シャーロック・ホームズ 絹の家

  • 角川書店 (2013年4月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041104514

作品紹介・あらすじ

ロンドンの美術商がアメリカで凄絶な事件に巻き込まれた。からくもイギリスに戻るが、新妻を迎えた家に忍び寄る不審な男の影。ボストンのギャングが追ってきたのか?相談を受けたシャーロック・ホームズは、「ベイカー街不正規隊」の少年たちに探索を命じるが、その一人が命を落とし、怒りに燃えるホームズを新たな罠が待ち受ける。「ハウス・オブ・シルク」の戦慄すべき秘密とは? 衝撃の事件がいま、明らかになる。

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれる事件に巻き込まれた美術商が主人公の物語は、シャーロック・ホームズの魅力を引き立てつつ、著者独自のスタイルで新たな展開を見せます。翻訳を担当した駒月雅子の流れるような文体は、ストレスなく物...

感想・レビュー・書評

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  • 以前マクロイ作品のレビューで「駒月雅子さんの訳が好き」と書いたところ、それならとひまわりめろんさんにオススメしていただいた作品。

    「ホームズ+ホロヴィッツ+駒月雅子訳」は、やっぱり間違いなかった。

    そもそも私がホームズ作品を初めて読んだのは、駒月さんの新訳だったのでそのままのイメージで読み進められた。
    駒月雅子さんの訳は、翻訳を感じさせずに流れるようにストレスなく読めて、気持ちよく読書できるので、やっぱり好きだ。

    ホームズ作品は有名なものしか読んでないけど、それでも知っている事柄が出てくると嬉しくなってニヤニヤしてしまう。

    ホロヴィッツはクリスティへのオマージュでも驚かされたけど、今回もまた見事だった。
    はじめにきちんとホームズらしさを再現しておいて、その後に徐々にホロヴィッツ節を前面に出してくるところが何とも上手い。さすがホロヴィッツ。

    ホーソーン&ホロヴィッツシリーズで登場する「作家ホロヴィッツ」と、「作家としてのワトソン」が何だか重なる時があって、不思議な感覚で面白かった。

    ここからは、少しネタバレになります。
    未読の方はご注意ください。





    個人的にひとつだけ気になったのは、本作のある秘密の部分。
    闇のようなものが描かれていて、何ともいえない気持ちになる。
    自分が古典作品が好きな大きな理由のひとつが、エログロ描写がないことなので、その点でこの作品はやっぱり現代に書かれたホームズなんだと実感した。

    とはいえ、重い題材ながらもやはりホロヴィッツは巧みで、意外な展開にぐいぐい引き込まれて、満足の一冊でした。
    ひまわりめろんさん、ありがとうございました!

    • ひまわりめろんさん
      いえいえどういたしまして
      まぁ、わいがおすすめしなくてもいつかたどり着いた気もしますがw

      そしてわいは逆にナオティさんのレビューを読んで駒...
      いえいえどういたしまして
      まぁ、わいがおすすめしなくてもいつかたどり着いた気もしますがw

      そしてわいは逆にナオティさんのレビューを読んで駒月雅子さんのホームズを読まねば!と思いましたよ
      2025/06/08
    • ひまわりめろんさん
      と思って調べたら角川のホームズは近隣図書館に全く置いてありませんでした
      残念
      まぁそのうちに
      と思って調べたら角川のホームズは近隣図書館に全く置いてありませんでした
      残念
      まぁそのうちに
      2025/06/08
    • Naotyさん
      ホームズはAudibleにあった3冊しか読んでなかったので、私も駒月雅子さん訳のホームズの続きが読みたくなりました!

      駒月さん訳は、やっぱ...
      ホームズはAudibleにあった3冊しか読んでなかったので、私も駒月雅子さん訳のホームズの続きが読みたくなりました!

