Googleの72時間 東日本大震災と情報、インターネット

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104484

作品紹介・あらすじ

2011年3月11日、地震発生の数時間後に最初のサービスが立ち上がり、数日のうちにいくつもの災害対応サービスが本格始動していった。その全容を克明にレポート。スピード、組織力、柔軟性…世界最強の情報サービス企業が発揮したその実力のすべて。

感想・レビュー・書評

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  • 東日本大震災のとき、自分は自動車学校の教習所にいた。
    自分やその周囲のことで精いっぱいだったが、同時期に他のところで多くの人がこうやって奔走し、人々と社会のために迅速に動いていたことが分かって胸が熱くなる。

    僕は震災の時に大学を卒業し、その後社会に出て8年経ってからITエンジニアとなった。
    エンジニアとしての経験がついた今、改めて人を助けるためにモノを作れる技術というものを尊く思うと同時に、本書で紹介されるGoogle社員たちのように瞬時に動きすぐにサービスを(β版であっても)リリースできるかと自問すると、グッと詰まる部分もある。
    いちエンジニアとして、こういった時に役立つスキルと行動力を身につけたいと身が引き締まった。

  • - Google内部の有志がそれぞれで勝手に出たプロジェクトを、PMが一つにまとめて交通整理していたという話が印象的だった。正しいかどうかはわからないが、一人の人間が一貫した基準で優先度を決めていかなければ、物事が前に進まないというのは他の仕事でも言えるものだと思う。

    - "Googleの災害対応は直接関わっている社員だけではなく、黙って災害チームをサポートする他の大勢の社員も含めて成立している"という言葉がよかった。組織として価値観が統一されていることがスピードと価値を生むように感じた。

    - 有事の際の意思決定は、ジョブディスクリプションには書いていない。自分の職責、スキルでどういう行動を取れるのかは意識していきたい。

  • つまらんので途中で読むのやめた。
    何故それがグーグルだったからこそなのか、てのが少しも伝わらない、ただの礼賛物。

  • 災害当時にパーソンファインダーをはじめとすネットによる災害支援の裏側について大変興味深く読めた。
    職員が主体的に動く様子や人道支援のためのトップの判断の速さにはとても共感が持てる。

  • "わが社の災害対策の参考になるかなぁと思って手にした本。
    Google社の素晴らしさはわかったが、組織として対応することが前提のわが社ではあまり参考になることはなかったと思う。
    Google社は、とにかく優れた技術者、エンジニアの集団ということがよくわかる。災害危機対策も自然と優秀な人間が集まり、アイデアを出し合い実現していく。
    アメリカの本社とも連携を取りつつ、被災地に必要なサービスは何かを考え、必要なものを具体化して提供する。コアメンバーの機動力と使命感が周りを巻き込みながら集団として組織としての対応へと変化していく。
    ITの技術を賛歌するものではないが、ITの様々な可能性が試され、評価された事例だといえる。

    まだ、復興途上の被災地の方々の苦労をわれわれは忘れずにいること、そして震災から3年たった今のタイミングでできることを常に考え行動したいものだ。"

  • ▼130629 丸善本店
    ◎震災の時のGoogleの対応
    ◎国土地理院・Googleが地図を公開しようと相談・返信用封筒→許可に2週間かかるとの返事→これが理由で独自の航空写真を使うことに→航空写真→衛星写真より鮮明◎パスタの夜食を準備→この余裕がすごい!

  • 震災直後のグーグル社クライシスレスポンスプロジェクトの動きを詳細に追ったルポ。G社ってこんなにすごいと提灯ぶりが鼻につくところも全くないではないのだが、考察に至るまで丁寧に書き込まれていて、クライシスの際のものごとの進め方、行動姿勢、メディアのあり方等、いろいろ勉強になる。

    [more]<blockquote>P170 どれだけ情報がクリティカル(重大)か、そしてどれだけ使えるか。【中略】進めて行くうちにいい気になってしまう時もあると思うんです。『これって大事だよね』って一人で思いこんでいると、作り上げた本人は満足をしているけれど、実際にはあまり使われないということが多くあります。」

    P184 ラリー・ペイジ「仕事場と食べ物は150フィート以上離れていてはならない」

    P210 便利なサービスがあることを知ってもらいさえすれば勝手に使ってくれるはず。ついそんなふうに考えてしまいがちになる。しかし震災は世代や地域によるデジタルデバイドが想像以上に深刻であることを明らかにした。地域住民との信頼関係を普段からどう築いて行くのか、身体だけでなく心のケアをどう行うのか、ITサービスと被災者の橋渡しになれる人材をどう育成するか。ITの枠には収まりきらない複雑な課題がつきつけられている。

    P251 ひとつのメディアがすべての人を救うことはできない。</blockquote>

  • 3.11の時にgoogle社員がどんな行動をしたのかよくわかる。こういう行動ができる会社を持っと増やさないといけないし、連携した日本の企業を誇りに思う。一方で連携できなかった(しなかった)企業は残念。大企業病には要注意。

  • 優秀な人間に適切なモチベーションとある程度の自由と裁量を与えるといいサービスが創出できる会社ができるという例。
    助けたい気持ちが有っても、リソースとスキルがなかったら少しの貢献しかできない。逆の発想で、リソースとスキルが有る人に助けたいと言う気持ちを持たせることが大切なんだろうね。
    社会貢献意識というか、ノブレスオブリージュ的な何か。それは文化。西洋の文化なんだろうな。
    武家社会が根底に有る日本人はナカナカ自律的に実行できないんだろうとも思った。

  • Googleという企業の「すごさ」が分かる感じの本。

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