- 本 ・本 (568ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041107461
作品紹介・あらすじ
盛岡市にある喫茶店・ドールズ。経営者の真司の一人娘・怜の身体の中には江戸の天才人形師・目吉(めきち)が棲んでいる。目吉の魂はなぜ時空を超えて現代へと甦ったのか――? シリーズ最大の謎に迫る!
感想・レビュー・書評
-
確かに1巻とはまるで別物。一体何がしたかったのだろうか??
ラストもそんな終わり方ってある?という感じでとにかく色々中途半端だった。残念。
【以下ネタバレ】
私はドールズは恒一郎の話だと思っていたのでセンセーがラストなのは物足りなかった。せめて恒一郎のラストを描いて欲しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドールズシリーズ、完結編。
前作から薄々予想していたことではあったが、、、最後はやっぱり「柩」シリーズのような伝奇SF的な展開に。そういう展開が嫌いなわけではないのだが、高橋作品でよく見られる傾向だけに、またか、、、という既視感はやっぱり覚えてしまう。それでも、最後まで面白く、スピーディーに読めた。キャラは相変わらず魅力的だし、まさかの蘭陽まで出てきちゃうし。どうせなら、歌麿の時代に戻ってくれたら良かったのに、と思うのは欲張りかな?それはそれで、目吉が重なる不都合が出てきてしまうのかもしれないが。
待ちに待った完結編であるだけに、ちょっと強引な終わり方で拍子抜けしてしまった感はやはり残る。それでも、シリーズ全体を通してみれば、ホラーあり、推理あり、SFありで、色々詰まったお得感のあるシリーズだと思います。高橋作品をこれから読む、という方にはうってつけのシリーズかもしれません。 -
このシリーズは初期のほうが面白かった。それにしても、この作者の作品は、いつも登場人物の一人がある提案をすると、皆でそれに対して反論やリスクなどしつこいくらいに討論する場面が多い。フィクションなんだからそこまで慎重じゃなくてもと思う。別の作品とのキャラもかぶる。今回同じようなタイムスリップ物のせいか,「霊の棺」を読んでいるような気分になった。
あと、気になるのが「ゲラゲラと笑った」「クスクスと笑った」「爆笑した」「小躍りした」などの表現が多くて、なんだか雑な感じが否めない。文章表現が下手なのかな。本作品も自分の好きな方向に持っていった感じで、後半は緊迫感もなく、広げた風呂敷を大急ぎで丸めたみたいな物足りなさが残る。もう読まないかも -
最終章。
なんだけど、前作をさっぱり覚えていなくて困った。
江戸まで行くとは思わなかったんだが、もう少しギャップとかあると楽しいのに。笑。
ラストが結構あっさりだったかな。
著者プロフィール
高橋克彦の作品





