大学のウソ 偏差値60以上の大学はいらない (角川oneテーマ21)
- 角川書店 (2013年11月9日発売)


- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041106228
作品紹介・あらすじ
世界中が競う大競争社会のなかで、日本の大学教育はその期待にまったく答えていない。このままでは、欧米はおろかアジアの国々にも教育水準で大きく劣ってしまう! 日本の大学教育の現状と対策を考える警告の書。
感想・レビュー・書評
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あんまり脅かさないで欲しい。
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大学改革=語学学習を中心としたグローバル化という論調が過ぎるように感じる面もあるが、実際に取材した内容をふんだんに取り入れているので、参考になる面も多かった。
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海外の大学、特にアメリカの大学の教育の現状がわかる。でもほんまかいなぁ?と、思うところもあるある。一つの科目を深く学ぶことには大賛成だが、日本の大学の現状では難しいだろうなぁ?
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日本の大学やそれを取り巻く環境が変わらなければこの先不安だという著者の危機感や、それらが変わらない(変われない)ことに対する閉塞感は、私が日本社会に感じる閉塞感に近く共感した。海外の複数の大学・学生を取材しているため、主張にはある程度の説得力があり、新しく知ることも多かった。このような本を出版することで著者の肩書きである『教育ジャーナリスト』としての仕事は十分に果たせていると思う。今後も精力的に活躍されることを期待する。
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日本の名門大学に行くなら海外の名門大学に行ったほうがいいと、それを学部教育の違いから説明してる。また、名門大学に行ける学力がないとしても、日本の良質な中小大学やらフィリピン留学を勧めてる。正直日本の大学には潜ったことしかないから比較しようがないんだが、でも米国のそれなりにいい大学で学部教育を受けた身としては本書で書かれてることには納得することが多い。それにフィリピン留学の利点とか、マレーシアで起きてる学園都市の建設だとか、これ読むまで知らんかったな。
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#読書開始
・―
#読了日
・2014/1/30,2017/5/3
#経緯・目的
・著者のセミナーを受講したため、購入。
#達成、感想
・山内氏は常に鋭く大学の課題を指摘し、持論を展開している。
・大学関係者として恥ずべき内容が多いが、自覚するからこそ改善の提案をすべき。
・当著で気づいたことを提案としてまとめること。そこから動きたい。
#オススメ
・大学生、高校生にオススメ。 -
すべての人は等しく教育を受ける権利があるという正論を置き去りにしている世の中、こういう視点から問題提起もありではと思います。
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グローバル化に対応するには日本の今までのやり方ではダメ、というのは解った。但し、能力のある子の場合。モンスターペアレント出現も学校の経済化による教育のサービス化。サービスなら"消費者"が権利を主張するのは合点がいく。
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縦(大学の歴史)、横(外国との違い)から日本の大学を分析し、現状の大学の内部事情(教員、職員、学生)を理解した上で、実現可能な提案が詰まっている。
著者プロフィール
山内太地の作品





