天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104743

感想・レビュー・書評

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  • 高橋是清のことはあまり知らなかったが、仕事柄というわけでもないが興味深く読み進んだ。やはり日露戦争のくだりがクライマックスで、戦争そのものもさることながら裏での戦費調達も本当に国家の存亡がかかってたのだと思うことしきりだった。この人が二・二六で斃れていなかった多少は日本の歴史が変わっていたのだろうか。

  • 100年前の先人たちってダイナミックだなぁと思って読んでます。

  • 高橋是清の生涯を描いた小説です。以前に読んだ本(生を踏んで恐れず)とかぶるけど幸田先生の本だから今年の一押しです。
    これから日銀での活躍に入ります。

  • 転職しまくりの是清。翻訳という武器があるから。

  • 時代こ波に乗るとは、この事であろう。波乱万丈ながら、運の良さと、才能で凄い功績を残していく。

  • 高橋是清伝

  • おもしろかったー下巻も読も!

  • 明治の人は猛勉努力家

  • 高橋是清の生涯。結構破天荒な前半。間違えて奴隷に売り飛ばされ、
    チリの鉱山をだまされて買ったり、せっかく貯めたお金を全て無くして一文無しに妻に一回死に別れ、後妻に最後まで愛され、最後を迎えるところは冒頭に出てくる。
    後半からは日銀総裁に請われ、日銀、横浜正銀と渡り歩くがどうなるか。結構やはり波瀾万丈の人生を送っている人の話はおもしろいです。
    この前読んだ出光佐三の話もおもしろかったが、これもまた良いですね。後半もう突入中!

  • 幸田真音著「天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債」上巻、読了!

    高橋是清は2.26事件くらいにしか知らなかった私にとって、日露戦争の戦費調達の立役者というイメージは「坂の上の雲」から始まった。

    その人物の数多くの失敗をくり返しながら成長していく姿は、現代の多くの人に読んでほしい内容である。
    上巻は幼少期から日銀に採用されるまでを描いている。
    下巻も楽しみだ!

著者プロフィール

1951年生まれ。米国系投資銀行等で債券ディーラー、外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。2014年『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。主な著書は『日銀券』『あきんど 絹屋半兵衛』『バイアウト 企業買収』『ランウェイ』『スケープゴート』『この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡』『大暴落 ガラ』『ナナフシ』『天稟(てんぴん)』のほか、『マネー・ハッキング』『Hello, CEO.』『あなたの余命教えます ビッグデータの罠』など、時代に先駆けてITの世界をテーマにした作品も多い。

「2022年 『人工知能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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