ひとごと (単行本)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 86
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106761

作品紹介・あらすじ

幼い息子を虐待して殺した母親を逮捕ーー残酷な事件のニュースが、人々の心に起こした波紋。離婚、不妊、予定外の妊娠、親子の確執、嫁姑問題……悩める8組の家族の人生の転換期を、鮮かな手法で描いた感動の短編集

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの意味を期待しすぎたところもありますがちょっとすっきりしない感じがありました。
    短編集をまとめているので全ての話に繋がりを持たせた要素としてはもう少し欲しかったかなと。
    一つ一つの話のどこかには似たような状況で共感できる部分はあると思います。
    森さんの作品は読みやすくさっくり読める割にジーンとくる部分もあるのでわりと私は好きです。

  • 人は独りでは生きていけない
    よく 言われる言葉ですね

    いろんな人が亡くなる事件を
    見聞するたびに思うことがある

    人は一人でいい
    その人のことを気にかけてくれる人が
    いれば なんとか生きていける
    を 森さんの新作で
    改めて思いました

    すくいのある話は
    やはり いいものです

    単なる ハッピーエンドで終わらず
    次の展開が読者にゆだねられるのも
    また うれしいところです

  • 情景も心情も説明が多くて、読み込むというよりは読まされてる感覚になってしまい、私は苦手でした。

  • 今回のタイトルは「ひとごと」 私の嫌いな言葉ですが、本の内容はいつもの森さんの世界です。

    家族に纏わる8つの短編が収められていて、どのエピソードもいつでも誰にでも起こりうる事、そしてその時にどう関わりどう対処するか考えさせられる内容になっています。

    今までも感じていたのですが森 浩美さん、男性でありながら女性の心の内をこれだけ繊細に理解していらっしゃって凄いと感じます。

    そしてどのお話も今までの家族シリーズ同様、ラストに希望、光が見えるので読後、心がほっとします。

  • 家族にはイロイロ。そうだなぁ。。

  • 「虐待の末に幼児を殺してしまった母親のニュース」が、どの短編にもチラリと出てきます。ほんとにチラリとだけ。
    ・・・これも短編連作に入るのかな?

    日常を切り取ったような、・・・本当に短編で、これが物足りないと感じるか、サラリと読めていいと思うかは人それぞれ、かな。
    サラリと読めて余韻が楽しめた作品と、「これは短編じゃなくて、中編くらいで読んでみたかったなー」と思う作品とがありました。

    「親子ごっこ」や「愛情ボタン」が個人的には好きです。

  • 家族を巡る8つの連作短編集。
    全てのお話に、幼児虐待をした母親の事件が、少しだけ登場する。

    家族にはいろいろある、をしみじみ感じさせる話ばかり。
    読みやすく、さらりと読み進めましたが、一話終わるごとに、ふと手を休め、自分を振り返るような時間を持ったように思います。

    どれが好きだったかなと、見返してみましたが、うん、どれも好きでした。
    でも、子どもを亡くし、気持ちが離れてしまいそうになった夫婦の話、桜ひらひら、は辛すぎましたが。

  • 子どもを事故で亡くした夫婦、未婚の母になるキャリアウーマン、イクメンパパの仮面をかぶった夫、父親の所に戻ってきた息子と孫とのつながり、姉の子どもを養子にした若夫婦、最後に自分の名を呼んでくれた病気の母親、施設に入るために犬を捨てた老人の嘆き、ママさんアナウンサーの周辺など。
    ドラマになりそうな8つの話。

  • +++
    交通事故で幼い息子を失い、自分を責め続ける妻。ともに悲しみを乗り越えなければならないはずの夫との間には、次第に亀裂が入っていった。一周忌の法要が終わり、夫は躊躇いながらも、妻に意外な話を切り出すが…。(第一話「桜ひらひら」)。幼い息子を虐待して殺した母親を逮捕―残酷な事件のニュースが、人々の心に起こした波紋…。8組の家族の人生の転換期を、鮮やかな手法で描いた感動の連作集。
    +++
    「桜ひらひら」 「かたくなな結び目」 「仮面パパ」 「接ぎ木ふたたび」 「親子ごっこ」 「愛情ボタン」 「捨てる理由」 「晴れ、ところにより雨」
    +++

    <幼い息子を母親が虐待して殺した>というニュースを縦糸に、八つの家族が横糸となって物語が紡がれている。それぞれの家族には何の関係もなく、完全に独立した物語でありながら、遠目で見ると哀しく愛おしい色調が似通っている。そして最後にちいさな光が見えるのも気持ちが救われる。いまは他人事でも、いつ自分のことになるか判らないような、苦しいものが胸に押し寄せてくる一冊でもある。

  • アラフォー、仕事をしながら3人の子どもがいる私には共感できる部分あり、ちょっときれいごとすぎる…と思う部分あり。

    でもそれぞれの短編集の中に、ハッとすることばがあったり、希望が見えたりするので、少なからず心に響くものがあるかも。

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著者プロフィール

作詞家、小説家。放送作家を経て1983年より作詞家を始める。作家・脚本家としても活動。

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