仮面ひきこもり あなたのまわりにもいる「第2のひきこもり」 (角川oneテーマ21)

著者 : 服部雄一
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年2月13日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041107003

作品紹介

職場では人気者、家ではひきこもり。人が信じられないのを笑顔の仮面で隠す人達。

仮面ひきこもり あなたのまわりにもいる「第2のひきこもり」 (角川oneテーマ21)の感想・レビュー・書評

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  • ブログで自分の心情を綴っただけでも叩かれるご時勢。
    家族に対しても心の底からさらけ出せなくなるのも無理はない。

  • チェック項目10箇所。ひきこもりを克服して、自由な人生を生きられるようになってほしい、「日本人が本当の自分を取り戻す」、これが私の切なる願いです。社会的ひきこもりは6ヶ月以上部屋に閉じこもる人たちや状態を指す言葉で、友人や家族も含めて、人との接触を完全に避けるのが特徴、若い男性に多く、10年以上ひきこもることも珍しくない。仮面ひきこもりは、社会参加するひきこもりである、彼らは普通の社会生活をしており、部屋には閉じこもらない、しかし、社会的ひきこもりと同じく、誰とも親しくなれない特徴がある。仮面ひきこもりの母親は自分が産んだ子どもだけは別だと思っている、母親は、夫をあてにしないが、自分の子どもにだけは頼る、それは子どもを思い通りに動かしたり、夫や母親の代わりにして甘えたりする共依存の関係である。仮面ひきこもりは対人コミュニケーション能力があるように見える、しかし、本当のコミュニケーションを持っていない、彼らは誰にも本音を言えない。仮面ひきこもりは、社会的ひきこもりと違い、家の外と内という二つの違う顔をもっている、外では愛想がいいが家に帰るとぶすっとしている、あるいはホッとして疲れを感じたり、ぼーっとしたり、無気力になる人が多い。社会的ひきこもりの家庭は共通点が多い、専業主婦の母、育児に参加しない仕事中毒の父親、家族同士が本音を言わない、親は夫婦仲が悪いが離婚しない、仮面ひきこもりの家庭との違いは、家が中流以上で子どもを経済的にサポートする余裕があること、父親は経済力があり社会的地位がしっかりしているケースが多い。社会的ひきこもりについては、内閣府は2010年に社会的ひきこもりが70万人、予備軍(ひきこもりの可能性がある人たち)が155万人と発表した。社会的ひきこもりと仮面ひきこもりは、どちらもアタッチメント・トラウマ(母との絆の欠落)があり、四つの共通した基本症状がある、人間不信・対人恐怖・感情マヒ・二重人格システム(表の自分と中の自分という二つの自分がある。社会的ひきこもりは表の自分が崩れている)。

  • ひきこもりといえば、家に籠ったままでてこないというイメージがあるが、一見すると社会で働いて家族を持っていて人間関係に問題がなさそうにみえるが、情緒的には他者とつながりがもてないという、「仮面」のひきこもりがあるとは驚いた。そして、本書の例を読むと、そういう例がある!ある!ある!と手を叩いてしまった。

    仮面ひきこもりの4つの特徴
    ・人間不信
    ・対人恐怖
    ・感情マヒ
    ・二重人格システム

    本書の指摘で重要な点は、社会的な生活を営めている人でも対人関係に相当問題があるという人が多いということ。そして、その背景には、愛情がなくとも家を維持するために結婚生活を維持するなど日本独自の社会構造などもありそうだという指摘だ。
    引きこもりは見た目に異常だと判断がつくが、仮面ひきこもりは見た目では判断できない(むしろ、友好的で気さくな人と判断される)ゆえに、問題が可視化できない分だけ深刻かもしれない。

  • どんな人の前でも自分を作ってしまう。どれが自分かわからない。ただ深いところにドロドロととぐろを巻いて潜んでいる自分がいる。生きるとは本当の自分を隠すこと、相手に合わせることだった。
    死ねないから生きている。何も考えずに横になる。

  • そうかと思える部分もあったが、読み進めるに従ってグチャグチャになった感じがある。
    あまりにも「専業主婦」を強調し過ぎ。家庭の機能不全は原因の一つとしてあるとは思うけど、全てではないと感じている。
    決めつけ過ぎ、カウンセリングすれば治るとなると、そんな簡単なものではないと言いたくなります。

  • あんまり他人に薦められるような、納得のいく内容ではなかったかな…。

  • 完全に家にこもりっぱなしで、家族以外の人間と全く接触することのない「社会的ひきこもり」とは異なり、外に出て、仕事や生活をして普通に人と接触できているが、本心では深い人間不信と悩みを抱えて、いつ「社会的ひきこもり」になってもおかしくない状態の人(定義1)が「仮面ひきこもり」と呼ばれる人達だそうだ。

    自分も同様に仕事をして人と接してはいるが、常に早く引退したい、引きこもって人と接しずに生活をしたいと考えているので、「仮面ひきこもり」なのかなーと思って本書を買ったのだが、しかしどうもよく読んでみると自分は違うようだ。

    「仮面ひきこもり」の人は、いろいろ類型はあるが、せんじ詰めると親からまともな愛情を注いで育てられなかったことによる人間不信を抱えている人(定義2)のようだ。親との関係が人と人との関係ではなかった人達ともいえるだろう。

    ※定義1と定義2は私が勝手につけたラベルであり、本書中にはそのようなラベルは使用されていない。

    序~2章は定義1の人の話と読めたので、まだ興味をもって読んでいられたが、3章以降は定義2の人の話となり、正直、テレビのドキュメンタリー番組でも見ているような、他人事のような気持ちでしか読めなかった。

    定義1の人というだけなら、職場の50%以上という話や、1章の仮面ひきこもり診断も同意できなくはないが、定義2の人の話だったら全く現実感を感じない。

    定義2の人は確かに社会的ひきこもりと同様に治療してあげるべき存在なのかもしれないが、定義1の人は、治療の対象ではないし、直す(治す)べきはその人じゃなく、社会の方でしょ(治るとは思えないが)。

    新書なので、さくっと読んで何か新しいことを知ることができるかなと思ったが、知識的にも考え方的にも、ほとんど何も得るものなかった。

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