家族ドミノ (単行本)

著者 :
  • 角川書店
3.24
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本棚登録 : 64
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041105573

作品紹介・あらすじ

夏生、美春、英秋の三兄妹は、父の訃報を受け、久々に実家に帰る。三人に残されたのは1200万円の遺産だった。それぞれに事情を抱え、すぐに金を必要としていた3人は、遺産を独り占めしようと企むが……。

感想・レビュー・書評

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  • ・とても読みやすい。小中学生からおすすめ。
    ・3兄弟それぞれの視点の短編から成る作品。
    ・起承転転転結って感じ。
    ・分量の割に読み応えはいまいち。

  • 今流行りの軽めのどんちゃんミステリー。

    追いかけっこ、遺言、家族の秘密などなどをめっちゃ軽めにつなげたアニメのようなどんちゃんどんちゃん。

    ヤクザとた対立してみたり、危機一髪乗り越えたり。と色々あるんだけど、漫画みたいにパラパラーと読んでーあーまぁーねーこんな感じねー

    っていう。

    どーもこーもない一冊。

    読みやすいとは思うけど、どっかで読んだような気もするよーな、ないよーな。

    どーにもこーにも森絵都のみかづきが頭から離れず。だいぶ深入りしてしまったようで。この本読みながらも私の深いところでまだまだ続くみかづきが五郎が。止まりません。笑

    もうすこし、芯からグラグラくる長編読みたいなぁ。

  • ハチャメチャな展開
    が、見事な収束
    ただ、軽いわ~~

  • 軽いタッチが読みやすい。三人兄弟のテンポ良いストリーが面白い、キャラもイイ(*^_^*)

  • いらいらしたけど
    ほっこりした

  • スピード感と読みやすさで星2つ。

    でも、お話は「う~ん…。」
    ご都合主義はこういうライトな小説なんで
    まぁいっか で済ませられるんやけど
    3きょうだいのサプライズはどうよ?
    唐突感しか感じないし
    なにより、だからって!
    その「遺言」はおとうちゃん、あまりに冷たいんちゃうかなぁ?
    生まれてきた子を可愛がって育てて。
    そんな時間と愛情は、そんな事情だからって
    うっちゃってしまえるもんじゃないと思うのよ。
    軽い感じで爽やかに書かれてるけど
    (書斎の件はあるにしろ)
    なんか すごい かなしい。

    あたしの読み込み方が足りんだけなのかしら。

  • それぞれに纏まったお金が必要な三兄妹。
    1200万の遺産を遺して父親が亡くなった。

    父は遺言書を遺していたが、それが入った金庫が盗まれる。
    その金庫を探して右往左往する兄妹。
    ドタバタで終わる話かと思いきや、ラストに思いがけない展開が。

  • 前作『ホテルブラジル』のぶっ飛んだおもしろさが気に入って、期待にブレーキをかけつつも待っていた新作。今回もテンポよく楽しませてもらった。
    前作では、タランティーノの映画を初めて見た時を彷彿させる読後感が印象的だったが、今回も似た雰囲気を感じるエンタメ作品。そんなアホなと思いつつ最後まで突っ走ってしまえる勢いと爽快感がいい。軽妙な会話のやり取りの中でも、英秋と街金ヤクザとの麻雀シーンが特に楽しかった。
    それにしても、ホントに仲のいい兄弟妹で、柊一じゃないけどちょっと羨ましく思えてしまったよ。



    ★気になった校正漏れ★

    P60 夏生はその場に居づらくなり、美春と夏生に声をかけ立ち上がる。
    →…、美春と英秋に声をかけ立ち上がる。

    P114 夏生は何故か勇気づけられた感じになり、少しだけ照れた。
    →英秋は何故か…

  • スピード感、抜群
    ドタバタ、こりゃないよ?と思いつつもやめられず
    収束する段で、泣けました

    親子・兄弟、もっと、早い時期に打ち解けられてたら、良かったのになぁ…

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著者プロフィール

1977年熊本県生まれ。2012年『ホテルブラジル』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。IT企業に勤務するかたわら、執筆活動を続ける。
著書に『エンドロール』、『二十八日のヘウレーカ! または教育実習生加賀谷貴志は如何にして心配するのを止めて教職を愛するようになったか』、『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(原案:金城一紀)などがある。

「2019年 『暗殺日和はタロットで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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