やわらかな雇用成長戦略 (角川oneテーマ21)

  • KADOKAWA (2013年10月9日発売)
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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041105733

作品紹介・あらすじ

成長戦略とは雇用戦略である――。人が成長してこそ初めて社会が発展する。そして、社会の発展なくしては、経済成長は決して持続しない。これまでの常識に囚われず、しかし、当たり前のことを先入観抜きに考える。

感想・レビュー・書評

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  • 「感想」
    キャバ孃のようにはたらくという表現はなるほどと思った。なぜキャバ孃なのか
    ・今後も残るビジネスはサービス業である点
    ・そのため労働力個人の基礎的な力(コミュニケーション能力等)の必要性が浮き彫りになる点
    ・昼間と夜で掛け持ちするようなパラレルキャリア
    ・自分で自分の中の働く時間を管理できる点
    ・それらをマネジメントする管理職の重要性
    あたり。

    後半は疑問符の付くところが多かった。今まで偏差値に偏った教育をしてきてそれがうまくいってたから今後もという主張、就活と婚活を同じレイヤーで語る展開は論理的ではないと感じた。

    「言葉」
    “場”1つの目的に関わるステークホルダーが互いに参加して共通する暗黙知を蓄積されること

  • 読みやすい。今後の日本社会をグローバル経済の視点から論じた一冊。

    昔と違って価格が下がってきて(グローバル化の影響)、いわゆるそれなりの生活を送るのは大多数の人には難しくなりつつある。
    ただ価値観は時代が進めばやがて変わる。日本でも本書に書かれているような多様な働き方、人生への向き合い方が増えていくかなーと結構前向きなさに、現実味のある良本でした。

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著者プロフィール

小幡 績(オバタ セキ)
慶應義塾大学准教授
1967年生まれ。1992年東京大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)入省、1999年退職。2000年IMFサマーインターン。2001年~03年一橋大学経済研究所専任講師。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。2003年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾大学ビジネス・スクール)准教授。専門は行動ファイナンス。2010年~14年まで年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員。主な著書に『ネット株の心理学』(毎日コミュニケーションズ)、『リフレはヤバい』(ディスカヴァー携書)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『成長戦略のまやかし』(PHP新書)、『ハイブリッド・バブル』(ダイヤモンド社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(東洋経済新報社)がある。


「2020年 『アフターバブル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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