醒めながら見る夢

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 77
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041107287

感想・レビュー・書評

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  • テーマは「生と死」だろうか。それも、狂気染みた、ね。
    登場人物全員が狂気に溢れかえっている。
    分からなくもない、と思う部分もあったが、やはりそれも行きすぎたものだった。
    「死者には心がないので、無表情に見える。死後の世界はこの現世世界と重なっている。死者と人間は同じ場所に存在する。」
    優児の話で僧が言った言葉。この言葉が何よりのこの本をあらわす言葉なのではないかと、読了してから感じた。
    この、優児の話が始まった時に物語はどんどん進んでいく。今までのも確かに、狂ってた。でも、優児が狂い過ぎてて、なんだか可哀想になってきて。この話が、起承転結で言う転に当たるのではないだろうか。

    やっぱり辻さんの書く言葉は胸を打つし、その言葉の裏には愛がある。今回の話は、その愛が少しひん曲がっていたけれどとても考えさせられた話だった。

  • 短編が連なったような形式で、時系列がばらばらのようで繋がっているというのは進み方として面白かった。

    わざとなのだろうけど、ある登場人物の口調が変わっていて、雰囲気にまとまりの無さを感じた。
    長さのわりに登場人物が多めで、ああなるほどこういう人ね、とやっと理解できたところで急にいなくなるから、肩すかしをくらったような感覚があった。

    『冷静と情熱のあいだ』が好きだっただけにすこし残念な印象を受けた。

  • 一見バラバラな登場人物かと思いきや、どこかで繋がっている。最後は、ああそういう事だったのかと。
    そんなに面白くはなかったです。

  • 2016.12.25読了。

    テーマがよくわからなかった。
    各章、一人の人物が主に話が進み、その主人公たちはみんなつながっている。姉妹、親子、恋人同士など。そして最後に一つの話としてこの話は終わる。こういう流れは好きなのだが、設定が好きになれなかった。一つの話としても面白くなかった。
    余談だが、京都弁はネイティブに見てもらったかもしれないが、なんか不自然な気がした。作者ご本人がネイティブではないと無理ではないかと思うが。ニュアンスは伝えたい本人、つまり作者にしかわからないから。しかしこれはそれほど重要なことではなくて、話が面白ければそれでいいのだけど。

  • う~ん。

  • ギブアップ

  • もうちょっと違う展開を期待したのですが・・・

  • なんだったのか、この話は…。
    単純に面白くないなと感じた。文章も、難しく感じるような言葉をわざと並べているようなのが気になった。
    私とはあまり合わない作家のようです。。。初めてではなかったんだけど。

  • あまり意味がわからなかった。おもしろくなかった。

  • この作品は登場人物全員が狂ってる。しかし、その狂ってる感じが作品を盛り上げている気もする。姉を崇拝する妹はシスコンというより何か別の次元の感情でらないだろうか。表紙の美しさとかが吹き飛ぶくらい中身はぐちゃぐちゃドロドロ。結末がすごく良かった。辻仁成の作品で1番好きかも。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。89年「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞し、作家デビュー。97年「海峡の光」で第116回芥川賞を受賞。作家、ミュージシャン、映画監督、演出家など、幅広く活動。現在パリにて意欲的に執筆活動を続けている。シングル・ファーザーの子育ても話題。近著に『愛情漂流』(竹書房)、『ママの小さなたからもの』(早川書房)、『人生の十か条』(中央公論新社)、『真夜中の子供』(河出書房新社)、『立ち直る力』(光文社)などがある。

「2019年 『84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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