- 本 ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104705
作品紹介・あらすじ
幼いころからパンダ一筋だった少女が、夢を追って中国成都のパンダ繁殖研究所へ。修行を積み、現在上野動物園でパンダ飼育係として奮闘中。リーリー&シンシンや四川の子パンダ達の写真も満載の青春お仕事エッセイ!
感想・レビュー・書評
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現在、上野動物園でパンダの飼育係をされている阿部展子さん。
子供の頃からパンダが大好きだった彼女は高校生の時に“パンダを仕事にする”ことを決意する。
まずは中国語!と中国語学科へ入学。
その後中国への留学からパンダ基地への研修へと移って行く。
そしてリーリーとシンシンの来日に合わせて上野動物園の飼育係となる。
目から鱗だった。
頭でっかちな私が飼育係になろうと思ったら、真っ先に獣医学科を思い浮かべる。
文系の私はここでアウトだ。あっさり諦めてしまう。
ところが阿部さんは違った。
ああ、こんな攻め方もあったんだなと驚いた。
でも彼女にとってはパンダに一歩でも近づく事を考えると自然な流れだったのだろう。
文章は平坦で分かりやすい。
パンダへの愛がそこかしこに溢れ出ていて、彼女が通ってきた苦労がまるでなかったもののように思えてしまう。
夢へと向かって進む彼女のひたむきさとまっすぐな思いが伝わってきて思わず応援したくなった。
彼女にとってのゴールはまだまだこれから。
これからも引き続き頑張ってほしい。
陽気もすっかり春だし、久々に上野動物園にいってみよう! -
<目次>
第1章 パンダに魅せられて
第2章 四川農業大学
第3章 成都パンダ基地
第4章 上野動物園
<内容>
小学校の時にもらったパンダのぬいぐるみに魅せられてから、初志貫徹でパンダ愛をこじらせ、ついにはパンダ飼育係になった著者の書き下ろし本。2013年刊でやや古いので、上野のシンシンが産んだ子が死んだところで終わっている(現在はシャオシャオとレイレイ)。この本に書かれている上野のパンダは2024年に中国に返しているんだね。パンダの雄雌の見分け方はわかったよ。 -
中国にパンダの飼育係している日本人がいることを知らなかったので、この本を知ってとても驚いた。
子供のころからパンダが好きだからという理由で、日本の大学で中国語を勉強し、中国へ短期語学留学…その中でパンダをもっと知りたいと中国の農業大学への進路を見つけ、卒業後はとんとん拍子でパンダ基地へ就職…そこまでできるなんて、もうパンダファンの極み!
阿部さんがリーリー&シンシンの来日に伴って上野へ来てくれて本当に良かったと思います。
子供たちが自然交配で誕生したのは、最初に阿部さんが尽力してくれたおかげかも。
今は、また中国でパンダが自然に帰るためのお手伝いをされているそうですが、またパンダファンたちのためにいろいろなお話を本にして欲しいです。 -
(譛ャ縺ョ髮題ェ?01401)
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子どもの頃からパンダが好きだからパンダに関わる仕事に就こうと決めた著者。けれど詳しく学ぶためにはまずパンダの生息地、中国のことを学ばなければなりません。慣れない中国語の授業、苦手な理系の勉強・・・。憧れの仕事に就くまでには困難な道のりが続きますが、パンダが「好き」という気持ちで乗り越えていきます。
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7月新着/進路支援図書・獣医
大好きな大好きなパンダに関わる仕事がしたいーそう思っていた矢先、テレビで中国・四川のパンダ保護研究センターの飼育員のドキュメントが放映される。飼育員は全員・中国人。どうしたら日本人の自分が飼育員になれるだろう・・・そして大学で徹底的に中国語を学ぶところからはじめる情熱がすごい! みごと四川農業大学にも入って飼育員として働き、ちょうど日本に来ることになったリーリーとシンシンの飼育に関わることになります。パンダ好きな方にも楽しい本ですが、”情熱大陸”的な魅力も満載です。 -
著者のまっすぐ夢に向かって進む姿に、元気をたくさんもらった。パンダのことが、すごーくら好きになりました♡
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パンダ大好き!な筆者が大学、留学、研修、就職…そして上野動物園へパンダが来るに伴って帰国…と
パンダ好きから飼育員へなった道筋が書かれてます。 -
本書帯に、「そうか!一番好きなことを仕事にすればいいんだ。」の一文。全くその通り、至極当然のことだけど、果たしてその好きなことを見つけられる人、好きなことに気づく人、それを仕事に出来る人はどれほどいるのだろう。
本書は、子どもの頃からパンダが好きだった筆者が、パンダに携われる仕事を目指し、まずは大学で中国語を猛勉強し、中国の農業大学に留学して動物学を勉強し、中国のパンダ基地でインターンをし、そして現在、上野動物園でパンダの飼育員をすることになるまでの過程を、エッセイという形で綴っている。
パンダの生態に関する話あり、中国でインターンをしているときのパンダの写真も満載、上野動物園のリーリーとシンシンにまつわる話もあり、非常に興味深く、読みやすい文体で綴られている。
本書表紙のパンダのショットもなかなか良い感じ。
パンダ好きの人は勿論、職業選択に迷っている若年者にもお薦めの1冊。
岩合光昭さんて猫写真のあの岩合さんですよね?
なんと、パンダの写真もとるんですか!!
知らなかったー(...
岩合光昭さんて猫写真のあの岩合さんですよね?
なんと、パンダの写真もとるんですか!!
知らなかったー(>_<)
ちょっとネットで検索してみると・・・、
なんとまあ、かわえぇ☆
私も『パンダ通』、是非読んでみたいと思います(^_-)-☆
そうです、猫写真の岩合さんですーーっ。
検索してくださったのですね!うれしい♡
パンダはも...
そうです、猫写真の岩合さんですーーっ。
検索してくださったのですね!うれしい♡
パンダはもちろん、アフリカの野生動物まで岩合さんが撮ると、
なんだかかわいいんですよね~(*^-^*)
大好きな写真家さんなのです。
『パンダ通』徹子さんの文章は楽しいし、半分くらい写真なので
あーっというまに読めちゃいますよ♪おススメです♪
今、PCに向かう手元にも岩合さんの写真集がありますー(*^_^*)
「ちょっとネコぼけ」ってタイトル♪ふふ...
今、PCに向かう手元にも岩合さんの写真集がありますー(*^_^*)
「ちょっとネコぼけ」ってタイトル♪ふふふ。
パンダのみならずアフリカの野生動物まで!!
本当だ、HPにわんさか写真がある。
てっきり猫専門家だと思っていました。
とりあえず、パンダから攻めてみたいと思います。
ありがとうございましたー☆