ドラゴンフライ

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 173
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104941

作品紹介・あらすじ

多摩川で発見された男性の猟奇死体。再集結した鏑木率いる4人の特別捜査班が事件を追い、トンボの里として有名な群馬県の飛龍村へとの関係を突き止める。だが、ダム建設と幻の巨大トンボを巡る謎に巻き込まれ……。

感想・レビュー・書評

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  • 全体的にはしっかりとした作りで楽しめました。各所でトンボにまつわる話が出てきますが、多少やりすぎ感はあります。あと、細かい部分で科学的な間違いがあったりして気にはなりました。

  • 二つのプロローグを経て始まる物語。
    キーワードは、タイトルの通り“ドラゴンフライ” トンボです。
    『デッドマン』続編の本作も、鏑木特捜班が奇妙な殺人事件の捜査にあたる。
    勘の冴えた鏑木、コンビの若造ヒメ、江戸っ子気質の正木、科警研の澤田の4人。

    前作の余韻が残っているうちに!と手に取りました。そちらを読んだ時にも思ったが
    4人のキャラが立っていて、事件そのものにも非常に興味をそそられます。
    読み始めは、ポイントになる単語等にルビのように点が多くふってあるのが鼻につきましたが
    そのうち慣れて気にならなくなった。けど、別にいらないんじゃないかな〜?なんて思ったり。
    あぁ面白かった。シリーズずっと続いて欲しいなぁ。

  • 鏑木警部補を中心とする、鏑木特別捜査斑の活躍を描いたシリーズもの。

    この作品が初読みだったが、鏑木シリーズの2作目。

    姫野、正木、澤田と、なかなか一筋縄ではいかない、魅力にあふれた個性的なメンバーが、時には暴走し、時には苦悩する鏑木を徹底補佐する、警察モノだ。

    多摩川の河川敷で、臓器を抜き取られ焼かれた男性の遺体が発見される。

    遺体の下には、トンボのペンダントヘッドが…。

    猟奇的な殺人から始まるが、結末は切なく、読み応え十分だった。

    作品の中で、「どうして人は殺し合うのか」とつぶやく鏑木に、「人は壊れている」と返す姫野の言葉が心に残った。

    「人は壊れた生物」だから、どうしようもないと絶望するか、だからこそ、哀れだと愛しみの目を向けるのか…。

  • 昆虫は、~フライなんだって。ドラゴンフライは、トンボ。
    ゴルフ場から道に迷った男が見たのは、都内にある自分の家。
    にこたまの猟奇殺人。
    ダムに沈む村。
    盲目の少女。
    どうつながるのかな。と思いつつ、読み進める。つながっていくのよね。ムリなく。
    泉美の前に現れた遊介は、健なんだろうな、くらいは。

    せつない幼馴染だねぇ。
    相手のこと考えて黙ってたけど、お見通しだった、ばかり。
    終わりがね、なんかよくわからず。

  •  前作もそうですが、絵に描いたような悪人です。べたです。間違いなく悪いです。

     なんとなくですが、話の壮大さに比べて、結末が幼稚な気がしてなりません。

     

  • トンボの複眼にかけて複雑な内容。ストーリーにかなり無理がありこじつけと後付けの印象が強い。犯人もほぼ途中から読めてきて行動してからあとで理由を説明するのも組織で動く警察が果たして可能なのだろうか?殺す対象を違え、殺した友達を無残に解体し、また殺人者を増やす考え方、展開もどうなのか?

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  • 前作デッドマンが面白すぎて好みすぎて、即、続編のこちらを読みました。

    個人的にはデッドマンのほうが面白かったかなあ。とは言え、460ページにも及ぶ厚さを1日で読ませてしまう技術というか引き込ませ方はすごい、という意味での星4つ。

    あきらかに正解が見えているのに、遠回りしたり大袈裟にしたりしている部分が多々あった気がして、後半は若干イライラしてしまった。
    ストーリーからは少し外れるけど、「交渉」のシーンが一番よかった。プライドを持って仕事をしている者同士の鬼気迫る雰囲気がよく伝わってきた。
    とは言え、ゼネコンの言い分にはやはり疑問。たくさんの従業員とその家族を守るのは会社の使命だけど、そんなやり方で守られていると世の中にもしばれたらどうするんだ?それは、ここ数年の色んなニュースにも言えること。そこが最後まで気になった…本編とは関係ないけど…

  • 陸軍軍人で思想家でもあった石原莞爾という人がいましたが、河合莞爾さんは作家です。「デッドマン」(2012.9発行)に続いて「ドラゴンフライ」(2013.7発行)を読みました。バタフライは蝶、ファイアフライは蛍、ドラゴンフライはトンボですね。トンボには1万個を超える複眼があり、翅(はね)は1秒間に30回以上羽ばたくとか・・・。トンボの里といわれる飛龍村でのダム建設と幻の巨大トンボの謎を解明する物語です。ストーリーには今一歩「難」(複雑、不自然、無理気味、結末?)がありますが、結構、読み応えはありました。

  • 要所にトンボがキーとなり登場する。
    徐々にわかる悲しい過去、意外な展開が楽しめる。

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プロフィール

熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒業。現在出版社勤務。2012年、第32回横溝正史ミステリ大賞〈大賞〉を受賞し、『デッドマン』でデビュー。受賞作は綾辻行人氏に激賞される。「鏑木特捜班」シリーズは、その後、『ドラゴンフライ』『ダンデライオン』が刊行された。その他の著書に『デビル・イン・ヘブン』『粗忽長屋の殺人』『救済のゲーム』などがある。

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