- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104484
作品紹介・あらすじ
2011年3月11日、地震発生の数時間後に最初のサービスが立ち上がり、数日のうちにいくつもの災害対応サービスが本格始動していった。その全容を克明にレポート。スピード、組織力、柔軟性…世界最強の情報サービス企業が発揮したその実力のすべて。
感想・レビュー・書評
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つまらんので途中で読むのやめた。
何故それがグーグルだったからこそなのか、てのが少しも伝わらない、ただの礼賛物。 -
"わが社の災害対策の参考になるかなぁと思って手にした本。
Google社の素晴らしさはわかったが、組織として対応することが前提のわが社ではあまり参考になることはなかったと思う。
Google社は、とにかく優れた技術者、エンジニアの集団ということがよくわかる。災害危機対策も自然と優秀な人間が集まり、アイデアを出し合い実現していく。
アメリカの本社とも連携を取りつつ、被災地に必要なサービスは何かを考え、必要なものを具体化して提供する。コアメンバーの機動力と使命感が周りを巻き込みながら集団として組織としての対応へと変化していく。
ITの技術を賛歌するものではないが、ITの様々な可能性が試され、評価された事例だといえる。
まだ、復興途上の被災地の方々の苦労をわれわれは忘れずにいること、そして震災から3年たった今のタイミングでできることを常に考え行動したいものだ。" -
▼130629 丸善本店
◎震災の時のGoogleの対応
◎国土地理院・Googleが地図を公開しようと相談・返信用封筒→許可に2週間かかるとの返事→これが理由で独自の航空写真を使うことに→航空写真→衛星写真より鮮明◎パスタの夜食を準備→この余裕がすごい! -
震災直後のグーグル社クライシスレスポンスプロジェクトの動きを詳細に追ったルポ。G社ってこんなにすごいと提灯ぶりが鼻につくところも全くないではないのだが、考察に至るまで丁寧に書き込まれていて、クライシスの際のものごとの進め方、行動姿勢、メディアのあり方等、いろいろ勉強になる。
[more]<blockquote>P170 どれだけ情報がクリティカル(重大)か、そしてどれだけ使えるか。【中略】進めて行くうちにいい気になってしまう時もあると思うんです。『これって大事だよね』って一人で思いこんでいると、作り上げた本人は満足をしているけれど、実際にはあまり使われないということが多くあります。」
P184 ラリー・ペイジ「仕事場と食べ物は150フィート以上離れていてはならない」
P210 便利なサービスがあることを知ってもらいさえすれば勝手に使ってくれるはず。ついそんなふうに考えてしまいがちになる。しかし震災は世代や地域によるデジタルデバイドが想像以上に深刻であることを明らかにした。地域住民との信頼関係を普段からどう築いて行くのか、身体だけでなく心のケアをどう行うのか、ITサービスと被災者の橋渡しになれる人材をどう育成するか。ITの枠には収まりきらない複雑な課題がつきつけられている。
P251 ひとつのメディアがすべての人を救うことはできない。</blockquote> -
3.11の時にgoogle社員がどんな行動をしたのかよくわかる。こういう行動ができる会社を持っと増やさないといけないし、連携した日本の企業を誇りに思う。一方で連携できなかった(しなかった)企業は残念。大企業病には要注意。
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優秀な人間に適切なモチベーションとある程度の自由と裁量を与えるといいサービスが創出できる会社ができるという例。
助けたい気持ちが有っても、リソースとスキルがなかったら少しの貢献しかできない。逆の発想で、リソースとスキルが有る人に助けたいと言う気持ちを持たせることが大切なんだろうね。
社会貢献意識というか、ノブレスオブリージュ的な何か。それは文化。西洋の文化なんだろうな。
武家社会が根底に有る日本人はナカナカ自律的に実行できないんだろうとも思った。 -
Googleという企業の「すごさ」が分かる感じの本。
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さすがGoogle、といった内容。
尊敬します。
書籍としては、もっと活動詳細を知りたかったかなー。著者の解釈は不要。
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