疫神

著者 :
  • 角川書店
3.03
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  • レビュー :21
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104972

作品紹介・あらすじ

アフリカでカビを原因とする伝染病が発生。極秘裏に処理されるが、米国の疫学研究チームのメンバー、エミリーは、その謎を追って来日、かつての友人とともに、失踪した学者の行方を追う。書き下ろし生物ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 二海夫婦の話は、別の作品として独立させても良いのではと思った。関連があるのでしょうが、薄すぎる。

    遺影が、桂也を守ってくれるシーンが好き。
    亡くなったお父さんや、ひいばあちゃんも、これからも守ってくれる。
    私も守られているのかも、と思えて、少し心が温かくなった。

    多剤耐性の菌は、これからも増えるんだろうな。
    人類と菌、カビとの戦いは、永遠に続くと思う。

  •  オレンジカビが人類を滅ぼすのか。人類はカビとどう戦うのか?という話では全くありませんでした。
     登場人物が多いわりに、本筋に関係あるのかわからない出来事もあって、もやもやします。
     人類が破滅に向かっているのなら、もっともっとそれらしく事を進めて欲しい。

  • 2016.03.12
    赤い服、青い服、あの人、オレンジカビ•••。どこでどうつながるのかと思いながら読んで行った。
    この人の本を読もう。

  • 10月-2。3.0点。
    オレンジカビによる、原因不明の伝染病。
    アメリカの研究者が、日本人から謎の手紙を受け取り、
    その人物を探すため、日本へ。
    研究者、よいもの・わるいものが見える子供、
    謎の夫婦と、三つのストーリーが同時並行。

    他の人の書評を見て、あーそうなのかと気付いた。
    まあまあかな。

  • Amazonのレビューを見ても、気がついていない方も多そうなので…もしも、二海夫婦のストーリーと、本編の関連付けがわからない方は、P321の美砂のセリフを読み直してみて欲しいと思います。

    気づかない人が多い点を見ると、これが川崎草志さんの筆力なのかなと思う。

    ただ川崎草志さんの作品は、さらっと読めてしまう分、読者が「作中に散りばめられた作者の意図」を汲み取りきれない事が多い。

    気づかなければ、小説の質がグッと落ちてしまうのが残念です。せめて各ストーリーの見出しに、年号をいれて時代に違いがある事を示してもよかったかもしれない…

  • 長野県、ケニア、奥多摩の3ヶ所での話しが次第に絡み合ってくるストーリーだが、ケニアで強烈な致死性を有するオレンジカビが中心だ.このカビに取り組んでいるエミリー.長野に住む園児の桂也は「赤い男」が見える.奥多摩の二海士郎と美砂は「あの人」の存在に怯えている.カビを日本に持ち込んでいる向井の捜索で結末を迎えるが、最後の段階はやや興ざめの感がある.でも士郎の存在がストーリーの中でよく見えない.詩の一節がリンクしているが....

    • akubiさん
      P321の「向井先生、あーちゃん…元をよろしくお願いします」という美砂のセリフが全てだと思いますが、ちょっと惜しい作品でしたね><
      2014/06/03
  • 中盤までは引き込まれたがややファンタジー要素のある展開になり少し違和感を感じた

  • CDC(アメリカ合衆国疾病予防管理センター)に勤めるエミリーディッキンソンは、ケニアで被害を出したオレンジカビを封じ込めるために、密かに活動していた。しかし、封じ込めは順調に進むものの、オレンジカビそのものの無毒化という手立てを発見出来ずまま帰国命令が下った。
     帰国後、エミリーの下に届いた荷物から、ケニアの現地で聞いた言葉を照らし合わせ、オレンジカビの新たな脅威があるのではと、送り主である博士のもとを訪ねようと日本に向かうのであった。しかし、消息不明となった博士を探そうとするエミリーは、聞き込みをするにつれて、テロとして使われるのではと不安を募らせていく。


     __何も関係のない三つの場所、人間たちの世界と時系列からなる話。最後にはそれぞれが関わりを持つのだが、当事者たちはもちろん知らない。
     個人的に不満なのは、ある一つの人たちの章は要らなかったのではと思う点。人類が進化するに当たって新たな局面、進化の過程、受け継がれる者、などを表現したかったのかなと思うけど、そこを膨らませるよりも他の章の世界観をもっと膨らませたほうがもっと危機感であったり、疾走感が得られたのではないかと思う。そこがマイナスの点でした。ちょっとはパンデミックした描写がほしかったかな。

  • パンデミックもの。
    視点が幼稚園児・アメリカ人研究者・おばあちゃん・不思議な夫婦と、ころころ変わるけど読みやすく、先の展開が気になって一気読み。ホラーな感じでゾッとするところもあり。
    謎のままで終わってしまったこともいくつかあり、しこりが残った感は否めないけど、面白かった。

  • 生物ミステリというからには、もっと感染症学的に踏み込んだ内容で、将来起こるかもしれないパンデミックのようなリアルさを伴った恐怖でジワジワと追い詰められるのかと思いきや、結局はホラー・ファンタジーでしかなかったのね、という感想。
    子供の特殊能力に関しては、見える人には見えるっぽいから(?)まぁいいとして、何故に「あかいひと」が最後アレに繋げていったのかいまいちよく分からない。「あの人」の存在で追い詰められていく夫婦も、あまりリアル感がないし、「あーちゃん」がどうしてアレを持ち出してきたのか、その理由もはっきりとは分からない。
    3つのストーリーがそれぞれに緊迫感があって、リアルさはともかく面白くはあったのだが、最後纏める段階になって、急に世界観の設定が雑になってしまった。一番重要なところで肩透かしを食らってしまい、何か残念な気持ちに。

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