日本の決断 あなたは何を選びますか? (角川新書)

  • KADOKAWA (2013年12月12日発売)
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106334

作品紹介・あらすじ

憲法改正はどうなるのか、野党再編は進むのかなど、いま知りたい日本が抱える課題を人気ジャーナリストがわかりやすく解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 12年前の池上さんの本を蔵書から読んでみました。
    今も大活躍中の池上さんと12年前とどう変わってきたのかを比較しながら読んでみました。
    東日本大震災後の混乱の時期をどう歩んだのか、安倍晋三さんは暗殺され、自民党はどう変わるのか。
    まだまだ、先行きは不透明ながら、物価が急激に上がり始めた日本はこれからどうなるのか。

  • 書かれて7年後読んでみると、ほぼほぼ決断出来ていない現状に唖然。ただ、世の中、場合によって、タイミングによって、白黒はっきりさせ無いほうが良いこともあるような気もする。

  • NHKテレビ「週刊こどもニュース」のお父さん役として11年に渡り奮闘、解りやすいニュース解説で人気のジャーナリスト・池上彰が解説する「日本の大問題」。2011年に大災害に見舞われた福島の事故から数年が経っても方針が決まらない原発問題や、綱渡り状態が続くアベノミクスの元で広がる賃金の格差、少子高齢化によって危機を迎える年金問題、さらには憲法改正や米中露という大国と向き合う日本の外交など、過去から先送りされ続けている多くの問題を浮き彫りにして、国家の主役でありながら「のほほん」と暮らしている国民に決断を促す提言書。

  • 経済状況やエネルギー問題、外交に社会保障などの、日本が抱える諸問題に対して、池上流にモノ申す一冊。個人的には朝日新書での著作や本書のように、解説の合間にビシバシ私見を述べてくれた方が、著者の「顔」が見えていいなぁなんて思ったり。論調は両論併記というより、両論併撃"。支持・不支持、賛成・反対それぞれの立場にとって都合の悪い事実を突きつけ、「さあ、どうする?」と迫ってくる。結局世の中、三方みな良しで収まる方法なんかありゃしねえんだなあ……。"

  • インタビューを編集者が纏めた感じだよね。内容がない。

  • 2013年に書かれた本だが、東京オリンピック、原発、年金、憲法改正等々、著者の指摘する状況は全く変わっていない。

  • 国民年金未納者が10人に4人。所得が低く猶予されている者も含めれば未納率は6割。止まらない少子高齢化。無年金者が増えれば生活保護費が増え国家財政にも多大な影響を及ぼす。年金の受給年齢の引き上げ。世代間の支え合いから世代内での支え合い。再分配機能の強化に伴う課題。健全な競争と充実した社会福祉の両立。決断するにあたって、考察の条件が様々提示される。答えはない。今後、どうしていくべきかは、示された条件を基に自ら考えることになっている。東京オリンピック、アベノミクス、賃金格差、憲法改正、エネルギー問題など、今、旬のテーマについて、じっくり考察を深めることができた。

  • 規制を目の敵にせず、格差を生み出す原因に立ち向かう必要がある

  • 何を選んでも一長一短で、どちらが絶対に正しいということはなく、期待した成果があがるかどうかの保証はどこにもなくて、思わぬ副作用だけが発覚する可能性は限りなくある。それでも選ばなければならない時、あなたは何を選びますか?

  • 2015

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京科学大学特命教授を務め、現在5つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)、『お金で世界が見えてくる』、『日本の大課題 子どもの貧困』編者、『世界を動かした名演説』パトリック・ハーラン氏との共著(以上ちくま新書)、『なぜ僕らは働くのか――君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(監修、学研プラス)、『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』(ダイヤモンド社)、『20歳の自分に教えたい経済のきほん』(共著、SB新書)ほか、多数。

「2025年 『池上彰の経済学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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