      駒月さん訳は、やっぱりホームズもワトソンも生き生きしてて、とても読みやすいですね。

      Audibleだったので気が付かなかったけど、確かに角川ホームズを置いている図書館は多くないんですね。゚゚(*´□`*。)°゚。

      駒月さんホームズを全部読んでから『モリアーティ』を読もうと思います(^ν^)
      楽しみです♪
      2025/06/08
  • コナン•ドイル財団が認めた61作目のシャーロック•ホームズ作品。著者は「カササギ殺人事件」や一連の「ホーソーン&ホロヴィッツもの」を書いてきたアンソニー•ホロヴィッツ。(ホーソーンは、本書を読んで余りお気に召さなかったことをホロヴィッツに直接言っていたけど)
    それでもやはり良く出来ています。

    アメリカで起きたトラブルが元で不審な人物から狙われていると相談に来た美術商の男性。帰国途上で知り合った女性と結婚した彼の周辺を調査するために、ホームズは"ベイカー街別動隊"を動員する。だが、事件現場を見張っていた少年の一人が行方不明になって…。

    著者らしい、"事件の入れ子状態"で物語が展開します。そして窮地に陥ったワトソンの前には"あの男"も現れます。
    著者は本作を執筆する上で、基本ラインとなる前提条件を10個設定したそうですがそれが上手く嵌って、『現代的な視点でも読めるシャーロック•ホームズ作品』になっていると思います。

    …そして私は、コナン•ドイル本人の文章よりも、ホロヴィッツの文章の方が肌に合うという事に気付いたのでした…。

  • 以前からこの本の存在は知っていたのですが、ようやく読むことができました。ホロヴィッツのホームズ!
    物語の始まりはホームズらしくスタートしましたが、徐々にホロヴィッツ感満載の展開に。
    最後の物語の収拾は流石ですね。
    是非、もう一冊書いてほしいです。

  • 本作は『カササギ殺人事件』、『メインテーマは殺人』で一昨年、昨年、賞を総なめにした作家、アンソニー・ホロヴィッツが書いた、アーサー・コナンドイルの財団が初めて認定した61作目となる、80年ぶりのシャーロック・ホームズ最新作です。

    私はホームズのシリーズは長編を全部と短編集を数冊読んでいますが、また、昔のホームズと新たに再会できるとは思いませんでした。
    アンソニー・ホロヴィッツの才能は並ではないと思いました。所々に昔のホームズの作品名が出てくるのも楽しく、文章は本家本元のコナン・ドイルより、現代的で読みやすかったです。


    エドマンド・カーステアーズという美術商の家であるリッジウェイ・ホールを狙っていた双子のギャングの一人キーラン・オドナビューが泥棒に入り50ポンドの現金とネックレスが盗まれます。リッジウェイ・ホールにはカーステアーズの他にアメリカ人の妻キャサリン、姉のイライザが住んでいますが、イライザはホームズにキャサリンのせいで母は自殺したのだと訴えます。

    一方、ホームズが少年たちに捜させると、キーラン・オドナビューがナイフで刺されているのが発見されます。
    それを見つけた、少年ロスは行方をくらまします。ロスは殺人者を見て強請を働くつもりであり、ロスが危険にさらされているとホームズは確信します。
    ロスにはサリーという姉がいてパブで働いていました。サリーを訪ねるとサリーは「ハウス・オブ・シルクからきたんでしょ」と言い放ち、ワトスンはサリーに刺されてしまいます。
    ロスは撲殺されて見つかりました。
    そして手首に白いリボンが結ばれていました。

    すでに7週間前に、ホームズの元へシルクのリボンが入った封書が届けられていました。
    そして、ライムハウスというアヘン窟に乗り込んだホームズは、罠にかかり、サリー・ディクスンを撃ち殺した犯人とされてしまい、絶体絶命のピンチに陥りますが、さらなる危険がホームズを待っていました。

