- 本 ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104972
作品紹介・あらすじ
アフリカでカビを原因とする伝染病が発生。極秘裏に処理されるが、米国の疫学研究チームのメンバー、エミリーは、その謎を追って来日、かつての友人とともに、失踪した学者の行方を追う。書き下ろし生物ミステリー!
感想・レビュー・書評
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パンデミック?ホラー?ファンタジー?
3か所での物語が同時進行で進んでいく。どこかで交差するのだろうと思いつつも…なかなか交わらない。このまま終わるんじゃないかと不安に思ったくらい。
それぞれの物語はそれなりに面白いけど、もっと繋がりを持たせられたんじゃないかと感じてしまう。特に子供の話はラストが微妙。
予想もしてなかったので特異体質の夫婦の正体には驚かされた。でもあの呼び方で定着してるならその名前は付けない気がするけどな。せめてあ行から始まる名前にすればいいのに。 -
3遍のストーリーが交互に書かれて最後に1つに繋がるという構成。
人類の脅威となるカビ(オレンジカビ)を追って日本にやってきたアメリカ人女性研究者の話。(メインストリー)
良いものは青く、悪いものは赤く見える超能力を持った幼稚園児の話。
特定の人間を見ると抑えきれない程の殺意を抱いてしまう体質な夫婦の話。
読み始めは設定にわくわくしていたが、そこが興奮の頂点で後は尻すぼみといった感じ。
以下、ダメだと感じた点。
・視点が10頁ほどでコロコロ変わるので物語に没入しにくい。
・説明が下手でイメージしにくい場面が数カ所あった。
・設定を活かせていない。特に人を殺したくなる夫婦の話はあの扱いするならなくても良かったのではと思う。
・説明不足。赤ん坊がどう育ったか、赤く見える場所に触るとどうなるかが最後まで分からず残念。
博士を追って行く過程で嫌な雰囲気の家が出てくるなど、おどろおどろしい雰囲気はあるが、本当に雰囲気だけ。ホラーでもないしパニック系でもない、なんとも言えないお話でした。。 -
38一生懸命練ったと思うけど、3つの繋がりが最後まで分からんかった。せめて二つに絞ったら良かったのに。
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オレンジカビが人類を滅ぼすのか。人類はカビとどう戦うのか?という話では全くありませんでした。
登場人物が多いわりに、本筋に関係あるのかわからない出来事もあって、もやもやします。
人類が破滅に向かっているのなら、もっともっとそれらしく事を進めて欲しい。 -
2016.03.12
赤い服、青い服、あの人、オレンジカビ•••。どこでどうつながるのかと思いながら読んで行った。
この人の本を読もう。 -
10月-2。3.0点。
オレンジカビによる、原因不明の伝染病。
アメリカの研究者が、日本人から謎の手紙を受け取り、
その人物を探すため、日本へ。
研究者、よいもの・わるいものが見える子供、
謎の夫婦と、三つのストーリーが同時並行。
他の人の書評を見て、あーそうなのかと気付いた。
まあまあかな。 -
長野県、ケニア、奥多摩の3ヶ所での話しが次第に絡み合ってくるストーリーだが、ケニアで強烈な致死性を有するオレンジカビが中心だ.このカビに取り組んでいるエミリー.長野に住む園児の桂也は「赤い男」が見える.奥多摩の二海士郎と美砂は「あの人」の存在に怯えている.カビを日本に持ち込んでいる向井の捜索で結末を迎えるが、最後の段階はやや興ざめの感がある.でも士郎の存在がストーリーの中でよく見えない.詩の一節がリンクしているが....
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中盤までは引き込まれたがややファンタジー要素のある展開になり少し違和感を感じた
著者プロフィール
川崎草志の作品





