インフェルノ (上) (海外文学)

制作 : 越前 敏弥 
  • 角川書店
3.76
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レビュー : 258
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041105931

作品紹介・あらすじ

フィレンツェ。襲撃を受け病院を逃げ出したラングドン教授。手にした見慣れぬ円筒から浮かびあがったのはダンテ『神曲』を描いた、ボッティチェルリ〈地獄の見取り図〉。原画にはない暗号、解読した先に待つのは?

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず、初っ端から追われて逃げて!
    気が付いたら、頭にケガを負い病院にいたラングドンさん。しかもなぜだかフィレンツェにいる。どうもここ2日ほどの記憶をなくしているらしい。
    自分の置かれた状況がわからないまま襲撃され、手当てをしてくれた医師シエナとその場を逃げ出す。

    いつものように事件には巻き込まれているようだけど、その理由はわからない(記憶喪失なので)ので、ラングドンさん自身が狙われ追われる立場になっている。美女を助ける側ではなく、助けられる側に。
    巻き込んでしまったシエナに申し訳なさを感じていること、短期記憶の欠如、追っ手の巨大な力と速さのせいなどで、前作のように懐疑的になる暇もない。
    前作では「そんなバカな!」「そんなはずはない!」的なセリフばかりのラングドンさんに、少しうんざりしていたのだけど、今作はその心配はなさそう。かな?
    短期記憶はないけれど知識はあるままなので、頼もしさも戻ってきたような。
    愛用のミッキーの腕時計と離れ離れになって嘆く姿がなんだかキュートでもあります(笑)

    何度も現れる幻の中の銀髪の女、疫病の仮面、ボッティチェルリの『地獄の見取り図』、ダンテの神曲とデスマスク……
    不穏な空気をまとった発疹の男も気になり、下巻が楽しみ!

  •  ダン・ブラウンさん。待っていました。三年ぶりの新刊。新刊がでると分かったとたんに、「読む!」と飛びつきました。

     今回も、大まかの構成は変わらずですね。
     1.ラングドン先生も知らぬうちに、事件に巻き込まれ、命までも危ぶむ状況に陥る。
     2.そこを辛くも逃れながら、ボンドガールならぬ、ラングドンガールと謎を解いていく。
     という構成。

     今回のテーマは、ダンテです。ダンテ??「新曲」を書いたあの、ダンテ?

     予備知識もフィレンツェの地理もない私の脳内で、ラングドン先生たちのあの息もつかせぬ行動を解析するのはなかなか大変でした。

     チェルカ・トローヴァ。探して、見つけなさい。

     そう言われましても・・・ヴェッキオ宮殿とか、サンタ・マルゲリータ・デイ・チェルキ教会とか、サン・ジョヴァンニ洗礼堂とかいわれましても・・・

     イタリアに行きたくなります。イタリア人であったなら、この作品をもっと楽しめたのに、と思ってしまいます。

     ダンテにまつわる謎を追うラングドン先生は、ダンテのデスマスクの隠し場所にたどり着く。

     そして、下巻へ。

  • ダン・ブラウンのインフェルノ(地獄)上巻読了。

    人類は増えすぎている。人類自身の重みが人類を滅ぼす。
    解決策は多くの人類を間引く…。
    それは地獄なのか、後世にとっての福音なのか。

    テーマや謎のちりばめ方はやっぱりおもしろい。
    しかし途中説明過多だったり、ありえねーってぐらい都合良く物事が進んだりする場面は、読むスピードを落とした。

    でも下巻が愉しみです。

  • 物語の始まり、全く回りの状況が分からないところ記憶がないという、これは恐怖だ。何らかの認識ができないと、パニックなる。
    なくした記憶を逆向きにたどる。追っ手の数は増えていく。

    上巻では、わずか半日にも見たいない数時間の出来事。めまぐるしく状況は変わっていく。
    ダンテのデスマスク、宮殿の裏構造は、興味深かった。

    人類にとっての危機の原因は、人口増加により、もたらされる。このテーマの解決はあるのか?

  • 相変わらずの面白さでした!
    ハラハラドキドキ感は変わらず、スピーディーな展開、歴史的な建物や象徴についての事柄も盛りだくさん。
    ラングドンが記憶喪失という衝撃的な幕開けから始まる今回のお話。記憶がない中、次々と明らかになる、ラングドンの行動。不可解な周囲の動き。それはやがてとある人物が世界に対して企んでいることへと繋がっていく。それを解く鍵は…………ダンテの長編叙事詩「神曲」であった。
    インフェルノとは地獄。まさに、そんなワードがたくさん出てくる。考えさせられるテーマです。おっと、これは下巻かな(笑)

  • ラングドン・シリーズ第4弾は、フィレンツェからスタート。旧市街は行ったけれど、橋向こうのピッティ宮やボーボリは知らないので、地図を見ながら。
    ぜったい、ポンテ・ヴェッキオの回廊は出てくるよね、という期待にも見事に応えてくれます。
    一般観光客ではわからないようなディテイルが上手に書き込まれていて、悪い意味ではなく、観光ガイドとして本当によく出来ていると思う。

    相方は妙齢の女性(毎度?)今回は天才医師という設定。
    彼女の素性も下巻で明らかになっていくのでしょう。

    もうひとつ、大事なテーマが地球規模での人口問題。
    これを組み込むのに、抱えきれない大問題に対する否認、という行動を詳しく書き込むことで、読者に “思い当たるフシ” を感じさせるシカケも上手い。

    何事もメリットとデメリットがある。
    少子化のメリットをよくよく検討すべきとき、じゃないかな。。。下巻へ続く

  • 人口増加問題を軸に芸術や歴史が重なりあい、読み応えがあった。フィレンツェ、ヴェネツィア、インスタンブールを訪れたくなった。

  • ラングドンシリーズ第四段。
    相変わらず巻き込まれ型のミステリー&観光案内(笑)。
    今回の舞台はフィレンツェ。
    いつものごとくテンポよくスピーディな展開で読ませてくれますが、恥ずかしながらダンテの「神曲」を知っている方が楽しめたのかもしれない。。。。

  • 今回もラングドン教授やってくれます。
    いきなり、病院のシーンから。わけもわからず逃走。
    ハラハラドキドキの展開です。
    いつもそうですが、舞台となった街の描写がいいですね。フィレンツェに行ってみたくなりました。
    読む前にフィレンツェの事を調べておくと、より楽しめると思います。下巻に読み進める前に、街と歴史と美術の復習!

  • ラングドン教授が戦うことになった
    今回の敵は、人口増加を食い止めるべく
    WHOを脅し、殺人菌?を撒き散らそう?と
    するサイコ。
    ラングドンと事件に巻き込まれたのは
    身分を隠し、ラングドンを救った天才医者。

    あるスピ的ヒーラーさんが、
    日本の人口減少について、地球規模で見れば
    エコであることを唱えていたことを思い出した。
    この本を読んで、改めて、地球規模での
    急激な人口増加が、食糧危機、水不足など
    自分たちの首を締めている現実を
    きちんと直視しないといけないなあ、と。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2018年 『オリジン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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