    • くるたんさん
      まことさん♪こんにちは♪
      コメントありがとうございました♪
      楽しまれたみたいで良かったです♪
      私も「メインテーマ…」で触れられていた時、思わ...
      まことさん♪こんにちは♪
      コメントありがとうございました♪
      楽しまれたみたいで良かったです♪
      私も「メインテーマ…」で触れられていた時、思わずニンマリしちゃいました♪
      やっぱり現代的で読みやすく仕上がったホームズなんですね( °艸°)
      変装シーンも良かったですよね♪
      哀しみ、怒りを感じる作品だけれど、楽しめました(*≧∀≦)
      2020/03/10
    • やまさん
      まことさん
      こんにちは。

      コメントありがとうございます。
      まことさんが、ちひろさんの絵が好きだから、この画集はどうかなと思っていま...
      まことさん
      こんにちは。

      コメントありがとうございます。
      まことさんが、ちひろさんの絵が好きだから、この画集はどうかなと思っていました。
      私は、 「ちひろ 花の画集」は、いいですよ。
      子供たちの顔が、柔らかくて儚げなのに力強さも感じ、その目が、お顔が、私の内側を見ているような感じがしました。
      仏さんに見られているようです。
      是非見てください。

      やま
      2020/03/10
    • やまさん
      まことさん
      おはようございます。

      コメントありがとうございます。
      いわさきちひろさんの画集は、初めて手に取りました。
      十数年前に...
      まことさん
      おはようございます。

      コメントありがとうございます。
      いわさきちひろさんの画集は、初めて手に取りました。
      十数年前に妻と一緒に東京の「ちひろ美術館」へ行った時より、今の方が強く印象を受けるようです。
      私は、いわさきちひろさんの画集をこれからも少しずつ見ていこうと思っています。
      まことさんが知っている画集も出て来ると思います。
      それと、私の感想は、感じたまま書いているだけです。
      基本は、「記録」として次に読むときに、どんな本だったかなということの覚書で書いています。

      やま
      2020/03/12
  • 常々読書家ひまわりめろんの血は北杜夫先生と星新一先生で出来ていると吹聴しておりフォローして頂いている方の中にはご記憶の方もいらっしゃるかと思われますが
    ひまわりめろんの心臓はといえばコナン・ドイルとモーリス・ルブランで出来ているのです

    出来ているのです

    特に誰も興味ないかもしれませんがそうなのです

    当時小学校の図書館や市の図書館には必ず児童文学としてシャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパンのシリーズがあり
    小学生のひまわりめろんはその冒険譚にまさに胸踊らせて読みふけったものでした

    なのでホームズとルパンには一家言ありますよ!!!
    と、言いたいところですが例によってほとんど忘れているわけですね

    なのでこの物語がどの程度本物の雰囲気を踏襲しているかというと「よくわからない」というのが正直なところですが
    あれ?こんな感じだったっけ?と思ったのもやはり正直な感想です

    アンソニー・ホロヴィッツ
    そんなにコナン・ドイルの作風に寄せようとしてないんかな?と思いました

    でもそこはアンソニー・ホロヴィッツ
    ミステリーとしてそもそも一級品の出来栄えで唸らせます

    そして何より
    アンソニー・ホロヴィッツ…ホームズ大好きじゃないかこれ!
    ホームズというかホームズシリーズにとんでもないい愛情を持った人じゃないとこの物語は生み出せないですよ絶対
    感涙ものの登場人物たちが魅力爆発だし
    一番の見どころはホームズと兄マイクロフトとの会話のシーンでもうニヤニヤしっぱなしです

    凄い面白かったです

    ただ「そんなに寄せてないよね」って感想が的を得てるかどうか自分の目で検証が必要だね
    ホームズ要再読や!!
    ブックリスト作ろうw

  • ベイカー街不正規隊の1人が殺された。
    背後には「ハウス・オブ・シルク」なるものが。
    ホームズにも危険が迫る。
    コナン・ドイル財団公式のシャーロック・ホームズ物語最新作。

