つくもがみ、遊ぼうよ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.34
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本棚登録 : 509
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104095

作品紹介・あらすじ

深川の古道具宇屋「出雲屋」には、百年以上の時を経て妖となったつくもがみたちがたくさん!清次とお紅の息子・十夜は、様々な怪事件に関わりつつも、幼なじみやつくもがみに囲まれて、健やかに成長していく……

感想・レビュー・書評

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  • 「つくもがみ」シリーズの2作目。
    江戸時代に妖怪、というお得意のジャンルです。

    物が100年たつと、付喪神が憑くという。
    損料屋の「出雲屋」という江戸時代のレンタルショップが舞台。
    長屋は狭く、火事も多かったため、日用品のレンタルがごく普通のことだったそう。

    お紅と清次という血の繋がらない姉弟がやっていた店。
    今は二人が結婚して、子供も育っています。
    きょうだい同様に仲良く暮らす幼馴染の十夜たち3人。
    十夜と市助の二人は、女の子のこりんを守ろうという気持ちもあったり。
    子供が主に活躍するので、雰囲気はのんびり、十代向けのような~毒がない感じ。
    事件はよく読むと、重いものも含んではいるのですが。

    双六のそう六という、つくもがみがあらたに登場。
    双六が難しくて上がる人が少ないと不満を言ったり。小さなつくもがみが偉そうな口を利きつつ、ちょこちょこと活躍します。
    1作目では、直接は口を利かなかったつくもがみ達。
    ふだんは皆ふつうに喋るようになっていて、よその人にばれないように大慌て。
    江戸情緒と優しい気分を味わえます☆

  • しゃばけと似てるよね、やっぱり。
    清次とお紅が親になって子どもたちが主役のお話になっているので、よりドタバタして危なっかしいけどわくわくするお話になっています。
    新しくつくもがみ仲間に加わった双六のそう六によって新たな騒動が持ち込まれて、なんだか切ないものもありましたが、子どもが一生懸命成長していく様子はとてもいとおしいです。
    十夜たちのこれからも楽しみです。

  • 畠中さんの作品は、独創的でかわいらしくて、読み終わった後いつもほっこりさせて頂けます。
    こういう作家が日本にいてくれて、ありがとう!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「独創的でかわいらしくて」
      読みた~い!「しゃばけ」シリーズを、のんびり読んでいて、他の作品は未だ手付かずなのですが、これは何だか良い感じ(...
      「独創的でかわいらしくて」
      読みた~い!「しゃばけ」シリーズを、のんびり読んでいて、他の作品は未だ手付かずなのですが、これは何だか良い感じ(一冊だけみたいだし)。。。
      2013/08/01
  • 前作より間が空いており、読み始めはこんな風だったかな?と正直戸惑い中断していましたが、再開したところ、読むことができました。
    前作では、清次が、付喪神たちの力を借りて、日常のトラブルを解決していく、そしてお紅との物語だったけれど、今回は、清次とお紅の息子、十夜が、幼馴染たちと付喪神たちの力を借りて、事件を解決する。とはいえ、子供だからか、少々事件に首を出しすぎている気が。前作では少し頼りなかった清次が親になった様子は見違えました。今回は、「親と子」が隠れたテーマだったのかな。

  • つくもがみ2冊目。
    あいかわらず道具たちがかわいいですな。
    小さいのにエラそう。エラそうなのにかわいい。
    反則です。

    人間サイドは、子どもたちに主人公がバトンタッチ。
    清次が立派な親になっちゃって・・・ほろり。
    この子たちもいつかは大人になるんだよなぁ。
    少年少女が一緒に駆け回っていられる期間はほんのわずか。
    男女平等の現代には分からない感覚ですよね。

    いろいろなことを知り、乗り越えた十夜よ、良い漢になれよー。

  • 前作の「〜、貸します」では姉妹だったお紅と清次に十一才にもなる子が!
    食いしん坊でおしゃべり好きで、われはえらい褒めておくれと胸を張る付喪神…鳴家とキャラかぶりすぎ(笑)
    捨て子に始まり捨て子に終わる。おあとがよろしいようで。

    「つくもがみ」シリーズも微笑ましくて癒されるけど、私は「しゃばけ」シリーズのほうが好き。

  • こんなに行動的で良いのか、つくもがみ!?
    まぁ、今回はお子様たちとの関わりが多いので、
    こんなに動き回っているのですが、
    この軽妙さと明るさが
    畠中作品の持ち味だと思いますね。
    江戸時代の子ども事情もよくわかる作品です。

  •  古道具屋兼損料屋「出雲屋」には、付喪神となった品がたくさん。
     前作では、お紅と清次がメインだったけれど、今回は、出雲屋のお紅と清次の子・十夜と、すおう屋の子・市助、鶴屋の子・こゆりと、付喪神の騒動と冒険のお話。

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     今までは、好き勝手に喋っては、人間に話し掛けられたらお喋りをやめていた付喪神も、子どもには勝てずに、今度はお友だちに。
     前作は全体的に微妙なお話だったけれど、今度は付喪神と子どもたちが会話したり遊んだりするし、一緒に冒険したりするので、前よりも断然楽しく読める。
     前作がイマイチだったんで、こっちは読むかどうしようか迷ったけど、まぁ読んでよかったかな。

     てか、前作でお紅と清次は(血の繋がらない)姉弟だったけれど、まぁその気持ちは描かれてはいたけれど、今回は特に何の前置きもなく夫婦になっているという。
     別にその辺りの経過を知りたいとは思わないけれど(お紅と清次のキャラが私にはイマイチだったので)、何の説明もなくそういう設定で話が始まったので、これが第2弾でよかったんだよね? て、最初焦った。

  • 清次とお紅の出雲屋のつくもがみのシリーズ。

    江戸版少年探偵団と、ゆかいなつくもがみの仲間たち
    …という感じのお話し。
    お子たちが賢くて可愛い。
    ほろりとする人情話もあり、登場人物が“いい人”と“悪い人”に分かれていて分かりやすい。
    学校の図書館に置いて欲しい本。

  • 江戸は深川。僅かな賃料と引き替えに、何でも貸し出す損料屋の「出雲屋」には、つくもがみという妖怪と化した古道具たちがたくさん!威張りんぼうで、そのくせ友情にあつく、噂話にお茶や焼き芋、いたずらが大好き―主夫婦・お紅と清次のひとり息子十夜と幼なじみの子供らは、つくもがみたちと様々な大騒動を繰り広げ、健やかに成長していく―。

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プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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