USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 960
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106976

感想・レビュー・書評

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  • これまた面白い。
    アイデアは必要条件を絞って考えると言う視点がこれ以上になく的確

  • 8月6日~ 読書メモ

  • クリティカルシンキングの講師からからご紹介をいただきました「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」を読み終えましたので,感想をアップいたします。

    ご紹介いただいたのが,5月9日でしたので,二か月近くたってしまいました。なにをやるにもスロースタートなので(且つ終盤で追い上げるスピードもないw),俊敏さが今後の課題です。

    ただ,この本についていえば,CRTのDay6を終えてから読んだことにより,クリシンで学んだことを思い出しながら読み進められたので結果的によかったです。多分,受講する前に読んだとしても,本書の面白さに気付かずに,何も考えることなく読み終えててしまっていたことでしょう。

    先日の振り返りでも書きましたが,学んだことをどのように仕事に生かすか?が僕の最大の課題です。森岡さんはUSJを復活させるために,我々がクラスで検討したケースのごとく,現実の複雑な問題に対しても具体的な必要条件を明確に整理し,徹底的に考えている。この姿勢は少しずつ真似していきたい。

    ≪心に響いた言葉≫
    目的が正しいかどうか十分に時間を使って慎重に考えるが,それが正しいとしたら,できない理由をあれこて考えて目的自体を無理だと嘆くことに時間を使わないようにしている。必ずアイデアはあると言い聞かせる。

    アイデアは天才のひらめきではなく,発想法から生まれる。「奇跡ではない」

    森岡さんがUSJ入社面接で「人は何故テーマパークにいくのかわかるか?」と聞かせて,「私にはまだわかりません。しかしながら,私はその核心的質問の答えにどうやってたどりつくかを知っています」と答えて採用された。

    「3段ロケット構想」
    会社を飛躍的に成長させるために成功の確度が高いと思われる1つの戦略を構想するに当たり,熟考し,仮説をいくつかたてた。「飛躍的手段」は必ずリスクを伴う。しかし,会社を大きく成長させるためにはそれまでの構造改革的な制約からの大きなジャンプが必要になる。一気にジャンプが難しいのであれば,その間に階段を作り,確実に上っていくことを考える。

    1段目;弱点であるファミリー層強化

    2段目;遠方から集客できる「すごい何か」

    3段目:科学的経営管理法に基づいて効率的に運営するノウハウを複数の場所に展開して会社を大きく発展させる。


    ジャンル自体は人を感動させるという目的を達成するための形式(フォーマット)に過ぎない。1つのジャンルにこだわる必要はない。ジャンルではなく感動という点にこだわるべき。

    周囲に対しては「絶対に大丈夫!」とあえて断定口調でポジティブなメッセージを発する。その歩いている一歩一歩が正しいのだと思えないと自信をもったよい実行ができない。腹の底や弱気を周囲に悟られてはいけない。

    震災の自粛ムードを振り払うために必死で考えた。毎朝鏡に写る自分に「絶対になにかあるはずだ!それがお前には見つけられていないだけだ」と言い聞かせた。

    アイデアを考える際には必ず最初に目的を徹底的に吟味して定め,その次にアイデアが満たすべき「必要条件」を一番時間をかけて考える。そして必要条件を組み合わせて,より条件を絞って自分が必死に思いつくべきアイデアの輪郭をできるだけ明確に絞り込んでいく。

    価値を生み出すアイデアの切り口は経験上,ほとんどの場合は「消費者理解」の中に埋まっています。

    マーケティングをやる人間は何でも自分自身でやってみることを習慣にすべきである。マーケターは消費者目線を基本にしないとアイデアも戦略も判断も全てにおいて焦点がズレてしまう。最低限,消費者を理解しなければならない。

    ビジネスは戦略的に物事を考えて,自分の使うエネルギの焦点をまず見定めて,そこで成功確率を高めるための計算をあれこれするもの。しかし,計算で読み切れないことも実は多い。追いつめられて万策尽きたと思った時でもたとえ,計算上で勝算が立たなくとも本当に大切なことならば絶対にあきらめずに行動することで局面を動かせることがある。情熱が予想もできない局面を生むことがある。

    具体的な必要条件を明確に整理してから,よいアイデアを思いつくためにはどんなアイデアを思いつけばよいのかを徹底的に考える。

    目的が正しいかどうか十分に時間を使って慎重に考えるが,それが正しいとしたら,できない理由をあれこて考えて目的自体を無理だと嘆くことに時間を使わないようにしている。必ずアイデアはあると言い聞かせる。

    アイデアの神様の正体は「確率」。よいアイデアを思いつく確率を上げること。

    1)フレームワーク「何を考えなければならないのか?」
    どこに宝の山が埋まっているのかを予想をつける戦略眼。よいアイデアとはどんな条件を満たすアイデアか?それらの条件を組み合わせて,良いアイデアを探すにあたっての着眼点をどこに定めて考えるか。

    目的設定 → 戦略 → 戦術
    目的定義 → 持っている経営資源を何に集中すべきか?この選択が戦略であるが,戦略は生み出すべきアイデアの範囲を決める必要条件となっていること → アイデアとはこの戦略の延長線上で次に考えるべき戦術そのもの。

