スナックさいばら おんなのけものみち ガチ激闘篇

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 158
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041105092

作品紹介・あらすじ

嫁姑問題、家計の算段、終わりの見えない介護に離婚の決断…容赦ない現実に立ち向かうための、アンチ正論の生きるヒント。女の現場は問題山積だけど、辛いときこそ笑い飛ばそう!憎しみを笑いに変える魔法の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • スナックさいばら第三弾「ガチ激闘篇」、面白さも濃さもどんどん増していくね~。
    「冷蔵庫の残り物上等!我が家のサイテー料理選手権」は、よく言えば「リメイク」な、作り過ぎおかずのトホホな変遷(笑)。成功例も失敗例もありがたく参考にさせて頂こうと思うが、どちらかというと失敗例に勇気付けられた。
    そして、お正月での嫁姑バトル、離婚、介護の本音…といったヘヴィーなテーマは、立ち止まって考えさせられるエピソード多数。一貫して理恵子ママの主張は、「我慢しない」。「いい嫁」=「いい女中」って意味だから。の言葉にはギョッとした。確かに的を得ているかも…ついついあちこちにいい顔して、最終的に自爆してしまいがちな自分、無駄な真面目さは不要なのよなと改めて思った。
    「悪い嫁上等!心に小さな野村沙知代を!!」
    沙知代が裁判で言い放ったという「正義は色々あるのよ」、確かに名ゼリフ。そのくらいの気持ちで面の皮厚くしていかないと、人生後半は乗り切っていけないのだよな。
    理恵子ママも、エピソードを寄せてくれたたくさんの女性達も、人生の土俵でふんばって、汗まみれ涙まみれになりながら、容赦ない現実と戦い続けてきたんだということがわかり、時には涙。しんどいときにしか見えない宝物も確かにある。あのときのこの言葉を思い出して、ケンカしつつもやっていけるということもある。笑い・泣きの振り幅がめっちゃ大きいのがこのシリーズの特徴だね。
    高須先生とはいい関係なんだなぁということが垣間見えて、大人で包容力のある彼の言葉が、素敵だなと思いました。
    生きてるんなら、そりゃ幸せになりたい。当然しんどいことなんていくらでも出てくるけど、それを笑い飛ばしつつ日々を過ごしていけるように。悩んで迷って苦しんで暴れて、それでも最後には人生が円になれればいいよ!

  • 「態度がラージなオトコほどモノは小さい」
    いきなり何書いてんだって思われるでしょうがこの本はいきなりこんなスタートなんですよ‼︎本当に。
    まあピロートーク満載なスタートですが僕も「小さくて可愛いじゃろ?」くらい言える大きなオトコになりたいです(笑)

    「離婚のススメ」ではないですがいかに女性が虐げられながらも「私が頑張れば」ってドツボにハマっていくかが書かれています。
    カンタンに離婚するのはどうかと思いますが頑張ってしまうのはもっとどうかと思いますσ^_^;

    僕はこの本を読んでひいばあちゃんのことを思い出しました。
    認知症が始まると自分が1番記憶に残ってる嬉しいことを繰り返すそうです。
    ひいばあちゃんは玄関で座って小・中学時代僕らの帰りを待ってずっと靴を並べてくれてました。
    元気に帰ってきて靴を脱ぎ散らかしてたのを片付けるのを楽しみにしてくれてたようです。

    あとがきに書かれてました。
    「近所のお姉さんも16くらいで結婚するといつも怒ってるお母さんになった」
    「すごいボロボロのアパートで子供を抱えて旦那に怒鳴られる」
    昔の田舎のテンプレやそうです。
    でも今の大阪でもそんな変わんないかと思います。
    そんな今をなんとかしたいと思って仕事してました。
    またいつか近いうちにそんな職場に戻ります。

    この本勧めたらセクハラ停職3ヶ月になるかもしれませんがあとがきだけ読んで欲しいです。
    エロ入ってませんから‼︎‼︎

  • 2014.09.28

    久しぶりに定価で本を買いました。それくらい、読みたかった。
    このスナックさいばらシリーズが好きです。
    『ガチ激闘編』は、介護の本音の章で震え、家族のとっておきのひとことの章で泣きました。
    まだ結婚も子育ても嫁姑戦争も親の介護も経験したことのない人生経験が浅いひよっこですが、自分らしく、周りに惑わされずにこのまま生きていけたら幸せだなと思わせてくれる本です。

