JR崩壊 なぜ連続事故は起こったのか? (角川oneテーマ21)

著者 : 梅原淳
  • KADOKAWA/角川書店 (2013年12月13日発売)
3.05
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  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106747

作品紹介

相次ぐJR北海道の事故・不祥事を招いたものは何か? 背景にあるいわゆる「JR三島会社」の経営難や、国鉄民営化の際の見通しの甘さを踏まえ、その構造的問題を指摘する。

JR崩壊 なぜ連続事故は起こったのか? (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評

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  • 知らないことがいっぱい有った。
    今、JR北海道に起こっていることを、少し理解できるようになった。

  • 久々に質の低い本を読んでしまったなーと。既存のレビューとも重複しますが、下記の点が問題。

    ①看板に偽りあり
    『JR崩壊』と言っているが、JR北海道のことしか書いていない。冒頭で、JR北海道の問題は他のJR各社にも当てはまる、だからタイトルはこうだ、というロジックで論が始まるのだけれど、いざ読んでみると北海道の寒さでディーゼルがどうこうとかポイントがどうこうとか、沿線の距離とかがどうこうとか、ほとんどJR北海道固有の問題についてしか述べられていない。加えてJR北海道固有の問題とJR全体の問題が混同されている。そりゃ最後、有識者にも「こんなタイトルになるなんて」って驚かれますよ。

    ②出典が不明
    途中で「JR東・西日本は整備新幹線の運用を歓迎していない」みたいな記述がありますが、ソース不明。こういうのが随所にあって、公表データと一部へのアンケート送付以外、ほとんどまともに取材していないことがわかる。

    ③論理があまりに稚拙
    JR北海道との比較に、観光資源としての価値も維持費も物価もまったく違うスイスの山岳鉄道を引き合いに出したりと、やりたい放題。そして結論が「料金を上げれば黒字になる」というのだから、唖然呆然。著者は本当に専門家なのかと。この著者の意見は、最終章で出てくる堀内氏、石井氏のコメントにより、あっさり否定されています。

    このように著者の取材やタイトル設定、肝心の論評があまりに稚拙ですが、客観的に見ればJR北海道で起こった事実関係を把握できる資料的な意味はあり、さらに堀内氏、石井氏による著者の主張を否定する、著者の論よりはロジカルなコメントを隠すことなく掲載しているので、☆2つ分の価値はあると思います。

    著者の梅原氏、他の著書はなかなか好評のもあるみたいだけど、この本に関しては書いてることが本当にひどいです。この本のせいで仕事なくなるんじゃないかってレベル。

  • まとめた記事としては良いと思う。タイトルを「JR北海道崩壊」にしなかった点が他の方の評価に影響を与えているような。

  • 由々しき事故が相次いだJR北海道だが、同情すべき点も多い。広大なエリア、人口密度の低い地域に張り巡らされた鉄道網、冬の過酷な厳しさ。最悪の環境下にあることは十分に考慮する余地がある。極寒の中、列車の運転が全面休止されてもおかしくないような状態でも時刻通り動かさなければならない。しかも主力車両はディーゼルカー。メンテナンスが複雑なうえ冬季は一晩中アイドリング状態にしていなければならない。内地に比べ莫大なコストを必要とするにもかかわらず、運賃は公共料金扱いで営業収益が悪化しても変更するのは極めて難しい。いきおい管理職はコストの削減だけを言い、お客様や現業部門の声を軽視してしまう。現場から破損箇所、故障したものを修繕したいとの申請があっても社員の落ち度と撥ね返してしまう。事故前、現業部門は軌間が基準値より広がっていたことに気づいていたにもかかわらず、管理部門には報告しなかった。JR北海道の復権には、固定資産税、軽油引取税、都市計画税の減免、経営安定基金の活用等、実質的な公的支援の議論も大事だが、まずしなければならないのは、管理部門と現業部門の風通しの悪さの改善。人と人との信頼関係を取り戻すことが最も大切と思う。

  • 昨年くらいに続発したJR北海道の事故多発問題を分析してみたもの。巷では労働組合が悪いなどということもまことしやかに語られているが、問題はそのように単純化できるものではなく、国鉄改革時の改革の不徹底(民営企業として成立しうるレベルまでの十分な資産を渡さなかったこと)が問題であり、対応策についても一応意見が書かれている。JR北海道の問題は単純ではなく、公的企業が大きな問題を抱えた場合にどうすればいいかの試金石になるかもしれない。

  • 衝撃的なタイトル。ただし、内容はJR(特にJR北海道)特有の課題を分析し、これをクリアしていかなければ本当に崩壊につながる、といった極めて冷静な考察となっている。

  •  やはりとは思ったが、それほど評価は高くなかった。

     批判覚悟で書いたようだが、大体は北海道内であれば指摘されていることだしなあ……

  • 北海道は大変です…

  • 大げさなタイトルですが、
    半分以上はJR北海道の一連のトラブルをまとめて、
    その経営的な対応策をまとめたもの。
    とくに目新しいものはなし。
    最後に識者の意見として何人かの意見が書かれているが、
    的外れなものもあった。
    既存の雑誌記事をまとめた程度の内容。

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