高校入試

  • 角川書店 (2013年6月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041104798

作品紹介・あらすじ

名門橘第一高校の入試前日、教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」の貼り紙が見つかる。迎えた入試当日。振り回される学校側と、それぞれ思惑を抱えた受験生。謎に充ちた長い長い一日が始まった……。

みんなの感想まとめ

多様な視点から描かれる受験の緊張感と葛藤が、物語の中心に据えられています。名門高校の入試前日、教室に現れた「入試をぶっつぶす!」というメッセージが引き起こす不穏な空気の中、受験生たちはそれぞれの思惑を...

感想・レビュー・書評

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  • 県下有数の進学校である県立橘第一高等学校の入学試験前日。校内に「入試をぶっつぶす!」のメッセージが。
    不穏な空気が漂う中、試験当日、様々な問題が発生。犯人は誰なのか、目的は何なのか。
    といったあらすじです。

    登場人物10人以上の主観で物語は進んでいきます。Aの主観で1ページ、その次にBの主観で2ページ、Cの主観で1ページ、またAの主観で2ページといった感じです。ころころと登場人物の主観が変わるので、物語を把握するのに苦戦しました。巻頭の人物相関図を何回も振り返らなければならず、ページを捲る手が滞ってしまいました。


    「大切な事は何をしたかではなく、今何をしているのか」、過去の栄光にすがるのではなく、今この瞬間を誇れる人でありたいです。


    また、まだまだ社会を知らない15歳、18歳でその後の40年以上の人生の選択を迫られるこの世界は改めて酷だなぁと感じました。

  • 脚本ドラマを小説にした作品らしいです。
    登場人物各々の視点と二重括弧のセリフで物語が進むので、意外と頭を使って読みました。

  • イヤミスで有名な湊かなえの作品だったので、びくびくしながら読んでいたのですが、落ち着いた(?)オチで安心しました笑
    個人的に登場人物のキャラが好きでした!
    読み進めると止まらなくなります!

  • 高校受験を経験した子どもがいる親としては、こんな感じで高校側が毎年受験を行っているのだとしたら、ちとショックである。
    狭い世間のあり方…いまだに村社会なのだなぁ…と思ってしまった。

  • たかが高校入試、されど高校入試。
    ミステリーとしては深くないが、スピード感があって良かった。

  • 登場人物がたくさんいて、最初は頭が追いつかなかった。様々な人物の視点から書かれているところが面白い。
    実際の現場はどんななのか気になった。自分が合格したのはまぐれだったのではないかと思ってしまった。

  • 登場人物が多く、視点もコロコロ変わるので初めは誰が誰だったかと少し苦労する。しかし湊かなえ作品に共通することではあるが、視点が変わるからこそ、各登場人物の裏の顔というか、人間の醜悪な部分がよりリアルに表現されていて、惹き込まれる。
    入試に人生をかける受験生の気持ち、そしてそれをきちんと理解している教師としていない教師。自分がこれまで関わってきた教師たちはどちら側か。果たしてどんな気持ちで毎年入試に臨んでいるのか。久々に母校を訪れ、先生方に話を色々と聞いてみたくなった。

  • --高校入試をぶっつぶす--

    県内有数の進学校『橘第一高等学校』に合格した者は、
    学習机を捨てる習慣がある。
    その学校に合格すれば将来は約束されたようなもの
    それを祝う為の儀式の様なもの
    そんな高校の高校入試の前日から不穏な動きが…。
    黒板に『入試をぶっつぶす』の大きな貼紙が…。
    そして、入試当日も様々な事件が起きる…。


    主に入試に関わった複数の先生が、次々と語り手となり
    移り変わりながら物語は進む
    同時に掲示板に誰が呟いたのかわからない書き込みが進んでゆく。
    語り手が目まぐるしく変わる為、誰が誰かわからなくなった…。
    相関図もあったが、年齢もわからず
    余りにも激しく語り手が変わる為、確認するのも面倒で
    何となく読み進めてしまった(´д`|||)


    教師の姿にうんざり
    誰一人、受験生の事など考えていない…自分、自分、自分
    そんな内容が延々と続く事や
    学校ってこんなの…教師ってこんなの…
    また、一高OBの教師の愛校心も、とっても嫌なものだった…。
    一人の人生の価値がそこで決まってしまうようなことですか?

