーをセットし始める。



    「世界の中心は自分じゃない。自分なんかいなくたって世界は平気な顔して回り続ける。だったら、置いてかれてもいいんじゃねーの。俺はそう思うけど」



    「……そうですね。『死ぬように生きてる場合じゃない』です」



    *・*・*・*

    読みやすくてさらさらーって感じ。最後の方がなんかアマチュア。んー。ピングレの方が個人的には好きだけど、読みやすさを求めてこれをかきあげたシゲはやはり、すごい。
    相変わらずラジオとリンクしてておもしろい。新感覚エンターテイメント!

  • 人と違うことがかっこいい、になり得るのも、そこに憧れを見いだしちゃうようなところも、若さの特権だと思う。1作目ほどの衝撃はないけれど、若いからこそ思い描ける世界が広がっていて、それがものすごく眩しい。

  • 図書館にて。
    読みやすくて、雰囲気と色気のある美しい作品だった。
    題名も装丁も好き。
    柊の存在も気が利いていると思う。
    ラストの亜希子のセリフはあんなに直接的じゃなくても良かった気がするけれど、ふっきれた感じが出ていて悪くなかった。
    前作も本作も、ストーリーは珍しいものではないけれど飽きなかった。
    次回作が楽しみ。天は二物を与えるのね、というのはほめすぎ?
    登場人物も魅力的だった。亡くなった奥さんのお父さんの多一郎さんがステキ。

  • 「閃光スクランブル」加藤シゲアキ◆過去にしがみついたままのカメラマン・巧は、女性アイドルの不倫現場を撮ろうと張り込むが、思わぬ展開に…。スピード感はあるから勢い任せでガーッと読めたけど、前作「ピンクとグレー」に比べると広く浅くな感じでちょっと物足りない。次作があるなら期待。

  • NEWSのファンであり、読書好きでもあり、読まずにいられなかった本。

    今まで、こんなにすぐ読み終わった本はないです。
    それはファンだからなのかもしれないし、私が面白かった!と言ったら贔屓になるだろうけど…。

    ピンクとグレーよりもずっと読みやすくて、それに、シゲの思いと、アッキーの思いが重なっていると考えてしまうシーンもあって…
    最後のほうは、そのせいでドキドキしてしまいました。

    この本を読んで、まだアイドルのシゲとNEWSを知らない方にも色々な連鎖が生まれていってほしいです。

    アイドルのシゲも、小説家の加藤先生も応援してます!

  • ありがちだけど面白い!一気に読んでしまった。アイドルが描くアイドル、アッキーが仕事に情熱や夢を持ってるのがいいと思った。

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著者プロフィール

1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続ける。2020年刊行の『オルタネート』で、21年に第164回直木三十五賞候補、第42回吉川英治文学新人賞受賞、第18回本屋大賞第8位、第8回高校生直木賞受賞。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

「2022年 『1と0と加藤シゲアキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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