シュンスケ!

著者 : 門井慶喜
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年3月26日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104132

作品紹介

持ち前の明るさと好奇心で、武士になる希望を抱いたシュンスケは、「宰相」を夢見て長州の田舎から世界へと飛び出す。幕末、攘夷か開国かで揺れた青春の日々。遠くハルビンへと向かう元老は懐かしく回想する・・・。

シュンスケ!の感想・レビュー・書評

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  • 伊藤博文の半生記。
    出目から長州内乱までを描いている。幕末ものに長州の一員として、『後の伊藤博文』のように多々登場するが、その少年期、青年期の活躍にスポットを当てています。
    幕末動乱のなんでもありのエネルギーが好きです。
    お殿様の為、藩の為から日本国の為に大義を描く、その価値観の改心ができることに感嘆します。
    魅力的な人物像とスリリングな展開が、楽しめました。
    思想、人生観、価値観の描写は希薄かな。いよいよ薩長同盟、倒幕の手前で話は終わってしまった。続編が産まれることを期待します。

  • 筆者の文章のテンポがよいせいもあるが、伊藤俊輔(のちの伊藤博文)という人物が、局面を切り開く行動力のある人だったのだということがよく分かった。

    幕末において長州は攘夷と開国の間、討幕と佐幕の間を非常に激しく揺れ動いており、同じ時期の薩摩などと比べても激動の藩であったと思う。

    それはある意味、藩主のリーダーシップの弱さがもたらしたものであるが、一方で松下村塾の塾生をはじめ、藩下に多くの有為の人材がおり、それらが自由闊達に動き回ったことの結果ともいえる。そして、それを代表する人物が伊藤俊輔であったのだと感じた。

    伊藤俊輔は他の長州藩の志士と比べると年下で、農民の出でもあったため、役職としては常に2番手、3番手であったが、高杉晋作や井上聞多(井上馨)といった人物の活躍の場をお膳立てをし、日本を開国へと導いた。

    一般的には初代総理大臣として知られる彼の新しい人物像を、生き生きと描いた作品であると思う。

  • 小6三男が「歴史上の人物を調べてまとめる」宿題で「伊藤博文」を選んだという。
    うぅぅぅむ。
    伊藤博文が主人公の本てないだろうか?
    幕末が舞台の小説&漫画だと、大抵脇役…。と、探したらこれだけがヒット。
    表紙の絵も三男好みなので借りてみた。
    三男一気読み。結構面白かったようなので、後追いで読んでみた。伊藤博文、意外と豪傑。やんちゃ。オモロイ人。
    幕末史を知らずに面白がって読めた三男スゲーな。

  • 伊藤俊輔(博文)の青春幕末歴史小説。

    プロローグがハルピンへ行く直前から始まるので、せめて宰相になるところか、タイトル通りに博文に改名するまでを描くかと思ったら、功山寺挙兵(正義派勝利)までなので、ちょっと物足りませんでした。
    また、他の小説やドラマでは脚光を浴びない来原良蔵との関係をしっかり描かれたのは良かったのですが、吉田松陰や高杉を除く松下村塾の仲間、桂小五郎との関係描写があっさりしすぎで寂しかったです。
    エピローグは想定どおり暗殺されて終わるのですが、最初の妻の入江九一と野村靖の妹のすみへ思いに触れられていて面白かったものの、後妻の梅子との関係が本編でほとんど触れられていなかったためかなとも思いました。

  • 伊藤博文の若き日々の物語
    近代日本の礎になった人

  • あ、そこで終わるのか。
    終わっちゃうのか~~~~。
    もうちょっと、続きがあってもよかんべよ。

  • 周防の国の百姓の息子に生まれた利助は侍になる夢を捨てず、幕末から明治の激動の時代を生きる。のちに「伊藤博文」と呼ばれることになる、宰相に憧れた男の血湧き肉躍る青春譚。

  • 旧千円札の肖像の人、伊藤博文の青春を描いた小説。
    志に燃える俊輔が、知恵と度胸と運で難局を切り開いていく様子が明るいタッチで描かれていて楽しく読める。
    伊藤博文の功績についてほとんど知らなかったので、お勉強になった。
    面白い人物だったんだなあー

  • 若き日の伊藤博文(俊輔)のお話し。伊藤博文って、お札の人で最初の総理大臣という印象しかなかったけど、江戸末期に長州の百姓の子として生まれ後に、総理大臣にまでなる人物なんだからその伝記が面白くないはずはない。維新モノでは、長州藩といえば高杉、桂だけど、それ以外にもこれだけの人物がいたことを今頃になって知った。近代日本を作った人だもの。

  • 「門井慶喜」というこちらの勝手なイメージが強すぎたのか、微かな違和感が消えぬまま読み終えた。

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