ブレイキングポイント 日銀金庫攻略完全マニュアル

著者 : 桂木希

• 角川書店 (2013年5月31日発売)

作品紹介・あらすじ

日銀金融市場局外為平衡操作担当の広瀬は箱根駅伝を走った元花形ランナー。だが娘が誘拐され、秋葉原まで走ることを命じられる。広瀬を狙ったのは誰なのか？　度重なるどんでん返しのサスペンスミステリ

感想・レビュー・書評

[kitanoさんの感想 · 2019年4月7日]

理屈っぽいミステリです
専門的な話が飛び交うが、基本最初から最後まで主人公が奔っている、理不尽な犯人の要求に従うだけの主人公は悲惨であるが、物語も周囲で同時に進んでいく
テーマは子供の命であり、途中の知識を前提にシミュレーションした世界の動きの中で得られる者の意味

ああ、ネタバレないようにかけないので歯が湯いのですが、二度大きく騙されました(笑)

[mayasmrさんの感想 · 2016年1月17日]

日銀金庫完全攻略マニュアルという副題が着いている通りの内容だが、こり過ぎの印象。途中で細かい部分を追って行くのが嫌になってしまった。

[ちゃいろいさんの感想 · 2013年7月29日]

銀行の銀行、日本の経済の頂点に立つ日銀が何者かに狙われた。
娘を人質にとられひたすら東京を失踪する元箱根ランナーの日銀マン、大掛かりな犯罪に対抗しようとする辣腕の警察組織・・・ハリウッド映画みたいな派手で現実味のないストーリーが展開する。
フィクションだからこそできる内容だ。
明かされる真実や結末は物語前半の風呂敷具合からするとやや地味な気もするけれど、こんなものかな。