- Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041105689
作品紹介・あらすじ
高畑勲監督14年ぶりの新作「かぐや姫の物語」を完全解説。ビジュアル満載のストーリーガイドや、キャスト、スタッフインタビューのほか、本作品限りのジブリ「第7スタジオ」にも潜入!
感想・レビュー・書評
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この映画観て、人生変えるテンションを手に入れて、
実際動き出しちゃいました。
はじまって10分も経たないうちでしょうか。
翁がかぐや姫を竹の中から取り上げる前に、手をごしごしと自分の服でふいていたあたりで涙腺決壊。
人間のあり方や、その人の人柄や、
その描き方にやられて、あんまりにも暖かくて泣けた。
この「かぐや姫」のテーマが、あの日の私にはかなりぐっと来た。
辛いこと、悲しいこと、そういうこと込みで生きる喜びなのだということ。
心も体も、全身を使って生きるということ。
地球に生を受けたものは自分を生ききっているか。
こんなことをびしびし感じて、
自分の殻を自分で作ったり、傷つくことから自分をガードしたり、
そんなこと、本当にもうやめちまおうと思った。
できてないこと
かっこわるいこと
ださいこと
自分を生きるのは、それをみんな認めてやることを避けられない。
今、この映画に出会えてよかった。
心と体で全身で観ることができる映画だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「風立ちぬ」のときは買い逃したので、本屋から消える前に勢いで購入した1冊。
制作の裏側が気になる人、作り手の情熱に触れたい人は読むべし。
映画の内容がかなりネタバレであるので、映画を観ていない人は注意。 -
ほろり
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劇場で映画を。
全く理解不能。かぐや姫へ全く惹かれない。唯一良かったのは大荒れで「海は必ず静まる」と言う漁師と付き人の丸っこい女。
なんとか兄ちゃんとかぐや姫が一緒に空をとぶシーンだけど,これはセックスだよね?えぐすぎる。
予告編で流れたかぐや姫が走るシーンだけは見ごたえありましたが,予告篇以上のものは残念ながら無し。
かぐや姫は帰りたくないと行ったが僕は早く家に帰りたかった。
原案の竹取物語のストレートな人間心理がこねくり回されて,ゆがんでしまい誰も共感できなくなってしまった感。
かぐや姫の顔がはだしのゲンにずっと見えていた。かぐや姫の魅力が描かれなかったのが残念。 -
2013年公開
監督 : 高畑勲
竹から生まれた一人の女性の数奇な運命を描いたお話。
想像以上によかったです。
生に対する圧倒的なこだわりと描写の力強さを、
野山と宮中、地上と月上の対比に浮き彫りにさせていく、
そこにかかわる人々の違いに描いていく感性に、
知らず知らずのうちにほだされていくような作品でした。
なんのために自分はこの世に降り立ったのか。
普遍的なテーマに、哀しさをもって向き合った、そんな作品かと。
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