ノックス・マシン

著者 :
制作 : 遠藤 拓人 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
2.89
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本棚登録 : 946
レビュー : 179
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104156

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに引かれたが、中味はイマイチ。
    メタミステリでもないし、SFにしては中途半端だ。

  • ん~っ。
    面白さはあったし、エンタテイメントだとは思います。
    「世界標準の王道、古典ミステリーを読むべし」という警鐘なのかな?
    「ノックス・マシン」「論理蒸発━━ノックス・マシン2」は続けて読んだ方がイイかも……。
    二晩で読んだが、何だか脳が凝ってしまった感じ。
    次は柔らかいモノ読もうかな?という気にさせられました。

  • 設定はグイグイ惹かれた。ただ自分はSFと推理小説読まないと。面白さの半分にも届いてないんだと思う。

  • ★★☆☆☆
    ミテリーオタク向けのSFミステリー
    【内容】
    上海大学のユアンは国家科学局からの呼び出しを受ける。彼の論文の内容を確認したいというのだ。そのテーマとはロナルド・ノックスが発表した探偵小説のルール「ノックスの十戒」でだった…。異形の奇想ミステリ集!

    【感想】
    「このミステリーがすごい2014」で1位になった作品。

    確かにこの発想はすごいし、奇想天外だ。
    昔からのミステリー通なら楽しいのだろうが、一般人にはムリ。
    (このミス作品は、映画化とかドラマ化も多いのだが、今作はムリだな)

    ミステリーの定番定理の"ノックスの定理"や、古典『そして誰もいなくなった』『シャム双子の謎』、アガサ失踪事件の隙間から着想する点は脅威の一言。
    このへんが分かる人には楽しいのだろう。

    また、非常に科学的で肩がこってきます。そしてよくわかんねー。。。
    わかったことは、小説を書くのは大変だってことだけでしょうか。

  • 2013年このミス1位作品。

    近未来、コンピュータにより小説が自動で執筆されるようになってシェークスピアとかドストエフスキーの新作がどんどん出版されるようになり従来の作家は職を失ってて・・・みたいな世界観は非常に面白かったです。そこに古典ミステリをもってきて融合させるという試みも読んでいてわくわくしました。

    でもなあ・・正直最後の方はわけがわからなかった。作者の頭の中では論理的にストーリーが展開してるのかもしれませんが、読んでいて完全に置いてきぼりになった気分。自分が古典ミステリに造詣が浅いせいで楽しめなかったのだろうか?うーん。。。

  • 「このミス」2013年の1位に選ばれたという本ですが、ミステリー小説というよりも「ミステリーの教養書」だと思って読んだ方が良いかもしれません。

    内容自体は面白いのですが、どこかで白けてしまう部分があるというか…。

    例えるなら、友達の結婚式にいったら意外と共通の友人がおらず、私の知らない仲良しグループが内輪受けするスピーチをやらムービーを延々と流していて、それはそれで面白いとは思うんだけど、だけどどうにも所在なく「とりあえず会費分は飲み食いして帰ろうか」と、切り替えざるを得ない時の、あの感じに似ていると思いました。主観が多くてすみません。

  • 論理と奇想のワンダーランドへようこそ。
    本格ミステリとSFの美しき「融合」がここにある。
    異形の奇想ミステリ集!

    「ノックス・マシン」
    探偵小説におけるお決まり事――ノックスの十戒の第五項「中国人を登場させてはいけない」と、タイムトラベルを組み合わせた作品。
    量子力学に対して、No Chinaman 変換てwww

    「引き立て役倶楽部の陰謀」
    一番おもしろかった。何せ古典探偵小説におけるワトソン役、つまり探偵を「引き立てる」役の立場である人物たちが一堂に会し、
    自分たちの存在を否定する小説を書いたアガサ・クリスティに対して罰を与えようと議論するのである。
    ヘイスティングスの胸中いかにwww

    「バベルの牢獄」
    いわゆる脱獄物で、サイクロプス(単眼)に監視された人物が、鏡の文字を使って交信する(?)お話。
    小説にしかできないことでパラパラとめくってしまった。

    「論理蒸発」
    これはちょっと理系の記述が多すぎて自分にはよく理解できなかった。

    全編メタ構造の「本格」SFである。

    ミステリ :☆☆☆
    ストーリー :☆☆☆☆
    人物 :☆☆☆
    読みやすさ:☆☆☆☆

    • camelさん
      とてもわかりやすいレビューですね。参考になります。フォローさせていただいてもよろしいでしょうか?
      とてもわかりやすいレビューですね。参考になります。フォローさせていただいてもよろしいでしょうか?
      2013/10/01
  • ミステリフリークの皆さーん、法月先生が美味しい作品投下してくれましたよ〜もぐもぐ\(^p^)/喜んで釣られる女がここに!

