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- 本 ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104262
作品紹介・あらすじ
カクレキリシタンの風習を色濃く残す九州某所。大学生の堂林暦は地元の名門・堂林家で、14年前に起きた連続惨殺事件の唯一の生き残りだ。彼の帰還を機に再び繰り返される陰惨な見立て殺人の真相とは?
感想・レビュー・書評
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代々続く名家で起きる、連続見立て殺人事件。因習に縛られた閉鎖的な田舎町に年に一度集まる親族たち、隠れキリシタンに14年前の悲劇――。クラシック・スタイルに新風が、との煽り文句でしたが、都市伝説探偵なるキャラ付けもさほど濃いものではなく、極めてオーソドックな枠に収まっています。伏線の仕込みや論理展開など、ミステリとしての出来は悪くないものの、ソツなく纏まりすぎて、やはり既定路線な感からは抜け出せません。広大なミステリの海原で埋もれないためには、おしゃま(死語?)な女子小学生とのコンビ捜査をより強調してみせるなり、謎や真相に独自性を持たせるなりしないと、なかなか難しいです。
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期待よりかなり良かったと思います。
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