- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104750
作品紹介・あらすじ
日露戦争の戦費調達を命じられた高橋是清は、ロンドンで日本国債を売り出し、英語力と人脈を駆使して成功を収める。蔵相、首相をも歴任、金融恐慌の鎮静化にも尽力するが、経済を破壊する軍国主義の波が押し寄せる。
感想・レビュー・書評
-
高橋是清がここまでの経歴の持ち主とは知らなかった。でも、明治の男ってすごい!に尽きる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了。現代の金融に関わる人間ならば是清の人生は文句なしに面白い。是清の本は何冊も読んだけど、一番分かりやすいし盛り上がるかな。是非是非お勧めの一冊です。
-
内容は自伝では下巻にあたる内容。日露戦争の外債発行に関するところがメインだが、とても分かりやすいストーリーだった。複雑な金融の仕組みについて、知識経験のある著者が分かりやすくまとめてくれていると思う。
それ以後は少し駆け足。改めて、自伝と随想録を読んでみたいと思った。 -
2019.11.30
国民生活を守るため、世界経済の秩序を作るため、軍部を増長させないために身体を張って伝え、実行していた人がいたとは•••。ひとつの私心もなく!国家のため!頭が下がる。
小さい時から外国語を学び世界に出て有能な知人を沢山作り、国際的感覚を養ったことが大きいと思われる。
「残酷と申すより、卑怯にございます!」品の最後の言葉。胸に突き刺さる。
良い本に出会えた!感謝。 -
1
-
下巻になってから、ストーリーに勢いが出て、ぐんと面白くなった。
高橋是清を美化しているようなきらいはあるが、明治から昭和初期までの時代の激動を感じ取れ、興味深かった。
2.26事件までの道筋からは、やはり国民が成熟しなければ国は誤るのだなと思った。 -
高橋是清といっても、世界恐慌の時に日本を立て直したとか、二・二六事件で暗殺されたくらいしか、知らなかったけど、すごい人間だったんだ、すごい人間性だったんだと知った。こういう人間がいたから今日もあるんだろうな。
-
星3.5。
著者プロフィール
幸田真音の作品





