逆風に立つ 松井秀喜の美しい生き方

  • 角川書店 (2013年3月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784041104477

作品紹介・あらすじ

松井秀喜は日本人の美徳である「謙譲の精神」を貫き、アメリカのメジャー野球を変えた――敬愛する作家だけに松井が明かした魂の成長の秘密! 松井の生き方に共感する著者の愛に溢れた一冊。

みんなの感想まとめ

逆境に立ち向かう姿勢と謙譲の精神を持つ松井秀喜の生き方が描かれており、彼の人柄や成長の秘密に触れることができる一冊です。著者は松井選手との交流を通じて、彼の真摯な姿勢や一流アスリートとしての実力だけで...

感想・レビュー・書評

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  • 歳を重ねるほどに、益々魅力的に感じる松井秀喜さんについて書かれた本。

    著者の伊集院静さんの視点で松井さんについて色々と書いてあります。直接会話した内容など、少し掘り下げたというか、一歩プライベートに踏み込んでいて読みごたえがありました。

    松井秀喜さんに対して、男というか人間的に素晴らしいなと思う事が多くて、この本を買ってみたのです。
    やはり、自分の軸がしっかりあって、自分の存在意義・やるべきことをちゃんと理解している方なのだなと。
    スゴイ人です。それほど年齢差もないのですが雲の上の存在。

    ちなみに、松井さんについて書かれた本なので最後まで読みきることができましたが、どうにも伊集院静さんの書き物は、僕としては生理的に受け付け難い文章です。
    やっぱり好みって人それぞれですね!!

  • 松井秀喜は、人気実力共に超一流の野球選手というだけでは形容出来ないだろう。一流のアスリートであることは議論の余地はないが、一人の日本人として大人の在り方を見せてくれる人である。

  • 2013年98冊目。満足度★★★★★良書です。松井ファンはもちろん多くの方に読んでもらいたい。

  • 松井選手がジャイアンツに入ったころから交流があるという伊集院静さんによるエッセイ。松井さんの人柄がよく伝わってきます。タイトルにもあるとおり、逆境に立っても、真摯に自分のやるべきことを積み重ねていった松井選手の人間としての凄さが、あらためてよくわかりました。

  • 松井秀喜は日本が世界に誇るスラッガーであり、それに負けないほどの人格者であると感じた。

    他人の悪口を中2から言ったことがない…
    嘘でしょ、凄すぎる。
    これが「心が変われば行動が変わる」ということか。

    でも筆者は悪口を言わない松井の事を「素晴らしい青年」と褒め称えてる割に、名前は伏せてるけど松坂の悪口を書いてる(笑)
    こんな揚げ足取りしてる自分もまた同類だな、と猛省。
    心を変えていこう。

  • 松井秀喜の人間性

  • 『逆風に立つ』/伊集院 静

    昔から、興味のある作家さんの一人でした。
    本書を通じてはじめて、著者の作品を読みました。
    きっかけは、自分の好きな野球モノであり、松井秀喜さんを題材にされていたからですが、伊集院さんは、ものすごく透明感がある文章を書く方だなと感じました。

    p181
    逆風に立つことは辛く苦しいことだが、やがて風が止まり、陽が差し、星が瞬きはじめたら、あの青空へ、星空へ、耐え忍んできた力がホームランボールの風となって全て人々の夢となって飛んでいくのだろう。

    次は、伊集院さんの小説も読んでみたいと思います。。。

  • 松井秀喜は、人気実力共に超一流の野球選手というだけでは形容出来ないだろう。一流のアスリートであることは議論の余地はないが、一人の日本人として大人の在り方を見せてくれる人である。

