- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041105504
作品紹介・あらすじ
遺物発掘師・無量が派遣された島原のキリシタン遺跡で、天正遣欧少年使節ゆかりとみられる黄金の十字架が出土する。だがそれは仕込まれた遺物だった。捏造工作の裏に隠された陰謀とは!? シリーズ第3弾。
感想・レビュー・書評
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今のところ、シリーズで一番好きな話かもしれない。どこがどう他と違うのかと言われたら分からないのだけど。話のテンポ…かなぁ?作者の集中力?気力のようなものが、最初から最後まで同じ密度だったというか。長崎は炎ミラでも登場した場所ですね。
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西原無量のレリック・ファイルシリーズ、3作目。
今回の舞台は長崎。
島原の乱、天正遣欧少年使節団、マグダラのマリア、長崎原爆、、、今回もいろんな歴史ワードが満載。それらと世界遺産登録を巡る陰謀の絡め方が上手くて、ワクワクした。フィクションと分かっていても、やっぱりある程度のリアリティ感を感じられないと興ざめするものだし。
今回は無量とミゲルの関係が良かったかな。ミゲルくんの長崎弁が可愛かった。しかしながら、相変わらず忍さんのキャラが上手く掴めなくて読みづらい。まぁ、裏があるというのは今作を読んで確信できた分、そういうものなのかな、と。
正直なところ、遺跡発掘に関係する歴史陰謀ミステリとしては非常に面白く読めているのだけれど、無量個人の能力に対するあれやこれやにはいまいち興味を持って読むことが出来ず。 -
面白かったけど、時代とか色々なシチュエーションは前作のが好きでした。
でも相変わらず楽しい。やっぱり歴史が絡むと色々壮大だね!!
長崎、行ってみたいなぁー。 -
西原無量 3
舞台は長崎。
天正遣欧使節団ゆかりの十字架が発見されるが、
それは捏造されたものだった。
3つの十字架、揃えると国を救ってくれるという。
それを狙う、鉄のカラスと呼ばれる集団。
かつて無量の祖父の記事を書いた如月という記者。
発掘隊の千波暁雄、孫のミゲルに自分と祖父をかさねてみる無量。
盛りだくさんでした。 -
西原無量のレリック・ファイル シリーズ3作目
うっかり2作目をすっ飛ばしての3作目読みで
もったいないことしたな、と
今回の現場は
長崎県南島原市
日野江城下のキリシタン遺跡
出てきたものが過去から未来まで影響していく背景がおもしろかった -
シリーズ三冊目面白かったです。
個人的には派手なアクションが増えるとライトノベルぽい
作り物くささが出過ぎてしまうので、もっと控えめにして
他の表現で謀略を表現できれば一般読者層でも
読んで貰えるネタなんじゃないかな?と思ったりします。
それにしても表紙の絵にしろ帯にしろ、過去作品ファンを
ひっぱろうと狙い過ぎで微妙に不快です。
編集者はもっと作家を信用してもいいんじゃないでしょうか? -
マグダラ!
著者プロフィール
桑原水菜の作品





