疫神

著者 :
  • 角川書店
2.89
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本棚登録 : 115
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104972

作品紹介・あらすじ

アフリカでカビを原因とする伝染病が発生。極秘裏に処理されるが、米国の疫学研究チームのメンバー、エミリーは、その謎を追って来日、かつての友人とともに、失踪した学者の行方を追う。書き下ろし生物ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 3遍のストーリーが交互に書かれて最後に1つに繋がるという構成。
    人類の脅威となるカビ(オレンジカビ)を追って日本にやってきたアメリカ人女性研究者の話。(メインストリー)
    良いものは青く、悪いものは赤く見える超能力を持った幼稚園児の話。
    特定の人間を見ると抑えきれない程の殺意を抱いてしまう体質な夫婦の話。

    読み始めは設定にわくわくしていたが、そこが興奮の頂点で後は尻すぼみといった感じ。
    以下、ダメだと感じた点。

    ・視点が10頁ほどでコロコロ変わるので物語に没入しにくい。
    ・説明が下手でイメージしにくい場面が数カ所あった。
    ・設定を活かせていない。特に人を殺したくなる夫婦の話はあの扱いするならなくても良かったのではと思う。
    ・説明不足。赤ん坊がどう育ったか、赤く見える場所に触るとどうなるかが最後まで分からず残念。

    博士を追って行く過程で嫌な雰囲気の家が出てくるなど、おどろおどろしい雰囲気はあるが、本当に雰囲気だけ。ホラーでもないしパニック系でもない、なんとも言えないお話でした。。

  • 38一生懸命練ったと思うけど、3つの繋がりが最後まで分からんかった。せめて二つに絞ったら良かったのに。

  • 二海夫婦の話は、別の作品として独立させても良いのではと思った。関連があるのでしょうが、薄すぎる。

    遺影が、桂也を守ってくれるシーンが好き。
    亡くなったお父さんや、ひいばあちゃんも、これからも守ってくれる。
    私も守られているのかも、と思えて、少し心が温かくなった。

    多剤耐性の菌は、これからも増えるんだろうな。
    人類と菌、カビとの戦いは、永遠に続くと思う。

  •  オレンジカビが人類を滅ぼすのか。人類はカビとどう戦うのか?という話では全くありませんでした。
     登場人物が多いわりに、本筋に関係あるのかわからない出来事もあって、もやもやします。
     人類が破滅に向かっているのなら、もっともっとそれらしく事を進めて欲しい。

  • 2016.03.12
    赤い服、青い服、あの人、オレンジカビ•••。どこでどうつながるのかと思いながら読んで行った。
    この人の本を読もう。

  • 10月-2。3.0点。
    オレンジカビによる、原因不明の伝染病。
    アメリカの研究者が、日本人から謎の手紙を受け取り、
    その人物を探すため、日本へ。
    研究者、よいもの・わるいものが見える子供、
    謎の夫婦と、三つのストーリーが同時並行。

    他の人の書評を見て、あーそうなのかと気付いた。
    まあまあかな。

  • 長野県、ケニア、奥多摩の3ヶ所での話しが次第に絡み合ってくるストーリーだが、ケニアで強烈な致死性を有するオレンジカビが中心だ.このカビに取り組んでいるエミリー.長野に住む園児の桂也は「赤い男」が見える.奥多摩の二海士郎と美砂は「あの人」の存在に怯えている.カビを日本に持ち込んでいる向井の捜索で結末を迎えるが、最後の段階はやや興ざめの感がある.でも士郎の存在がストーリーの中でよく見えない.詩の一節がリンクしているが....

  • 中盤までは引き込まれたがややファンタジー要素のある展開になり少し違和感を感じた

  • CDC(アメリカ合衆国疾病予防管理センター)に勤めるエミリーディッキンソンは、ケニアで被害を出したオレンジカビを封じ込めるために、密かに活動していた。しかし、封じ込めは順調に進むものの、オレンジカビそのものの無毒化という手立てを発見出来ずまま帰国命令が下った。
     帰国後、エミリーの下に届いた荷物から、ケニアの現地で聞いた言葉を照らし合わせ、オレンジカビの新たな脅威があるのではと、送り主である博士のもとを訪ねようと日本に向かうのであった。しかし、消息不明となった博士を探そうとするエミリーは、聞き込みをするにつれて、テロとして使われるのではと不安を募らせていく。


     __何も関係のない三つの場所、人間たちの世界と時系列からなる話。最後にはそれぞれが関わりを持つのだが、当事者たちはもちろん知らない。
     個人的に不満なのは、ある一つの人たちの章は要らなかったのではと思う点。人類が進化するに当たって新たな局面、進化の過程、受け継がれる者、などを表現したかったのかなと思うけど、そこを膨らませるよりも他の章の世界観をもっと膨らませたほうがもっと危機感であったり、疾走感が得られたのではないかと思う。そこがマイナスの点でした。ちょっとはパンデミックした描写がほしかったかな。

  • パンデミックもの。
    視点が幼稚園児・アメリカ人研究者・おばあちゃん・不思議な夫婦と、ころころ変わるけど読みやすく、先の展開が気になって一気読み。ホラーな感じでゾッとするところもあり。
    謎のままで終わってしまったこともいくつかあり、しこりが残った感は否めないけど、面白かった。

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著者プロフィール

1961年、愛媛県生まれ。京都大学理学部動物学科卒業。セガ・エンタープライゼスなどゲーム制作会社に勤務。2001年 『長い腕』 で第21回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。2012年、続編の『呪い唄』を刊行後、『弔い花』 『疫神』 『誘神』 『署長・田中健一の憂鬱』 と精力的に執筆活動を続ける。本書は、著者の郷土愛が詰まったお仕事ミステリー第3弾。

「2021年 『明日に架ける道 崖っぷち町役場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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