    戦略オプション同士を比べただけでは戦略を選べない場合にはこのFWはうまく機能しない。その場合には,具体的なアイデアまで考えて,実現可能性をかなりのレベルまで検証しなければ1つを選べない。現実的には資源の許す範囲で多くのオプションを検討することはよくある。その際には決める時期も重要である。

    数学的FWとはロジカルに頭を使うことで正解にたどり着く確率が高くなる。(MECEの考え方)


    2)リアプライ
    FWで考えるべきアイデアの必要条件が明確になったら,最初に世の中に目を向ける。この世界のどこかには過去から現在に至るまでに似たような問題に直面した人がいるのではいか?と疑ってかかる。そうやって外に情報を求める意識でレーダーを張っておくことが大切である。自分の考えるべき課題に対応するアイデアを外から見つけたとしても,そのままコピーできる場合は少なく,戦術的なエレメントは修正していかなければならない。

    3)ストック
    知識を蓄えること。気が付かないことは考えられない。
    チームとしてストックを蓄えることも重要。

    4)コミットメント
    どれだけ必死になれるか。
    考え付くまで考え抜くことが大事。
    Seek Betterに執着できるようにならないと,会社の将来は危なくなる。日本人はチャレンジせずにずっと豊かで安全に暮らしてこれたから,日本人は安全志向が過ぎて,新しいことにチャレンジしないのだ。
    最後のビジネスの結果はエクセキューションで決まる。

    守りに走って何もしないことは短期的には安全のように見えるが,長期においては問題を先送りするだけで,もっと大きなリスクを背負うことになる。会社が体力があるうちに長期成長につながる太くまっすぐな戦略の道を,今こそリスクを取って踏み出すべき。体力がなくなって大きなリスクを背負うか,じり貧になってゲームオーバーとなる。今バットを振らなければ,この先も決してバットを振ることはないだろう。逃げるのであれば自分がいる意味がない。

    中小企業や業界で2位以下の企業は生き残るために攻め続けて勝ち続けるしかない。

    今よりも良い結果(違う結果)を出すためには,違うことをやるか違うやり方をするしかない。常に変化し続けなければ生き残れないのに,変化を起こしてはダメなのです。変化の最大の敵は現状への満足である。

    大企業であれば,事業ポートフォリオを組めるが,中小企業ではそうではない。経営資源が少ない企業はまず一番大事な部分に資源を集中しなければならない。だから小さな会社は大企業よりも頭を使って考えなければならない。より戦略的でなければならない。生み出されるアイデアの質もスピードも大企業よりも優れていなければならない。資源で勝てないのであれば知恵で勝しかない。

  • よいアイディアを出すには
    情報量の多さが必要。

    答え現場にある。
    答えを出すためには机に座っているのではなく
    パーク内を歩く。

  • ユニバ大好きです!!
    森岡さんのこともテレビで見かける機会が増えたので買ってみました。
    マーケティングの知識ゼロで、職種も全く違いますがお客様を満足させるにはこのような泥臭い裏方の動きが必要だと再確認させられました。

    今まで何回もユニバに行ってますが2010年頃まで本当に過疎化してたのを覚えています。
    ハロウィンに始まり、バックドロップ、ハリー・ポッター、クールジャパン、フライングダイナソー
    どんどん新しいことを仕掛けるusj
    前はもう2.3年は行かなくていいかな、と思ってたのがどんどん期間が短くなって最低でも年1回は行かないといけない!という気持ちに変わった程です。

    森岡さんのハロウィンという非日常で叫びまくって日頃頑張っている日本女性のストレスを発散させてほしいという気持ちがすごくありがたかったです。
    実際ホラーナイトはこれまでにない大きな声で叫ばせてもらいました。笑
    ガイドブックの延長として読みましたが働いてる人にはタメになる本だと思います。

  • USJのいちファンとして企画の過程を垣間見れたのが面白かったです。ビジネスとしてエンターテイメントを成り立たせるときの考え方も参考になりました。

  • テーマパークは、日本女性のストレス発散装置(なるほど)

  • USJをV字回復させた事例と共に、アイディアを出す為のフレームワークが記された本。中でも戦略を決める際の必要条件の考え方が特に勉強になった。当時TVで見てたUSJの裏側が知れたのが読んでいて面白い。そして全体的に、盛岡さんの思いの部分に魅了された。

  •  ああなんかショックだなハリポタのアトラクションは日本生まれじゃなかったのか。

     くどくどとUSJの舞台裏をあかしどんなに一生懸命やっているとしても結局やってることはTDLと大して変わらない。

     これらすべてのヒット法則を持つのならば純粋な日本初のテーマパークを作ってもらいたい。技術力も、コンテンツも日本の物は見劣りしないはずあとは著者のような気概のある人が名乗りをあげそれに予算がつくことだろう。

     その無類な発想力で森岡さんお願いしますよ純日本テーマパーク作ってください。

  • クリエイティブ思考は才能ではなく、ちゃんとやり方があるのだと説いてくれる本。ロジカルです。

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著者プロフィール

戦略家・マーケター。高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイデアを生み出す ノウハウ、マーケティング理論等、一連の暗黙知であったマーケティングノウハウを形式知化し「森岡メソッド」を開発。経営危機にあったUSJに導入し、わずか数年で劇的に経営再建した。現在は、マーケティング精鋭集団「株式会社 刀」を率い、マーケティングによる日本の活性化に邁進中。

「2018年 『マーケティングとは「組織革命」である。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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