Burn.‐バーン‐ (単行本)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 684
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041107294

作品紹介・あらすじ

心を失くした天才子役、魔法使いのようなホームレス、愛に満ちた気さくなドラッグクイーン。渋谷・宮下公園で巡り逢った3人は、やがて家族のように互いを慈しみ大切な存在になっていく。家族と愛を問う、感動物語!

感想・レビュー・書評

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  • まだ傘を持たない蟻たちはを残しているので一番というには早い気もしますが、一番好きです。母の経験がまだ浅いからか、母の気持ちにも子の気持ちにも感情移入したように感じます。

    加藤さんの作品に出てくる登場人物が毎回とても素敵だなと思います。特に女性の人物描写が丁寧で、どうして男性作家なのにこんなに女性が魅力的に感じる女性を描けるのだろうと思うのですが、男性作家だからこそ出来ることなのかもしれないな、とも思いました。

    車で3人が話すシーンは泣きました。きっと今後何度も読み返すであろう私にとって大事な大事なワンシーンです。

  • まずは装画がステキ!表紙に一目惚れして読み始めました。
    前作の閃光よりはこちらのほうがタイプでした。前作はサブカルに疎い者としては、なんとなくページが重かった…
    今回は灯・光・炎をテーマにして、時間軸の中にある伏線が最後はすっきりした感じ。読み終わった後、伏線回収が楽しかった。
    最初と最後のセリフを「ただいま」で揃えてくるあたり、おしゃれだせ、加藤シゲアキ。

  • 圧倒される物語世界だった。
    とにかくページをめくる手が止まらず、それは、「面白さ」「これからどうなるのか、という興味」と同時に「なぜそうなのか?を知りたいという欲求」のせいだったと思う。
    天才子役である、ということの意味について言及している部分はとても興味深かった。役を演じるということの本質をついているようにも思う。
    徳さんとの出会い、ローズとの関わりもまた大変興味深く、だんだん心を取り戻していく様子はドキドキしながら見守っていた。
    読み終わって、なんだかわからないけど熱い気持ちになったけれども、しばらくすると、いや待てよ、という思いが沸き上がってくる。
    それは、「もうちょっと書き込んでほしかったな」という読者としての要望なのだが、レイジと母親との関係や、演出家として再出発した過程(しかもそれで演劇大賞までとっている)ももう少し知りたかったと思う。
    加藤さんなら書けるんじゃないかなあと思うのだ。
    前作2作に比べて格段に読みやすさと深みが増してきたので、今後がとても楽しみである。
    芸能界という大きな武器を、この先どう使っていくのか、あるいは使わないのか。しばらく目が離せない作家だと思う。

  • 著者の作品は読み易くて独特の空気もあってすき。登場人物を覚えておくことがはじめは難しかったけれど、物語にはすぐに引き込まれた。儚くてキラキラした雰囲気と、ホームレスのおじさんやオカマのママとの純朴な関係性がすき。坂木司さん作品やインディゴの夜シリーズを連想したりした。関西弁の登場人物の言葉が品のなさを強調していて苦手だった。行けないと言う小学生に対しての学校に行きなさい発言もそこだけ抜き出してモヤッとしてしまったりした。前作のミズミンのことがちらりと登場したことには嬉しくなった。

  • 加藤シゲアキの書き下ろしです。今回は天才子役の男の子を軸にもがき苦しみながら成長していく過程でホームレスやドラッグクイーンなど、ちょっと個性の強い人たちの影響を受け、心の扉を開放していく物語です。3作目ということもあり、構成も複雑に、伏線も多く最後の回収は綺麗で、最終章でもう一本作品作れそうって感じでした(^^)なんか爽やかって感じ(笑)

  • 加藤シゲアキの中で一番好きな作品。個性的な登場人物をめぐって起こる物語展開の中から、人間として真に大切な物を教えてもらったような気がした。心が温かくなる作品だった。

  • 【昔読んだ本】
    親友が貸してくれた。
    ピングレ同じく、読みやすく面白い。
    もっと掘り下げて長くしてくれても良かったかも。
    でも、事故は不可抗力といえお前のせいだろ。何気にすんなよ的な態度で悠長に台本書いてんだ!と思った。笑

  • 元子役で劇作家のレイジの子ども時代と現在が交互に絡み合って進む。
    文章は読みやすく、普通によくまとまっているけれど、ちょっと淡々としすぎてるかも。
    たまたま図書館の芸能人の本コーナーで手に取ったが、結構沢山出してることに驚いた。
    本人の芸能人としての経験が活かされていると思う。

  • ピンクとグレーほどのインパクトはなかったけど、とても読みやすいというか、スルスル入って来る感じ。
    登場人物が生きてるなぁと思う。

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著者プロフィール

1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。同作は16年に映画化され、大ヒットした。以降『閃光スクランブル』『Burn.-バーン-』(以上、渋谷サーガ3部作)と年1作のペースで執筆を続ける。最新刊は『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』。NEWSのメンバーとして芸能界でも活躍の場を広げ、近年はドラマやバラエティ、情報番組などに出演し、アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

「2018年 『傘をもたない蟻たちは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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