  • 掛け値無しに 心に効く‼️きれいごとの反対!ホント女性の道はけもの道だわ…

  • 我慢や忍耐は美徳じゃない。
    男も離婚も嫁としての役割も介護係の役目も逃げる時は逃げるが勝ち。

  • 既視感(既読感?)があるネタも多いけど、やっぱり深いなあ。本当に酸いも甘いも噛み分ける、スナックのママそのものの西原理恵子。

  • 西原さんの本にしては、もうひとつかな?と思って読んでいました。繰り返しが多くてなんだか構成がモッサリしてるし、エロネタも旬が過ぎている感じがしました。(意外にエロ話って鮮度が大事なんだなぁ、と変なところを感心してしまった)
    でも、やっぱり最後のあとがきを読んでウウッと胸にきました。
    西原さんってほんとに優しい人だなぁと思う。何を読んでも、いつもそう思う。
    次は「こんなに幸せになれると自分で思っていなかった」とあとがきで書いているあたりのことを書いた本(=高須先生関連の本)を読んでみようと思う。

  • 女という生き物は体験談が好きです。
    でなければ、初恋の話、第二次性徴の話、初キスの話、それからそれから初Hの話、付き合っている相手との話が経験者と未経験者の間でガールズトークとして盛り上がるわけがありません。妊娠・出産の体験談、ママ友との愚痴りあいなども”大人向け”ではありますが、ガールズトークでしょう。

    この「スナックさいばら」もある意味で大人向けのガールズトークでした。他の巻も読んだことがあるのですが、今日読んだ「ガチ激闘編」から進めていきたいと思います。

    まぁ、大人向けなので甘っちょろい話題ではありません。ベッドで聞いた話、旦那の実家で正月を迎える話、介護の話などなど読んでてこれからの人生に対して気にかかる話題ばかりでした。

    今回自分の心に突き刺さったのは離婚の話でした。
    周りの友人たちは結婚していき、妊娠・出産を控えるお年頃です。そういう幸せな話題は結構聞こえてくるのですが「離婚したい」という話題はまだ聞きません。やはり、友人たちの話を聞くという疑似体験で「結婚」「妊娠・出産」「子育て」など明るい話題は聞こえてこれど「離婚」「介護」の話は聞こえてこないので、疑似体験すらできません。

    現在、「パートナーが欲しいなぁー」なんて夢みている状態の自分に突き刺さったのが「離婚」のはなし。恋愛すれば一生添い遂げられると考えている自分には「甘いこと考えんなよ」という現実でした。

    さみしいから、このまま行けば将来、孤独だから、今相手を探さなくてはとか考えていたんですけど、そうじゃないことを思い知らされました。一人でいるのが怖い心理もばっちり書かれてありました。怖い怖い。

    現在の「一人の楽しさ、気楽さも知っているけどさみしい」という状態で一人でいるのと、「二人になって、二人でいることから一人に戻る」というのでは、”一人”は同じでも本当に違うのですね。

    結婚もしたことがないのに、離婚の話で恐縮ですが独り身でさみしいの皆さん、誰かと一緒に過ごしている皆さんにおすすめのぜひ読んで自分の心の奥底を見直す機会になる本でした。

    あと、将来的に待っている親の介護とかも。(これはこれで色々語りたくなる。)

    サイバラ節全開でした。ごっつあんでした。

  • いろんな人がいるなあ。
    「心に小さな野村沙知代を」は名言。

  • サイバラ節、炸裂!秀逸!

    今回は、ベッドの中で
    打ち明けられた話について等々
    赤裸々だけど、本音をズバッ!

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著者プロフィール

1964年、高知県生まれ。武蔵野美術大学在学中に『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。代表作に『まあじゃんほうろうき』『ゆんぼくん』など。『ぼくんち』『女の子ものがたり』『毎日かあさん』など映画化作品も多数。文春漫画賞、手塚治虫文化賞短編賞など受賞。昨年発売の『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)も大ヒット。

「2018年 『できるかなロワイヤル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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