    新しいホームズに出会えるなんて!
    まるでドラマか映画を見るように映像が頭に浮かび、ページをめくる手が止まらなかった。(もちろんホームズ役はジェレミー・ブレッド。)
    さすがホロヴィッツだなぁ。
    ホームズもワトソンも(個人的に好きなマイクロフトも)生き生きと描かれ、ストーリー展開も疾走感がある。
    馬車の音が聞こえるようだし、霧だらけのロンドンにいるようだった。
    コナン・ドイル作と言われても私はわからなかったと思う。
    読んでいる間、本当に幸せだった。
    ただ、この手の胸が悪くなる展開…こんな感じなのはイギリスあるあるなのかな?
    私が読んだお話が偏っているからかもしれないけれど。
    多くの人が「ひどい」と感じることだからだろうか。
    とにかく、物語そのものは文句なく面白かったし、できればもっとコナン・ドイル作品の合間合間となる、新しい物語を紡いでほしい。

  • アンソニー・ホロヴィッツによるコナン・ドイル財団から認定された新しいホームズ長編。

    本書は、シャーロック=ホームズ亡き後の老境のワトソンが、かつてホームズの活躍で解決したものの様々な方面への影響が大きすぎる、と金庫にしまい込んでいた事件の記録を公表した、という体裁で描かれている。

    結婚し、ホームズとの同居生活を解消したワトソンが、妻の一時不在のためしばらくホームズのもとに身を寄せることになる。そこに飛び込みでやってきたのは、画廊の共同経営者カーステアーズ。彼は、高価な絵画の取引でトラブルに巻き込まれ、命を狙われているという。ホームズとワトソンは、彼の命を狙っているキーラン・オドナヒューという悪党の足取りを浮浪少年たちで結成された“ベイカー街別働隊”に頼むが、彼を見張っていたロス少年が行方不明となり、さらには“絹の家”という謎の言葉が残される。ロスの行方は、そして“絹の家”の正体とは。

    もうだいぶ昔にはなるが、シャーロックホームズに夢中になって全シリーズを読み通した。新しいホームズの長編、と聞いて楽しみ半分、不安半分だったが、私の中にあるホームズのイメージを壊されることなく楽しんで読むことができた。
    アンソニー・ホロヴィッツの本は情報量が多いので、最初のとっかかりに時間がかかるが、一度ストーリーに入り込むとぐいぐい読み進められる。どことなくうさんくさいカーステアーズ氏の家族、ロス少年の過去、禍々しさを感じさせる“絹の家”など、複数の秘密がストーリーを引っ張っていき、ホームズによってきれいに収束される展開は見事である。
    絶体絶命の危機に陥ったと思わせて不死鳥のごとく蘇るホームズに、往時のホームズの活躍を思い出してうれしくなった。

    ストーリー自体は当時のイギリスの闇を描いた陰惨な内容で、解決後もしこりのようなものが残る。パスティーシュにそれほど興味はなかったが、現代だからこそ描ける当時の風俗がある、と考えれば、亡くなった作家の最新篇を読む、という単純な楽しみ以上の意味もあるのかもしれない。

  • ホームズの新作?という期待値あがる触れ込みで逆に読んでなかったが、よく考えたら子供の頃読んだのとBBCドラマ『シャーロック』の印象しかないので普通に楽しめた。ホロヴィッツはすぐに物語の世界に引き込む筆力あってもっといろいろ読みたい。

  • ホームズの死後にワトソンが書いた、当時公表するのがはばかられた〈ハンチング帽の男と絹の家〉の事件簿。

    とてもおもしろかった!