  • 20160723 こうして読んでみて初めて偉大な事に気づく。自分が人を、正しく見ているか?何をベースに人を判断するのか。いろいろ考えさせられる。

  • 直木賞作家の伊集院静氏が、初めて出会ったプロ6年目の1998年から、米大リーグを引退した翌年の2013年までの15年間に亘る、松井秀喜の心の軌跡を、二人の交流を通して描いたもの。
    私は松井選手のファンで、松井選手のことが書かれた本のひとつとして本書を手に取ったが、本書は、ルポライターが有名スポーツ選手の活躍の様子を書いた書籍とは少々趣を異にするものであった。
    本書には、まず、伊集院氏が見、感じた、松井選手の“美しい生き方”が余すことなく描かれている。松井選手が大リーグ挑戦を表明したときに、伊集院氏は週刊文春に「戦後、日本がアメリカに送り出すもっとも美しい日本人」と題して、「感動した。と同時に、切なかった。感動したのは、私がこれまで知る限り、若いスポーツ選手が、一時間二十分余り、正確な美しい日本語で、その心中を誠実に語ったのを初めて見たからだ。切なかったのは、これほどファンのことを思い、チームメイトを気遣い、日本の野球界に礼を尽くし、己の望みを通すのに、命を懸けるとまで口にしたことだ。・・・」という文章を寄せたのだそうだが、そうした思いを抱く伊集院氏にして書き得たものであろう。
    そして、本書が異なるもうひとつの点は、伊集院静(と奥さんの篠ひろ子)と松井選手の心の交流が随所に描かれており、相手が野球界のスーパースターであることには関わらない、男と男(人と人)の心の交流の素晴らしさを感じられることである。
    爽やかな小説を読んだような読後感の得られる一冊である。
    (2013年5月了)

  • 119

  • 松井選手がもっと好きになった。昔の映像を見直した。すごい人だ。

  • 783.7

  • 心優しきヒーロー、ヒデキ・マツイと作家伊集院静夫妻との交流を軸にまとめたエッセイ集。伊集院さんの奥様(篠ひろ子)が可愛いなあ。羨ましい。
     さて、読売巨人の原監督の後継者は松井で決まりらしいが、これほどまでの人格者にしがらみの多い巨人軍監督の責務を背負い込ませていいのか、疑問。心がキレイな人としては、ミスターの秘蔵っ子でもあり、クリーンなイメージそのものである分、勝てば官軍、負ければ賊軍の監督稼業はなあ・・・。

  • 松井秀喜は父と約束して以来、人の悪口を言ったことがないそうだ。ニューヨークタイムズには”謙虚さを胸の中に持つスター”と書かれた。

  • 「逆風に立つ 松井秀喜の美しい生き方」
    伊集院静が見る松井秀喜。


    伊集院静。静と言う名前だけで、静かな文章を書くのだろうなと前々から思っていました。私の中で静かな文章とは、形容詞の使い方が綺麗な文章のこと。


    形容詞の使い方が綺麗と言うのは、物事を表現する上でそれ以上でもそれ以下でも無いぴったしな表現を使うこと。ぴったしな表現を使うから情景が頭にスッと浮かぶ、と私は思っています。


    つらつら静かな文章について述べて参りましたが、果たして、伊集院静は静かな文章を書くのか、ということですが、その結果は、本書を読んでご確認を。


    因みに、私としては静かな文章だなと思いました。ノンフィクションなのだから寓話を読んでいるような感覚を味わう訳が無いんですが、どうも松井秀喜が寓話のキャラクターに思えて仕方が無いんですよね。こんな風に思わされるなんて、伊集院静が松井秀喜をぴったりな表現で援護しているからに違いないw


    さて、少し内容に触れると、本書は松井秀喜のアメリカでの挑戦に迫ったノンフィクションである。挑戦と言っても、伊集院静が松井秀喜が如何に人間として成熟しているかをファンとして書き手として年上としてごりごり書いているので、肝心のヤンキースでの挑戦があまり描かれていない気がしますw


    とにかく本書を読んで分かるのは、伊集院静は松井秀喜との時間を思う存分楽しんでいると言うこと。どんだけ好きなんだよと言うレベル。しかし、そこには尊敬があるところが大人である。まぁ、たまにグイグイ行き過ぎで引いたけどw


    もちろん、伊集院静がぞっこんになるのも分かると言うものです。だって松井秀喜は、実に人間味のある人なのだから(と私は勝手に思っている)。


    松井秀喜、実に会いたい人です。

  • 感動する。イチローとは違うヒーローだったんだなと思う。

  • 伊集院静の格調高い文章で綴られる松井秀喜への愛に、温かい気持ちになりました。メジャー表明の時、「命をかけて」とまで言った松井は、引退までそれを貫いていたんですね。松井秀喜の大ファンとして、松井があらためて好きになり、今後、どんな道に進んでくれるか楽しみになった一冊でした。単なる読売の引かれたレールに乗って欲しくないな〜。

  • 伊集院さんの松井秀喜さんに対する想いが描かれています。絶賛の嵐です。でも読後感は凄く良いです。

  • 松井くんいい子なんやなー

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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