- 本 ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041107119
作品紹介・あらすじ
当代きっての人気作家が、志望動機や実際に応募した文学賞、デビューのきっかけなど、作家になるための方法を赤裸々に語るノンフィクション。作家志望者必読の、様々なデビュー方法が具体的に学べる決定版!
感想・レビュー・書評
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ほぼ全員の作家さんの本を読んでいたので、どの方も興味深かったです。みなさん本をたくさん読む事をすすめておられました。(作家だから当然ともいえるが)私自身は小さい頃から「本ばっかり読んでないで…」と言われていたので、やや慰められました。解説が北上次郎さんなのも◯。2段組の本最近めっきりみないですね。作家の履歴書2もでるといいな。
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21人の作家の「志望動機」「転機」「自分を作家にした経験」がコンパクトにまとまっている。最後の1Pは履歴書的に10の設問があり、“交友関係”は、この作家とこの作家はこんなふうにつながっているのかとわかったり(結構北方謙三氏の名前が挙がっていたような)、“本人希望欄(編集者への要望)”には、編集者に対しては勿論、出版界への熱い想いに溢れている人が多く、ひとつひとつのコメントが響きました。結構辛辣な意見も多かったけど、それだけ作家は真剣勝負ってことだ。
小池真理子・藤田宜永夫妻は、作家で夫婦って色々気苦労が絶えないだろうなということが窺えたけど、互いに支え合いながら、ほどよい距離を保ちながらの歩みが、素敵だなと思えた。「一つ屋根の下に作家が二人いる。これは地獄ですよ(笑)」の一文に小池さんの本音が(笑)
21人の中で印象的だったのは、皆川博子さん。昭和5年生まれだったとは知らなかった!息の長い作家はコンスタントに作品を発表し、コンスタントに文学賞を受賞し、常に成長し続けているのだなと。頭が下がります。本書きっかけで「いずれ作品を読んでみたい」と思った作家のひとりです。
そして森村誠一さん。志望動機で語られていた、熊谷空襲の被災経験が凄絶で…心に深く刻まれた。
サブタイトルの「プロになるための方法」はちょっと違うかなと思ったけど、様々な思いを抱えて作家を志し、挫折を繰り返し、今があるんだということがよくわかり、読んでよかった。未読の作家に対しても興味が湧いたし。自分も真摯な読者でありたいなと思った。 -
2014年に角川書店から出版された本。作家の方の写真、自筆の氏名、生年月日、出身地、仕事場の有無等があり、その方の人となりが感じられます。最後に「本人希望欄(編集者への要望)」という欄があり、個人的にはここがとても興味深かったです。
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(全部は読んでいないので星評価は無し。)
最近ハマっている作家さん(道尾秀介さん、辻村深月さん、荻原浩さんなど)だけかいつまんで読みました。お話が好きなので、作家さんの人となりを知ってどう、と言うこともないのですが、知れて良かった。敬愛する大切な作家さんたちが、ちょっとだけ自分と身近に感じられました。 -
恥ずかしいことに、私の場合、その作品を一冊も読んだことの無い作家さんが半分以上を占めている。
本書はとても面白かった。
皆さんとても正直にお話しされていて、当たり前のことなのかもしれないけれど、「ああ、作家さんも普通の人なんだなあ」と親しみがわく。
また読みたい作品が増えてしまって困るパターン。 -
作家の人が、今の地位を築くまでの努力や決意、運や縁が織り込まれ大変面白かった。
読んだことない作家の人がほとんどだったけど、そのは人の「人となり」に触れられたのが良かった。
皆んな一筋縄では行ってないんだな、と勇気付けられることもしばしば。それぞれ自分の信念を持たれてる所がかっこよかったです。 -
作家さんの意外な一面を知ることができて、なかなかおもしろかった。他の作家さんも知りたいので、続編が出ることに期待!
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興味のなかった作家さんの作品でも読んでみたくなった。
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21人の作家か「志望動機」「転機」「自分を作家にした経験」などを語る。
短くまとまっているし作風とイメージが違う人もいて面白い。
まだまだ読んでない作家が多いなー。
【図書館・初読・4/4読了】
著者プロフィール
阿川佐和子の作品