    一目見ただけで、さまざまな情報を読み取ってしまう、ホームズの魔法のような観察力と推理力。
    少し難しいその気質と、ワトソンとの関係性。

    次から次へと現れる手掛かりに、絶体絶命の危機。

    クオリティが高いパスティーシュで、本物のシャーロック・ホームズ本のよう。
    さすがコナン・ドイル財団から認定された作品。

    オリジナル作品のエピソードや、おなじみの登場人物が、そこかしこにあらわれるのも、たのしい。
    訳注もていねいで、細かい元ネタもわかりやすい。

    扱う事件のひどさや、社会的な背景など、問題の重さが、やや現代的。

  • コナン・ドイル財団から認定されたホロヴィッツによる新しいホームズ長編。実はホームズ物は子供向けの本でしか読んだことが無い。なので本物?のホームズ物がどう訳されてどういう感じなのかはわからない。それにジェレミー・ブレッドのTV版の印象がとても強くて、しかも大好き。そのTV版の新しいのをみているようだった。行間から生き生きと動くホームズとワトソン、しかしやはりホロヴィッツの世界なのだった。

    1890年の出来事。イギリスの美術商が出くわした美術品事故事件。事件につながるアイルランドギャング、イギリスの貧しい社会層、しわ寄せの行く子供たち、そしておぞましい集団を突く。

    2011発表
    2013.4.30初版

  • 財団認定の、ホロヴィッツが描いたホームズ最新作。

    美術商絡みの捜査を依頼されたホームズ。
    その捜査を手伝ってくれた少年が殺された。

    キーワードは絹のリボンと絹の家。
    これらは一体何を意味するのか…。

    ホームズの捜査、危機からの脱出劇はなるほど…と、眉間にはうなる面白さのシワがより、たどり着いた真実に眉間には嫌悪のシワがよる。
    絹の家という悪魔にホームズが去り際に放った言葉には思わず拍手を贈りたくなるほどだった。
    ワトスンがホームズの胸のうちを思い綴ったあとがきも良かった。満足な探偵小説。

    • あいさん
      新しいホームズ?イメージは昔のままかしら?
      ホームズファンは嬉しいよね✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
      私はどちらかというとルパン派。
      いつか...
      新しいホームズ?イメージは昔のままかしら?
      ホームズファンは嬉しいよね✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
      私はどちらかというとルパン派。
      いつかルパンも出てくるかしら(笑)
      カササギの人なんだね!それは期待大ヾ(≧∪≦*)ノ〃
      2019/09/25
    • くるたんさん
      けいたん♪こんばんは♪

      おー!ルパン派♡私もルパン好きだなぁ。

      なんか現代っぽくイキイキとしてる感じ。
      財団から認定されちゃうって、なん...
      けいたん♪こんばんは♪

      おー!ルパン派♡私もルパン好きだなぁ。

      なんか現代っぽくイキイキとしてる感じ。
      財団から認定されちゃうって、なんかすごいよね♪
      カササギの作家さん、目が離せないわ〜(*≧∀≦*)
      2019/09/25
    • まことさん
      くるたんさん♪こんにちは。

      ご紹介ありがとうございました。
      面白かったです(*^^*)
      この作品は『メインテーマは殺人』の文中でも...
      くるたんさん♪こんにちは。

      ご紹介ありがとうございました。
      面白かったです(*^^*)
      この作品は『メインテーマは殺人』の文中でも紹介されていたけれど、私はくるたんさんのレビューで知りました。

      アンソニー・ホロヴィッツの他の2作に優るとも劣らない佳作だと思いました。
      もっと、有名になって読む人が増えてもいい作品ですよね。
      ホームズが、ちょっと現代的になって帰ってきたかんじでした。
      おなじみのホームズの変装シーンまであって、サービス精神があるなぁと思いました。
      2020/03/10
  • ホロビッツの描くシャーロックホームズに お会いできた感動。 高潔で まさに本物の ホームズ以上のホームズでした。
    ただ惜しまれるのはあの犯罪のくだり。あんな事件に関わって容疑者になつたり、罪の意識にいつまでも重い罪の意識を抱えねばならないだなんて…。
    ワトスンも素晴らしい語り手の役を演じていてくれてそれにも満足。
    本物のシャーロキアンではないけれどその方たちに言わせればもっと辛辣な意見なのでしょうか。

