眠りの庭 (単行本)

著者 : 千早茜
  • 角川書店 (2013年11月23日発売)
3.25
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106129

作品紹介

白い肌に、長い髪、そして細い身体。彼女に関わる男たちは、みないつのまにか魅了されていく。そしてやがて明らかになる彼女に隠された真実。2つの物語がひとつにつながったとき、衝撃の真実が明らかになる。

眠りの庭 (単行本)の感想・レビュー・書評

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  • 初めましての作家さん。
    この本を手にしたのは、先日の「新井賞」の影響です。
    『男ともだち』を読みたかったのですが、まずは手に入ったこちらから。

    なかなか読み進めることができない。
    正直、あまり好みではなく…

    『男ともだち』への気持ちが薄れていく…

  • すごい世界観、恋愛観。
    千早さんの筆力に圧倒されます。
    恋愛モノは好きではないのですが、千早さん作品は、恋愛という枠を超えた、情念を巧く描いていて、読み始めるとすぐに千早ワールドの住人になってしまいます。
    女に囚われる男も、様々なパターンが描かれています。女性作家の描く男性像、私は唸らされますが、実際の男性が読んだらどうなのか知りたいところです。
    2篇収録ですが、連作と知った時は衝撃が走りましたσ(^-^;)
    読み応えはありましたが、千早作品でなければ読まないであろうモチーフだったので、☆3つ。

  • 「アカイツタ」「イヌガン」の2つの物語からなる作品。
    正直、「アカイツタ」は退屈で、結末も予想どおり。
    だが、この作品が一気に面白くなるのは「イヌガン」に至って、2つの物語が繋がってから。
    澪は誰?あ~、アカイツタのあの子が・・・と気づいた途端、物語に引き込まれる。
    イヌガンの言い伝えと、澪の人生が写し絵のように重なるとき、2つの物語がひとつの作品になる。
    ーー人はわかり合えない。全てを知ることはできない。それでいい。毎日、そこから始めればいい。日々、相手の鼓動に耳を澄まして、繋いだ手を握り直すのだ。--
    耀と澪がそんな日々を送れるといいなと思う。

  • 2017.2.11 読了


    なんとも すごい話だった。。。

    長編+短編の作品で、二つは別個と
    思っていたら。。。

    なんか わかったような わからんような。。。

    なぜ さなみは、歳をとらないの?

    うーん?

  • 表紙が好きじゃない
    でも漂う倦怠感は出てるね
    読後感が重いのは好きじゃない
    でも惹かれるね
    うまいんだろうね

    ≪ うっそうと 繁る庭木で 覆われて ≫

  • 高校の臨時講師と、父親の特殊な愛情に縛られた女子高生(卒業生ではあるけれど)という組み合わせには、どうしても既視感が……。
    90年代に問題作として、一世を風靡したドラマ『高校教師』。細部はまったく異なるのだが、すぐに真田広之や桜井幸子の顔が浮かんで当時の衝撃が思い起こされ、もう頭から離れない。表紙を見るだけで、ドラマのテーマ曲だった森田童子の歌声が、ぐるぐるぐるぐる回り続ける始末。
    と言うわけで、作者の美しい淫靡な世界は楽しめないままに終わってしまった。

    さらに、父娘の異様な関係、最近あちこちであまりにも安易に使われ過ぎなのでは。この種の奥の手、と言うよりもすでに手垢のついた小手先の設定は、苦手。
    桜庭一樹の『砂糖菓子……』のような作品は別として。

  • アカイツタ…読み進むほど本が重くなりページが進まなくなる。近親ものはどうしても陰惨な方向になるのかな。しかし子が導いたという理屈は親として最低で理解したくない。
    イヌガン…評価はこの作品。澪と小波が繋がる瞬間、あっ!と衝撃が走った。前章を補完しながらどこまでも深みに落ちていく恐ろしさが快感。過去を掘り起こす事で過去を葬り去るというのは斬新だ。

  • 千早茜は良い。幻想的で、それでいておそろしい。胸の奥に何かつかえを残していく。

  • 「式子内親王と同じだよ。蔦が絡まっていないと崩れてしまう。そういう女なんだ」能『定家』を通奏低音とした『アカイツタ』主人公の男の自己陶酔的一人称《俺》の語り口が耐え難い。《俺》って苦手。オイラだったらよいのだけどね。予定調和的な濃厚耽美で胃もたれ気味。対して後編『イヌガン』の《僕》の語りは日常と地続きの感があり、共感し易い。同一人物であるはずの小波と澪、視点(男)が変わるとこんなにも違った印象に。それこそがファム ファタールである所以なのだろう。絡まる赤い蔦は、切っても切れない血縁の呪縛か。

    能、定家、定家葛、赤い蔦=血縁、
    モローの『出現』

  • 一人の美しい女と彼女に翻弄される男たちを描いた「アカイツタ」「イヌガン」2つの連作。
    終始、緊張感が漂っていて、怖いもの見たさで読み進めた。彼女に絡みとられていく様が痛々しくもあり、甘くもあり。
    しっとりというより、じっとりでした。

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