雪月花黙示録 (単行本)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.13
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本棚登録 : 850
感想 : 149
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106709

感想・レビュー・書評

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  • 恩田陸を読んでいるはずなのに、森見登美彦とこか、万城目学とか、三浦しをんをほうふつさせられてとても不思議。
    あんまり読んだことがないけれど、ライトノベルってこんなかんじなのかな。
    ハードカバーの400ページコースなのに、全然そんなに読んだ気がしないや。
    萌黄、蘇芳、紫風の春日一族をめぐるおはなし。
    勢いで書かれているので、勢いで読むしかない。
    考えたら負けだ。

  • 近未来のゴシックジャパンで繰り広げられる
    ハイパーアクション。
    「『夢違』『夜のピクニック』以上の玉手箱!!」って
    帯に書いてあったんだけど、一番雰囲気が近いのは『ロミオとロミオは永遠に』だと思う。
    サクサク読めて面白かったんっだけど、あのオチはあまり納得がいきません。

  • 春日家の三人かっこいいけど、最後はどうしたいのかイマイチ解らん。

  • いつもの恩田さんとは趣が違って、終盤までは面白く読めたけれど、最後はやっぱりもやっとしちゃうんだなぁ・・・。

  •  恩田陸がラノベを書いた……だと? とみなぎりましたが、ラノベじゃないw
     萌え的なラベルをはられては居るのだけれど、登場人物のみなさんは、がっつり思想的で萌えやエロを感じさせない。

     じゃあ一般小説なの? と問われると、どうだろう。
     ミヤコと帝国と言うけれど……それぞれが結局何に拠る存在なのかイマイチ把握出来なかったので、思想があるんだろうな、と思いつつ、ではどんな?と聞かれると首をかしげる感じでした。

  • 恩田陸さんがラノベ?
    題から「遠野物語」的なイメージだったんだけど。
    美少女、イケメンのちゃんばらストーリー
    でも面白かったんだね、結局
    楽しませていただきました
    《 経済と 自然の融合 残月に 》

  • なんか意外。
    恩田さんはファンタジックなものも書く人だけど、ここまでくるとライトノベルみたい。
    でもロミオもあるからな…意外でもないのかな。
    面白かったし一気に読めたけど、ラストがまた恩田節。
    相変わらずふわ〜っというか、ぷしゅ〜って終わるのね(笑)
    とくに最後の見参!はもう悪いけど失笑。
    でもミッチーとか双子とか、もうあれはギャグなのかな。
    暁の七人だって、まさかホグワーツ(笑)
    嫌いではないけど。
    ほどほどにファンタジックなほうが面白い気がするなぁ。
    夢違とか、MAZEとか、ネクロポリスなんかは素晴らしかったな。
    その辺のバランス感覚が絶妙な人だと思うんだけど。


    ネオゴシック。ミヤコと帝国主義者の対立、箱庭の純日本世界。

  • 近未来SF?笑えたりちょっとシュールだったり好きな感じ。

  • 最近恩田陸でこういう話を読んだなあと思った。超能力とか、自然からの力とか夜の底は柔らかな幻と印象が被ったのだろう。
    あとは日本の文化という意味でロミオとロミオは永遠にも。セーラームーンネタとか現代文化があふれている。

    SF風チャンバラ超能力話。オチは恩田陸にしてはまとまっていたと思う。
    理屈はよくわからないけど、人間のたくらみによるもので、超自然現象が原因ではないという意味で。

    これは続編を出してもいいんじゃないかなあ。
    キャラも設定ももったいない。とくに及川道博。読んでいて、ミッチーって叫びたくなる。

    最後に誤字があるので、ちゃんと仕事しろよ、角川と思った。
    分身の術と深読みしてしまった。

  • オチはいまいちなのですが、
    恩田陸の描くごちゃごちゃした、実際のカルチャーを混ぜたような世界観は大好きです。ロミオ~を思い出す。

    本当はもっと悲劇な結末にしたかったのに、そこまではしないことにしたのかなと思ってしまう。

    クランプ学園、サクラ大戦とかを思い出します。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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