    ホロビッツ著の本に「私が『絹の家』を執筆した際に…」のような文章が多々あったので読んでみたかった!念願が叶いました。

  • 面白かった。HUIS OF SILKにたどり着いたあたりから、スピード感がでて俄然興味深く読み進めた。コナンドイルの作では無いけど、充分シャーロックホームズの世界でした。子供の頃読んで、あまり時代背景にまで興味を持って読んだとは言えなかったが、歳をとってからまた読むと、シャーロック、ワトソン等登場人物やトリック以外にも関心が行って、小説として面白いと新ためて発見しまさした。図書館でもう一度全集借りようかなー。

  • コナン・ドイル財団公認のアンソニー・ホロヴィッツによる新作です
    お馴染みのワトソンによる事件記録形式

    最初の依頼を追いかける内に、違う事件に巻き込まれていくという王道の展開です
    しかし、結末もよくあるお話

    最終的に最初の依頼の解決と、その後の事件との関連も明かされます

    お馴染みの登場人物も多数登場
    作品単独でも楽しめますが、シリーズに詳しければより楽しめそうでした
    翻訳者からのツッコミも含めて・・・

  • 財団がシャーロック・ホームズの正式なシリーズと公認した、ホロヴィッツによるトリビュート本。事件の内容が陰惨なのと、ワトソンの回顧モノローグに状況描写がすごく緻密で丁寧で質量ともにたっぷりしているのが醍醐味でありつつもややお腹一杯になってしまうほどだったので、★は迷いつつも3つにしました。捜査の依頼人が訪ねて来て物語が動き出したものの、なんだか良く分からないままに少しずつ本筋とは違う事件のことばかりになってこれはいったいどうなるんだろうと思いつつ読み進めると、最後にはかなり広がった大ぶりの風呂敷をズレたりしわになったりしないで綺麗に畳んで見せてくれましたし、読み終わった直後はともかくとして、しばらく経つとあとからじわりじわりとホロヴィッツの正典への敬愛の情とこの作品に向き合う覚悟と熱量に思いを馳せて、『モリアーティ』を読んだときと同じような感じでしみじみと感心したりも。訳者あとがきにあった、ホロヴィッツが自身に課した十か条のルールが、素晴らしいと思いました。

  • 拍手!
    ホームズの、今まで読んだことのない小説を見つけたような気分で読めました。
    ホームズもワトソンも少し感情的だけど、ファンが望む表現の範囲内だし、
    あの人もこの人も登場して、驚いたしうれしかった。

  • ホームズ死後の回顧録、社会的に衝撃的な事件であり百年後に開封するよう指示した。アメリカのギャング団から命を狙われた美術商からの相談、捜索を依頼した少年団の少年が行方不明となり殺される。ホームズが少年の姉を射殺した罪で逮捕される。

    シャーロックホームズを読んだのはずいぶん昔ですが、こんな感じだったなと思いました。関係者が沢山出てきて、懐かしく楽しめました。

  • ミニコメント
    コナン・ドイル財団が初めて公式作品認定をした八十数年ぶりの、名探偵シャーロック・ホームズ新作(第61作)。
    『カササギ殺人事件』等で知られ、「今、一番おもしろいミステリ作家」として名高いアンソニー・ホロヴィッツが贈る波瀾万丈のミステリ。
    ホームズ・シリーズの懐かしの面々も多数登場!

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/788949

  • 非常に面白かった。
    シャーロックホームズは緋色の研究者や四つの署名くらいしかないが、とても楽しめた。伏線の回収も見事だが、ワトスンとホームズの描写も細やかで、ホームズ愛を感じる作品である。

  • あー面白かった。ホームズっぽさはイマイチだけど。

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著者プロフィール

東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。翻訳家。訳書にドイル『シャーロック・ホームズの回想』『緋色の研究』、ホロヴィッツ『シャーロック・ホームズ 絹の家』(全て角川文庫)の他、ミッチ・カリン『ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件』、ホロヴィッツ『モリアーティ』(共にKADOKAWA)など多数。

「2023年 『新シャーロック・ホームズの冒険 顔のない男たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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