- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104095
作品紹介・あらすじ
深川の古道具宇屋「出雲屋」には、百年以上の時を経て妖となったつくもがみたちがたくさん!清次とお紅の息子・十夜は、様々な怪事件に関わりつつも、幼なじみやつくもがみに囲まれて、健やかに成長していく……
感想・レビュー・書評
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「つくもがみ」シリーズの2作目。
江戸時代に妖怪、というお得意のジャンルです。
物が100年たつと、付喪神が憑くという。
損料屋の「出雲屋」という江戸時代のレンタルショップが舞台。
長屋は狭く、火事も多かったため、日用品のレンタルがごく普通のことだったそう。
お紅と清次という血の繋がらない姉弟がやっていた店。
今は二人が結婚して、子供も育っています。
きょうだい同様に仲良く暮らす幼馴染の十夜たち3人。
十夜と市助の二人は、女の子のこりんを守ろうという気持ちもあったり。
子供が主に活躍するので、雰囲気はのんびり、十代向けのような~毒がない感じ。
事件はよく読むと、重いものも含んではいるのですが。
双六のそう六という、つくもがみがあらたに登場。
双六が難しくて上がる人が少ないと不満を言ったり。小さなつくもがみが偉そうな口を利きつつ、ちょこちょこと活躍します。
1作目では、直接は口を利かなかったつくもがみ達。
ふだんは皆ふつうに喋るようになっていて、よその人にばれないように大慌て。
江戸情緒と優しい気分を味わえます☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しゃばけと似てるよね、やっぱり。
清次とお紅が親になって子どもたちが主役のお話になっているので、よりドタバタして危なっかしいけどわくわくするお話になっています。
新しくつくもがみ仲間に加わった双六のそう六によって新たな騒動が持ち込まれて、なんだか切ないものもありましたが、子どもが一生懸命成長していく様子はとてもいとおしいです。
十夜たちのこれからも楽しみです。 -
畠中さんの作品は、独創的でかわいらしくて、読み終わった後いつもほっこりさせて頂けます。
こういう作家が日本にいてくれて、ありがとう!-
「独創的でかわいらしくて」
読みた~い!「しゃばけ」シリーズを、のんびり読んでいて、他の作品は未だ手付かずなのですが、これは何だか良い感じ(...「独創的でかわいらしくて」
読みた~い!「しゃばけ」シリーズを、のんびり読んでいて、他の作品は未だ手付かずなのですが、これは何だか良い感じ(一冊だけみたいだし)。。。2013/08/01
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前作より間が空いており、読み始めはこんな風だったかな?と正直戸惑い中断していましたが、再開したところ、読むことができました。
前作では、清次が、付喪神たちの力を借りて、日常のトラブルを解決していく、そしてお紅との物語だったけれど、今回は、清次とお紅の息子、十夜が、幼馴染たちと付喪神たちの力を借りて、事件を解決する。とはいえ、子供だからか、少々事件に首を出しすぎている気が。前作では少し頼りなかった清次が親になった様子は見違えました。今回は、「親と子」が隠れたテーマだったのかな。 -
つくもがみ2冊目。
あいかわらず道具たちがかわいいですな。
小さいのにエラそう。エラそうなのにかわいい。
反則です。
人間サイドは、子どもたちに主人公がバトンタッチ。
清次が立派な親になっちゃって・・・ほろり。
この子たちもいつかは大人になるんだよなぁ。
少年少女が一緒に駆け回っていられる期間はほんのわずか。
男女平等の現代には分からない感覚ですよね。
いろいろなことを知り、乗り越えた十夜よ、良い漢になれよー。 -
前作の「〜、貸します」では姉妹だったお紅と清次に十一才にもなる子が!
食いしん坊でおしゃべり好きで、われはえらい褒めておくれと胸を張る付喪神…鳴家とキャラかぶりすぎ(笑)
捨て子に始まり捨て子に終わる。おあとがよろしいようで。
「つくもがみ」シリーズも微笑ましくて癒されるけど、私は「しゃばけ」シリーズのほうが好き。 -
「付喪神貸します」は読んだことがあると思って本作を図書館で借りてみた。一作目はアニメで見たらしい…。
それでもストーリーは知っているので違和感なく二作目も読めた。
かわいいお話だった。
テンポも良く、一話ずつ読み進められるので読みやすい。 -
20200721-0724 つくもがみシリーズは初めて読んだのだけど、どうやら2番目の作品らしいね。表紙が可愛らしくて、つい借りてきた。中身も可愛らしい話だけど、なんかしんみりくる。
著者プロフィール
畠中恵の作品