    ノックスの十戒をSFの味付けで解釈したり、時代を超えて集ったワトソン役達が「○リスティ女史、俺達のポジション軽んじ過ぎじゃね?!」と物騒な計画を立てたり…まあ、俺得ですよね←←←
    そういう小ネタ満載なので、ある程度ミステリを読んできたわよ!な方でなければ楽しめないかと(´・ω・`)

    ◉ノックス・マシン…「ノックスの十戒」として知られる探偵小説のルール。【探偵小説には中国人を登場させてはならない】という人種差別的なルールを、何故ノックスは設定したのか?その謎に迫るべく、研究者ユアン・チンルウは政府のある特命を帯び、ノックスのいる1929年にタイムトラベルをすることになるが…。

    これは途中でオチが分かりました(OvO)分かりやすい〜
    さすが、SF物でもミステリ作家が書くとしっかり合理的なオチは付けてくれますね〜(笑)。


    ◉引き立て役倶楽部の陰謀…「探偵には、その活躍を記録し後世に伝える助手こと【引き立て役】が不可欠である」ーーそんな志の下、ワトソンやヘイスティングズ、ヴァン・ダインなどの名だたる引き立て役達が集った会合の場の議題はーー彼等を軽んじたとある女流作家の暗殺計画だった?!

    かの有名な「謎の失踪期間」を大胆な設定でパロディ化しています(OvO)
    確かに、クリスティの名だたる作品って、ヘイスティングズ君出てないなあと再認識(笑)。それにしても、ワトソンぇ…(笑)


    ◉バベルの牢獄…精神をスキャンすることのできる敵対的異星人に囚われた私と、私の鏡像人格である相棒。敵はどのようにして、分離できない筈の私達を割いたのか?

    これはがっつりSFですね。反転した文字や世界観がもろSF。法月先生が仕掛けたトリックに気付いた時はギョッとしたわあ…。これは主役「二人」は×の中にいて、読者が××(ネタバレ回避)ってことでいいのよね??


    ◉論理蒸発ーノックス・マシン2…電子テキストの一部が燃える、という奇妙な現象の原因究明に乗り出したプラティバ。彼女はかつて【ノックス十戒の奇妙な五項目】に着目した研究者が鍵だと睨むが…。

    シャム双子には何故読者への挑戦状が付されなかったのか?っていう謎をSF風に解釈を試みた作品なんですが、ちょっと他の作品に比べるといまいちだったな。テキストが電子上で燃えるっていう設定は面白かったんだけど…。

  • 法月綸太郎『ノックスマシン』読了。いやー、面白かった。。

    どこかの大学のミステリー研究会で古今東西のミステリーに精通した
    古株のミステリーマニアである3〜4年生あたりが
    酒神バッカスの力を借りて着想して会報あたりに載せそうな
    ミステリーマニアならではのパロディ・ネタ小説と言えなくもないのだけど
    SFのタイムトラベル理論を持ってきたりやたらと力が入っていて
    怖いくらいに面白い(笑)

    ノックスマシン・ノックスマシン2も良かったけど、
    引き立て役倶楽部の陰謀が個人的にツボにハマってしまった。

    読む人を選ぶ小説かもしれないけど、
    好きな人が読めばすごく楽しめる小説だと思います。

  • ミステリかSFかカテゴリに迷ったけど、作者が法月氏なのでミステリに入れることに。

    ちょーーーーーー面白かった!!
    とはいえ、購入には注意が必要な1冊ではあると思う。
    この作品を面白く読むためには、
    単に法月氏のファンというだけではダメかもしれない。
    そうだな…せめて、タイトルになってる、
    「ノックスの十戒」ぐらいは知識として知ってるくらいの、
    ミステリマニアであること、…が必要ではないかなあ。
    十戒の「あの」部分について、一度は、
    「なんでやねん」とか感じた事がある人なら、
    先ず間違いなく、この作品を楽しめます/笑
    あと、エラリー・クイーンとアガサ・クリスティくらいは読んでること、かね。

    短編集なんですが、どの話も、ミステリとSFが上手い具合に融合していて秀逸ですよ。

    2つめの「引き立て役倶楽部の陰謀」なんか、
    私、笑いながら読んだわ/笑。
    我こそはミステリマニア!と思う方は、是非読んでみるべし!

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著者プロフィール

1988年10月、『密閉教室』でデビュー。

「2017年 『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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