執着 捜査一課・澤村慶司

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 160
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041103944

作品紹介・あらすじ

県警捜査一課から長浦南署への異動が決まった澤村。その南署にストーカー被害を訴えていた竹山理彩が、出身地の新潟で無惨な焼死体で発見される。時を同じくして、理彩につきまとっていた男も姿をくらましていた。事件を未然に防げなかった警察の失態と、それを嘲笑うかのような大胆な凶行。かきたてられるように新潟へ向かった澤村だったが、今度は理彩の高校の先輩だった男が何者かに襲われる。犯人の狙いは一体なんなのか…。澤村の執念の追跡がはじまる-。

感想・レビュー・書評

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  • 澤村慶司シリーズ第3弾。
    初美さんが澤村のバディーとして存在感のある働きをしてたのが嬉しかった。個人的に。

    前作同様、というか前作以上に犯人の思考回路が全く読めなかった。
    その所為か、今作の筆致は全体的に突き放した描き方だったような気がする。
    ここまで思考の読めない奴ばっかり出てくると読み進むのに苦労するのだが
    意外なことに、橋詰のプロファイリングがだいぶ助けになった。
    橋詰が語る犯人像が、藤巻視点で語られる感情とことごとくリンクする。
    捜査を掻き回すことしかしない橋詰の存在意義はここにあるんだな、と妙に納得。
    澤村に、すなわち読者に犯人像を教示することが橋詰の役割なんだと。

    更に厄介だったのは、味方であるべき捜査一課の中にも
    理解できない行動をとる人物が潜り込んでいた、ということ。
    最終的にはその理由が(是非はともかくとして)明らかになるので
    何考えてるか判んない、とまではいわないけれど。
    行動は澤村と同じに見えても、動き出す動機が全く違う。
    はっきり言って職権乱用である。それはやっちゃいかんだろう。
    今回の話は加害者も被害者もひっくるめて事件に関わる人たちみんな
    ろくでもない奴ばっかりだった。捜査に関わる人も含めて(爆)。

    この事件が解決したところで澤村が所轄に異動となる、という辺りで
    このシリーズもひと区切りなのかな。
    それとも長浦南署の膿を出し切るような話も描かれるのだろうか。

  • う〜ん・・・何か違う。
    この作品には根本的な違和感を感じる。

  • 暴走する刑事。自分の暴走は正当化するけれども、部下の暴走は殴る。潔癖症で完璧主義なストーカー。自分勝手な理屈で殺人を繰り返す。
    表現がくどかった。前作を悔いてばかり。「立派な刑事になる」とは何なのか。過去に囚われて現実を振り回す。
    あまり主人公に肩入れできなかった。

  • 犯人も理解不能だし、刑事も思い込み激しそうだし、被害者もなんだかなあ・・・という感じ。

  • 竹山理彩を焼き殺した藤巻直哉.その捜査に妙な形で加わる澤村慶司.途中で現れるプロファイリング屋の橋詰真之と澤村の会話が面白い.藤巻は石井博道も焼き殺すが、澤村は理彩との関連を突き止める.しかし、藤巻の行動を掴みきれない.3人目の現場で意外な人物が藤巻に銃弾を浴びせるが、テンポよく進むストーリーを楽しめた.

  • 警察ものだけど、これはちょっとね。

  • 丁度、他人への執着を捨てたいと思っていた頃に読んだ本。
    相手も自分も執着しすぎず自由であれたらいいよね。

    最近、刑事もののクールさが好き。一般人として生きている私は彼らから見たら無防備な生き物なんだろうな。

    変人検査官と澤村、犯人の三者三様の心の声がありじっくり読めた。

    想像でしかないけど、もういない理彩はきっと色んな事を考えていた女性だったんだと思う。菩薩に見えても、他者に対してクールな部分がありもしかしたら男や恋愛に重きを置かない生き方をしようとしていたのかも。

  • 澤村シリーズ第3弾。前作までの内容が曖昧で最初はついていけなかったが、犯人と犯人を追う警察の心境がうまく切り替えられていて、途中からは一気読み。しかし、一課を離れた澤村のこのシリーズ続くのだろうか?

  • ・・・・。出だしが強烈で期待して読んだだけにがっかり★
    なんだかなあ。最後になればなるほどグダグダでんなあ。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説などさまざまな題材の小説を発表している。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」などのシリーズのほか、、『虹のふもと』『八月からの手紙』『埋もれた牙』『ネタ元』『Killers』など多数。2014年8月には、『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』が刊行され、本作へと続く人気文庫書下ろしシリーズとなっている。
2018年8月、読売新聞夕刊で「奔る男 小説 金栗四三(かなくり しそう)」を連載開始。

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