    掲示板の言葉は、どれもこれも他者を貶めれば何でも良い。
    泥を投げつけているような文章ばかり…。

    小さな問題は無かった事にされる。
    余程大きな事件が起きないと学校は真剣に動かない。
    正体を現さない。

    ラストには驚かされましたが…。

  • 珍しく湊かなえ独特のトゲトゲしさとか毒々しいものがなく、ちょっと驚きました。
    だからと言って面白みに欠けることは全然なく、いつもの様に読み始めると止まらなくなってしまって一気に読了。

    登場人物が次々に切り替わっていくところや、同時進行でネットの掲示板の書き込みが表示してあったりと、リアルタイムで物語が進んでいるかのように感じてドキドキしてました。

    過ぎてしまった昔を振り返ると、高校生活の3年間なんて人生のただの通過点で、出身校の肩書きなんて何の意味も無いなんて今は思える。
    私も希望校に入学出来たけど、今の生活にその学校が何か影響してるなんて思わないもんな。
    だけど当時は、人生を左右する一大イベント的な思いで受験をしたことは記憶しています。
    確かに大事な岐路のひとつではあるけど、もし受験に失敗してもその後にいくらでも挽回できるチャンスはありますもんね。

    だけど、学校の採点ミスで合否が分かれるなんて事が自分の身に起きたら、はたして正気でいられるのかな。また、自分の行動が誰かの人生に大きく影響を及ぼすなんて事態が起きたときもまた然り。

    けっこう考えさせられました。

    4月という季節。桜が咲いて散っていく情景が脳裏に浮かび、別れと出会い、心機一転スタートする清々しくも切ない思いがこみ上げてきました。

  • 湊かなえ氏がドラマ用に書き下ろした脚本を小説化。「高校入試」の日をこれだけの娯楽性あるミステリーに仕上げる氏はさすが。特にとある3人の点数が拮抗するとある場面のハラハラドキドキ感は絶妙な差配。ラストは各々の責任と決断をしっかりと尊重した「イヤミスの女王」らしからぬ晴れやかなもの。読後感も良い。
    一方で登場人物が20人以上おり、動機もやや浅く感じるので(感情のもつれといってしまえばそれまでだが)、高校入試の一日を描く時の短さも相まって小説としての深みは少し物足りない。とはいえミステリーエンターテイメント作品としては非常に面白い。

  • 高校入試って、こんなに問題あるの❓
    と思わせる作品だったが、あるのだろうなと思える
    どこの高校に入学しようが、そのあと自分が実力を発揮すれば、いわゆる有名校や一流大学に進学できるんだよ
    それだけではなく、有名大学に進学できなくて
    も、自分の能力を最大限に発揮することできるんだよ
    もうちょっと視野を広げれば、いろんな生き方ができるのにと思った

    でもこれが、日本の現実なんだろう

  • 久しぶりの湊作品!
    テレビで見たからまだ分かるけど
    登場人物多くてこんがらがるかも。。。
    「そーね、学校ってそんな感じよね」
    と思うことが多々

  • 県内一の進学校。入試をぶっ潰すため、各々の秘めたる思いが組み合わさり思わぬ方向へ。

  • ドラマは毎週楽しみに見ていました。
    脚本が湊さんという事でそれだけでドキドキしながら。
    とっても面白くて、そしたら嬉しい事に単行本になるなんて。
    内容がわかるからサラサラ読めてしまった感じ。
    ドラマを見てなかったらどう読んだかな。
    先生が沢山いてなかなか感情移入できなかったかもしれない。

    入試で人生決められちゃうなんて嫌になっちゃうね。

  • シナリオの後に発行

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    「名門橘第一高校の入試前日、教室の黒板に「入試をぶっつぶす! 」の貼り紙が見つかる。迎えた入試当日。振り回される学校側と、それぞれ思惑を抱えた受験生。謎に充ちた長い長い一日が始まった……。 」

  • 3.0
    高校入試という誰もが通ってきた道について、お堅いイメージのある学校だけれども案外入試をぶっつぶすこともできるんだなって感心しながら読みました。学歴拗らせた恥ずかしい大人にはならないように心掛けます。

  • 昔読んだことがあったのを途中で思い出した。オチは微妙

  • 高校入試で起きた事件を高校教師達が犯人を探すミステリー小説。ミステリーとしては面白いけど特に考えさせられることも感じることもなかった。好みの問題だと思う

  • ミステリー小説最後すごく良かった

  • 湊かなえの本は読んでいるとき胸くそなんだが、おもしろくて仕方ない。
    今回も胸くそになりながら最後まで読んでしまった。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』など。

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