- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104644
作品紹介・あらすじ
,歴史や地政学的な視点から、l向こう10?20年後を見据えた経済トレンドを予測・分析。近視眼的な目線を避け、本当の潮流を追う世界的ベストセラー、待望の初邦訳。解説・大浜平太郎。
感想・レビュー・書評
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本書は2013年に出版された、10年後の世界を考察した本。その本を約10年後の2021年に読んでいる。冒頭の著者の序文には2011年9月とあるので記載されている内容的にはほぼ10年後が今日だと言える。
書籍を購入するときは、もちろん読むつもりなのだが、購入するだけで満足してしまうような時期もあった。と言い訳がましいこともいいつつ、10年前に10年後について書かれた本を読む体験は、過去の世界にタイムスリップした未来人のような気分を味わえる。こんな読み方もありだなぁと思った。
12の切り口で、経済社会がどのように変化をしていくのかを考察している。2011年時点でこれまでの動向(歴史)と、現状を踏まえて、論理で組み立て10年後の世界を予想。目前の経済的効果が優先される傾向があるため、地球温暖化への対策や科学技術分野の基礎研究は、遅々とした歩みになるとの指摘は、現在でも通じるものと思える。それと同時に、10年後を見通すというより、5年後や3年後のスパンで、本書のように仮説を立て、その仮説を裏付けるものを積み上げ、実現する可能性が高いものが何かを考えることは有意義なことだと思う。技術や社会情勢の変化を考えると、10年は、今や長過ぎるスパンだと実感できた。そんな気づきを得られた本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先進国では移民政策が活発であるが、同時に貧しい国での国内の人口流出が問題。これはさらに格差を生む。国にとって中間層の人口を維持する必要性。
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かなり的確に未来を予想した内容だと思います。凄く参考になる本でした。良い本だと思います。
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ストラトフォーの著作くらいから、この手の近未来予測本に目が無い私ではあるが…今回はイマイチ。
わかった、アメリカ経済システム、すげーよ、わかったよ…という感じ。結局解説が一番おもしろかった(笑)。 -
新植民地主義の話などは現実の理解の役には立ちました。
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最近、2020年を焦点に当てた本が多い。その次は?