冬空トランス (樋口真由“消失”シリーズ)

著者 :
制作 : 青山 裕企 
  • KADOKAWA/角川書店
3.15
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本棚登録 : 177
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041107225

感想・レビュー・書評

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  • <Fuyuzora/Trance>
     
    写真/青山裕企『SCHOOLGIRL COMPLEX』イースト・プレス刊より
    装丁/鈴木久美

  • 「モザイクとフェリスウィール」まゆゆが映像を公開しているbloodymayと確信し、写真部にいれようとする渉。自分の映像をどのように撮ったか解明したら入るとのこと。

    「冬空トランス」性同一性障害の話。中身は男の美月は戸籍を変えたい。家族とも揉め、悩み中。そんな中、意識を失った美月が発見される。共犯多いし。美月の悩みは、いろんな人に影響していたわけなの。

    「夏風邪とキス以上のこと」消失グラデーションあたりの話。まゆゆは転校してたのね。

    とりあえずシリーズ読んだけど、まゆゆの魅力がいまいちわからない。

  • まゆゆは好き
    あきほも嫌じゃないんだけど

    渉が受けつけないんだよなぁ
    父は好きなんだけど…

    うーん…
    やっぱり渉は無理、だな

  • シリーズ続編。おもしろかったけど、なんかネタ切れ感が・・・。マユの事が、あまり触れられてないのがウ〜ン。

  • 消失シリーズ3作目。前のを読んだはずなんだけどあんまり覚えていなかったので、最初からまた読もうかと思いました。

  • 樋口シリーズ三作目。初短編集。
    どうも、スピンオフ的な位置付けにも思えるが、前二作を事細かには覚えていないので、不確定。
    トリックは複雑なイメージがあったが、今回は短編とあってか比較的シンプルでよい。
    が、ミステリとして読み応えがあるかといわれると微妙。
    一番よかったのは「夏風邪とキス以上のこと」。冒険小説として。
    3-

  • シリーズ3作目。
    シリーズ一気読みして良かった。1作目、2作目を忘れてると??となったかも。
    トリックありきの推理小説ってものにあまり興味がないので、その点で私には合わないようです。
    かといってキャラ萌えになるほどキャラクターに魅力を感じず。

    遊佐くんの語りがあまり好きでないため、地の文を読むのが辛い。
    1作目は語りが真由ちゃんを恋愛対象にしてなかったから良かったのかも。
    意外にモテてる遊佐くんが、真由ちゃんかわいいを連呼するのが、なのにその魅力がイマイチ伝わらないのが、主人公賛美に感じて、個人的にイライラするのかも。

    1作目が好きだったので、シリーズが出るならまた読むけど、期待しないでおこう。

  •  遊佐部長がさらに進化していて困るけど、それでいいのか?
     あと、登場人物にリアリティが有るはずが、金田一少年化していて(身近で事件が起こり続けるのに、それに対するストレスを感じない)ところ がフィクションぽくて悩ましい。さて。

  • 樋口真由“消失”シリーズ短編集。遊佐渉と真由との出逢い、真由が転校するキッカケとなった事件、『消失グラデ-ション』の後日談の3本構成で時系列も飛んでいるため、既刊を読んでいることが前提の作品といえそうです。長沢ミステリの後味の悪さは苦いというより痛々しく、剥き出しの刺に素手で触れるかのようなささくれ立った荒々しさが全篇に滲みます。中編「冬空トランス」は特にそれが顕著に出ており、原因となった人物のクズっぷりを無視して殺意と恨み、怒りの矛先が別の方向へと増幅され、関係者の誰もがその歪さを歪と思っていない壊れ具合は狂気と呼ぶにも軽すぎる。精神的にあまりにキツくて胃に穴が開くかと思いました。

  • 高校生に事件起きすぎだけどハードボイルドタッチで好き

著者プロフィール

新潟県生まれ。二〇一一年、『消失グラデーション』で第三十一回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。同作は各種ミステリランキングにランクインするなど、高い評価を受ける。一三年、『夏服パースペクティヴ』で第十三回本格ミステリ大賞候補。テレビ番組制作に携わる傍ら小説を執筆している。その他に『ダークナンバー』『クラックアウト』など著書多数。

「2023年 『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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